風夏 116話 ツアースタート!

公開日: 

ツアー1発目はルバードとの対バン!

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「僕たちより盛り上がっていますね、ルバードのライブ」

那智
「ふん、なんでツアーの一発目があいつらとの対バンなんだよ」

青葉
「何言ってるんですか!
一発目だからこそ、あんなに売れてるバンドと対バンできて良かったじゃないですか!!
むしろ気を遣って下さった最上さんに足向けて寝ないでください。」

三笠
「確かに良かったですよね!
たまたまルバードもツアー中で・・・
本来なら僕らと対バンするメリットなんと何一つありませんから」

青葉
「そうですよ!
お陰様でCDも結構売れたじゃないですか!
それよりあなた達こそ何ですか、さっきのライブは!!」

風夏116

碧井がルバードのライブに見入っている(モニター)。


「どうしたの碧井。
すごい見入ってるね、ルバードのライブに」

碧井
「え?うん。
赤城さんてさ、ギターボーカルなのにちゃんと何種類もギターの音色使い分けてて凄いよね。
私だったらきっとこんがらがって歌に集中できないよ。」

優、少しジェラシー?
「そうなの?僕はギターの事はよくわかんないから」

碧井
「てゆーか優くんはどうやってんの?
普通はベースボーカルの方が難しいって聞くけど」


「え、僕はそんなに音変えないし、難しいって思った事もないけど・・・」

碧井
「えーなにそれーただの天才が言うやつじゃん」


「は?そんなこと・・・だったら沙羅先輩に聞いてみれば!
何かコツがあるかもしれないし」

碧井
「え?でも沙羅さんとギターの話すると必ずケンカになるのよねー」

三笠
「僕は気にしないでいいと思いますよ?
ウチはツインギターなんですから無理して碧井さんが色々やらなくても」

那智
「そーそー、それよりお前は歌に集中しろ」

碧井
「ん~~けどどうせならできた方がいいし、もっと曲もかっこよくなる気がするんだけどなー」

そこにルバードがライブを終えて引き上げて来た。
「お疲れ様でしたー!!」
「お疲れーっス!!」

風夏116

赤城
「あれーまだいたのかよ・・・
潰れかけ事務所バンド御一行様は・・・
なんで俺らがインディーズバンドと対バンしなきゃなんねーんだよ
!最上さんも人が良いよなぁいくら知り合いの事務所だからって」

碧井は赤城をじーっと見つめている。

赤城、ちょっと照れる
「・・な、なんだよ・・」

赤城
「どーせCDなんか売れねーんだからよ。
水着写真集でも売った方が儲かるんじゃね?」

青葉
「あら・・案外ソレはいいアイデアかもしれませんね。」


「ダメだよ!!」

碧井は何か考えている様子。

ホテルに引き上げてすぐにシャワーを浴びる沙羅。

沙羅
「お先にすみません」

碧井
「もとゆっくりはいってていいのに・・・」

沙羅
「でも良かったですね・・・こんなセミダブルプランのあるホテルで」

風夏116

碧井
「でも大丈夫かな優くんたちや青葉ちゃん・・・
いくら節約のためとはいえ、ホテルの駐車場で車中泊なんて・・・」

沙羅が碧井に聞こえないくらいの小さい声で
「まぁ私は優さんの変わりに車でもいいんですが。
けどそれじゃ碧井さんと優さんが同じ部屋に一晩泊まることになっちゃうし。
それはちょっと。」

碧井
「え?何?」

沙羅
「いえ、別に・・・ 」

・・・・

碧井
「私ちょっと様子見てくるね。
やっぱ心配だし」

碧井は部屋を出て行った・・

碧井
「こんなに寒いんだもん。
風邪ひいたらツアーどころじゃないもんね。
カイロ買って行ってあげよ。」

「あれっ。」

風夏116

車の中で寝袋で寝ている優たち。

風夏116

三笠
「どうかしたの?優くん。
ライブで疲れちゃった?」

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「え?うん、それもあるけど・・・
碧井の悩みってどうにかならないのかなぁ・・・やっぱ慣れなのかな」

三笠
「そうだなァ・・・
実は一緒にやるようになって気が付いたんだけど。
碧井さんエフェクターは一つしか使わないであとは全部ギターについてるボリュームで音色変えてるじゃない?
アレじゃ大変だと思うなぁ」


「え?そうなの?」

三笠
「うん、それはそれで大事だけど・・・
場所によってはもっと他のエフェクターを使えばいいんじゃないかなぁ」


「僕、ちょっとそれを伝えてくるよ!」

那智
「はァ!?
そんなこと明日でいいだろ。」

三笠
「今日はもう寝なよ。」


「でもアイツまだ悩んでるかもしれませんから!
ちょっと行ってきますね!!」

優、走りながら
「少しでもいいツアーにしたいもんな!
できることは何でもした方が・・・」

ロビーに行くと・・・

風夏116

優、物陰に隠れて
(な・・何してんだろ2人で・・・)

碧井
「知らなかったー
エフェクターがそんなに種類あるなんて!
だからあんなに音が変えられるんだね!!
変だと思ってたの。
ギタリストってみんな足元にごちゃごちゃ置いてるから」

赤城
「マジかよ・・・良くそれで今までやって来れたな」

碧井
「だってそんなことだれも教えてくれないし。
今更恥ずかしくて聞けないじゃない。
とりあえずかっこつけて何台か同じエフェクター並べてたけど・・・予備として」

赤城
「ブハッ
予備って!!
そんな奴いるのかかよ!!
面白すぎだろお前!!」

碧井
「笑うことないでしょ!!」

赤城
「いや、悪ィ悪ィ。
じゃあ、それ以外は全部ギターのボリュームで音変えてたってこと?
逆にできねぇわそんなこと!すげえよお前」

風夏116

赤城
「なんなら今見せてやろうか?
俺の部屋に色々エフェクターがあるし」

碧井
「ほんと!いいの?」


(ちょ・・部屋って!!)

二人でエレベーターに乗りこんでしまった・・・

優、ボーゼン・・・
(なんだよソレ・・・!!)

車内。

青葉
「あ・・・
そういえば皆さん!
明日も売れっ子バンドと対バンなので失礼のないように。
特に那智さん!」

那智
「ハイハイ、わかってますよ。」

入浴中の小雪
「明日はBlueWellsと対バンかァ
楽しみー。」

風夏116

–116話ここまで

次回 風夏 117話へつづく

○感想

優くんモテすぎ・・・

なんだけど、今夜は眠れないでしょうね。

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