山田くんと7人の魔女 215話 食事に行かないか

公開日: 

放課後のポエム部。
外は雷が鳴り、雨も降りだした。

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荒天が示すのは、凶兆ー?
今日は気取り屋・潮君が、欲望を解き放つまでのお話。

潮が狂気の表情で詩を書きなぐっては捨てている。

山田君と7人の魔女215

ノア
「えー!?廃部ー!!?」


「あぁ・・!」

「待ってくださいよ。
突然どうしちゃったんですか!?」

「詩が書けないんだ・・・
どうやらスランプをいうやつらしい・・・!!」

山田君と7人の魔女215

ノア
「わかりました。
ならば副部長のこのノアがッ
先輩をスランプから脱出させます!!」

「滝川・・・」

「言っておきますケド、原因ならすでにわかってるんですよ。」

「ほ・・本当か!?」

「カンタンなことです・・」

山田君と7人の魔女215

「ハハ・・・そんなはずは・・」

「本当は自分でもわかってるんじゃないですか?」

「な・・・っ
ならば言ってみろ。
この俺の詩の何が悪いのか・・・!!」

「そうですねー・・・

山田君と7人の魔女215

「そこまで言うからには、結論が見ているんだな・・・?」

「はい!
先輩は創作の基本がなってないんですよ。」

「基本?」

「そう。創作とはッ
己を曝け出すことッ!!」

「さ・・・曝け出すだと?」

「まだわからないようですね・・・
先輩・・・
最近小田切さんとはどうなんですか・・・?」

「あ・・・?
ど・・どうと言われてもな。
俺はあいつの記憶から消えている。
どうしようもあるまい。」

「まさか何も・・・?」

「あいつが幸せなら、俺はそれで構わない・・・!!」

「あーそれですわ。」

「ん!?」

「そうやって斜に構えてるからいい詩がかけないんですよ。
本当は未練タラタラなくせに・・・」

「そ・・そんなことはー・・・」

「いい加減にしてください!!」

潮、ビクッ

山田君と7人の魔女215

ノア
「ではさっそく行動に移しましょう!!」

「え・・あ・・オイ!?」

小田切はロッカールーム。

帰り支度をしているところをノアと潮が陰からうかがっている。

ノア
「小田切先輩、丁度帰るところのようですね。
アプローチのチャンスですよ!」

「本気で言っているのか!?
言った筈だ。
小田切には俺の記憶がないんだ。
そんなことをして、もし小田切を傷つけてしまったら・・」

「ですからそれです!!
少しは山田先輩を見習ったらどうです?」

「あ?
何であいつが出てくんだよ?」

山田君と7人の魔女215


「やってやろうじゃねえか・・!!」

「その調子です!!」


(たしかに滝川のいうようにオレはずっと逃げていた。
小田切の反応が怖かったからだ。
だがそれも今日まで・・・
山田にできてオレにできないはずがない・・!!」

「小田切!!」

小田切
「え・・・・
たしかポエム部の五十嵐くんだったかしら・・・
私に何か用?」

「あぁ、その・・・」

「?」

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(前に山田が言っていた・・・
記憶は消えても感情は消えないと。
これに懸けてみるしかない。)
「いや・・」

山田君と7人の魔女215

小田切
「もしかして・・・・
部費の請求ね・・・!?」

「は!?」

「申し訳ないけどお断りよ。
もう予算ないのよね。
最近みんなそればかりで嫌になっちゃうわ!」

「そうじゃない。
俺と・・・
食事に行かないか・・・!?」

小田切、考えている。


(そうだ小田切!
俺を感じてくれ!!)

小田切、ぞわっとして
「・・・いや、何でよ?
冷やかしはやめてよね。
最低だわ。」

潮、ガーン!!

ノア
「もー、何ですか。
今のカッコつけた上から目線!
そんなんで相手の心に届くと思ってるんですか?」

山田君と7人の魔女215

潮、小田切を追いかける
「待ってくれ小田切!!」
(おれはまだッ
本気を出していない!!)
「どうしても食事に行きたいんだ・・・!!」

「え・・・
だからごめんなさい。
さすがにはじめて話す人と2人で食事は・・・」

「待ってくれ!!
そう言わずに頼む!!」

山田君と7人の魔女215

小田切、恐怖!

ノア
(土下座ァ!?)

小田切
「い・・いやぁぁぁぁ!!
やめてぇーッ」

そこに山田が通りかかる。
「おー、小田切・・?
どうかしたか?」

小田切
「山田!
ちょっと助けなさいよ!!」

山田
「あれ?
潮じゃねーか。
何してんだオマエ・・・」

潮「・・・・」

小田切
「い・・・行きましょ!」

山田「おぉ・・・」

ノアはずっと陰から見ていた。

部室に戻って・・


「最悪だ。
なぜ俺はあんなことを・・・
詩が浮かばなくて追い詰められていたようだ。
詩が書けなくなったくらいで廃部にしようとしていたなんて。
そもそもポエム部とは名ばかりで、7人目の魔女として存在しているんだぞ!?」

ノア
「それもそうなんですけどねー。」


「おまえまさかわかってて・・・

山田君と7人の魔女215


「・・・それもそうだな。
今ならいい詩が書けそうな気がするぜ。」

「本当ですか!?」

その時、ドアをノックして
「ちょっといかい?」

と入って来たのは

山田君と7人の魔女215

–215話ここまで

次回 山田くんと7人の魔女 216話へつづく

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