コウノドリ 159話 方向性の違い

公開日: 

シリーズ ”VBAC”第2話!

四宮
「サクラ・・・
お前はその尊重って奴で、妊婦にでかいリスクを背負わせているだけなんだよ。
VBACは子宮破裂が起きるか起きないかがすべてと言っていい。
もしも子宮破裂が起こったら妊婦やベビー・・・
それに俺達が背負うリスクは大きすぎる。」

スポンサードリンク

サクラ
「四宮・・・・
僕だってVBACは怖いし・・・
正直やりたくはないよ・・・

コウノドリ159

VBACを希望する妊婦が、条件をクリアしていて、トライできるのか判断することと・・・・
子宮破裂が起きた時のリスクを家族に十分に説明することだ。
そして最終的にどう出産に臨むかを決めるのは・・・
妊婦自身だと僕は思う。」

四宮
「そうだな・・・
俺とお前は根本的に違うってことだ。」

「そうかもな。」

小松
「おいおい、人が飯食ってんだからさぁ・・・

コウノドリ159

いつもの豚足専門店。

小松と下屋が飲んでいる。

下屋
「へぇ~、また鴻鳥先生と四宮先生がですか・・・」

小松
「下屋先生はどう思う?
VBAC・・・」

「そりゃあ産科医なら誰だって怖いですよ。

コウノドリ159

VBACが成功するならそれが一番いいと産科医ならみんな思ってはいますよ。
母体の負担は少ないですし、出血量や帝王切開に伴う感染のリスクは減りますし・・・
入院も短くて済む。」

「それに産後の身体の回復も早いことが多いしね。」
「そうですね・・・」

コウノドリ159

下屋
「なので子供が2人以上欲しい人はできれば帝王切開を避けたいし・・・
でもVBACのリスクもあるし、どっちがいいとも言えないです。
今は救命医だし・・・
VBACの子宮破裂は予測できませんし・・・
鴻鳥先生と四宮先生がぶつかるのもわかりますよ。
四宮先生の言うようにやっぱり2人は根本的にちがうのかも。」

小松、笑顔で
「一緒だよ。
あの二人はいつだって妊婦と赤ちゃんのことを一番に考えてるじゃん。」

「そうですね。」

ペルソナの待合室。

秋野さん夫婦が呼ばれるのを待っている。


「・・・まだか~。
本当、産婦人科って男の居場所がないって感じだよな~。
ねぇあとどれくらい待つ?」

秋野
「わからないよ。」


「あ~、午後の会議間に合うかなあ~。」

サクラの診察室。

サクラ
「秋野さん、お待たせしました。
今日はお2人ご一緒にVBACについてお話しますね。
いいですか?」


「え・・・はぁ・・・」

サクラ
「まず・・・
VBACの成功率は・・・
7割くらいだと思っていてください。」


「7割・・・
じゃあ3割は失敗するってことですか?」

コウノドリ159

緊急帝王切開は帝王切開を予定して行うよりも・・・
出血や感染などのリスクは上がります。」

スポンサードリンク

秋野
「でも赤ちゃんには心配ありませんよね?」

サクラ
「ええ・・・
ほとんどの場合は。
・・・ただ、子宮破裂が起きたら別です。」


「子宮・・・破裂?」

サクラ
「VBACで恐れなければいけないことは・・・
ほぼこの子宮破裂だと思って下さい。
子宮破裂は帝王切開を行っていない妊婦さんでもまれに起こることがあります。
一般の分娩での子宮破裂のリスクは1000人に1人。
そしてVBACの場合は1000人に5人・・・
およそ5倍です。」


「5倍か・・・」

秋野
「それで・・破裂したらどうなるんですか?」

奥さんの方はずっと下を向いている。

サクラ
「最悪の場合、赤ちゃんが亡くなったり、脳に後遺症を残す可能性が高いです。
・・・そして母体も出血多量で危険な状態になります。
子宮破裂を起こした妊婦さんは100人中6人は赤ちゃんを失くし・・・
100人中1人は妊婦さん本人が亡くなるという数字が出ています。
子宮破裂が起きた場合は、迅速に帝王切開に移る必要があります。」

「迅速って・・・どれくらいですか?」

サクラ
「30分以内・・・いや18分以内・・・
早ければ早いほうがいいです。
とにかく迅速に赤ちゃんを助けに行かなくてはなりません。
最善を尽くしても、悪い結果になることもあります。」

秋野「・・・」


「破裂しやすいのか、しにくいのか・・・・
事前にわかるもんなんですか?」

サクラ
「子宮破裂は予測できませんが・・・
VBACにはそれが行える条件というものがあります。

コウノドリ159

サクラ
「あとは、妊娠経過が順調でお産の時期に赤ちゃんの頭が下に来てれば、VBACにトライすることは可能です。」

秋野
「どうしよう・・・・」

夫、あっけらかんと
「お前がしたいんだったら、VBACで産めばいいじゃん。」

サクラと小松「・・・・」


「あ~そっか・・・
帝王切開じゃないってことは・・・

コウノドリ159

サクラ
「まだ16週なので、ご夫婦でゆっくり相談してみて下さい。
あまり悩まずに今はお腹の赤ちゃんとの時間を楽しんでください。」

奥さんは命懸けなのに・・・
ご主人、もっと真剣に考えて!

–158話ここまで

次回 コウノドリ 159話へつづく

○感想

いやー、この旦那。

奥さんのことをそれ程愛していないのか。

何を考えているのでしょう?

スポンサードリンク

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑