食戟のソーマ 176話 雪の日の悪戯

公開日: 

移動は豪華寝台列車で。
創真たち生徒は皆熟睡・・・

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1年生達を乗せた豪華寝台列車 “つきかげ” は、明け方ごろ次の目的地へ到着した

北海道が擁する政治・経済の中心地・・・札幌!

中心部には数多くの美食店が軒をつらね、観光地としても大人気の繁華街である

そして二次試験はその市街地からバスで数十分・・・緑豊かな山の中腹にポツンと建つ、とある洋館にて行われる

生徒達は試験会場に入っていく

吉野
「はぁ・・・札幌の街は見事にスルーかぁ せっかくの観光地に来たのにな~」

イサミ
「のんびり散策とかしたいよねー」

遠藤(講師)
「列車の長旅お疲れ様!よく眠れたかい?二次試験の審査を任された講師の遠藤だ 早速だがルールの説明だよ!
この試験は個人戦でおこなう 更に今回は食材ではなく・・・ジャンル縛りになるからね 

食戟のソーマ176

今日はそんな麺料理にチャレンジしよう!」

創真
「どれを作ってもいいってわけか・・・?」

田所
「選択肢が多いと逆に悩んじゃうよね・・・」

遠藤
「ただし、この会場には最低限の食材しか用意していないんだよねぇ
麺はあらゆる種類を揃えてあるよ 熟成が必要なものはバッチリ一晩寝かせてあるしね
ネギなどのごく一般的な野菜類に・・・出汁やスープも基本的なものは下準備してある
でもそれだけじゃあ美食としては不十分だよねぇ 足りない食材は各自で調達してきてもらう」

生徒達
「!?」

遠藤
「そうやってセントラルの教えに準じた美味を自分の手で構築し・・・俺を唸らせる麺料理を1食分提供する事がクリア条件!制限時間は3時間だ!」

生徒達
「ま・・・マジかよ、ここにきて材料集めから!?」
「けどタクシーを使えば市街地まで片道30~40分で行けるし・・・」
「中央卸売市場も近いし食材には事欠かないはず!」
「いける・・・なんとかなりそうだぞ、この試験も!!」

遠藤
「これから数人ずつ各会場に入り、順次調理を始めてもらう 運営の指示に従い、まずは1番最初にスタートする組だけ移動しなさい」

黒服
「えりな様は最初のグループです こちらへどうぞ」

創真
「で・・・この3人(田所とタクミ)が一緒の会場かぁ」

タクミ
「フ・・・どちらが美味い品を出せるか競ってやってもいいぞ幸平!」

どんどん会場へと移動していく生徒達

吉野
「あれ・・・?なんか・・・」

にくみ
「反逆者達はずいぶん後に回されてんな・・・」

遠藤はニヤリ

創真達の組はラスト

田所
「・・・!?」

創真
「あのー係の皆さん?お題が麺料理なのに・・・肝心の麺がもう1つも残ってないっすけど?」

遠藤
「・・・言ったはずだよ? “足りない食材は各自で調達してくる・・・” それが今回の試験だとねぇ・・・」

田所
「み・・・見て!小麦粉とか米粉とか・・・麺の材料になるものもほんの少ししか残ってないよ・・・!」

創真
「ははーん・・・今回はこう来ましたか まさか食材すらよこさねーとはなぁ」

タクミ
「フン・・・この為にオレ達を最後に回したというわけだな だが特に問題はないだろう
これだけの大都市だ・・・製麺所を見つけるのも容易いはず 出汁や調味料が揃っているならあと3時間で完成させる事は余裕!オレ達の腕ならな!」

創真
「いい麺が手に入らなかったら最悪小麦粉かそば粉だけは調達してこなきゃだな ラーメン・うどん・蕎麦のどれを作るにしてもいざとなったら手打ち麺だ」

田所
「そ、そうだね・・・麺を寝かせて熟成させる事はできないけど 熟成なしの麺に対応する味作りをがんばれば・・・何とかなるはずだよ!」

創真
「おーし!そうと決まれば早速行動開始だ!!」

遠藤の携帯に着信!

広井から。

広井
「どう?私が提案した通りに進んでるかしら?」

遠藤
「もちろんさ広井さん これで反逆者たち全員おしまいだねぇ」

外に出た創真達が目にしたものは。

なんと大雪!

ニュース
「正午ごろから降り始めた雪は依然勢いを増し続けており、札幌でも近年まれに見る大吹雪となっています。」

田所がタクシー会社に電話するが、この積雪ではそこまで行くのは無理とのこと

田所
「い・・・移動手段が絶たれちゃったー!!」

タクミ
「ハハ・・・小説や映画だと100%さつ人事件が起こる状況だな・・・」

創真
「タクミ・・・じゃーんけーん!」

タクミ
「!? いやいやいや歩いて行く気か!?ムリだろう遭難したいのかキミは!!」

遠藤は3人の様子を嬉しそうに見ている。

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試験官の控え室に戻った遠藤
(ふふふん・・・反逆者達を後回しにしたホントの目的はこれだった訳だよ
一次試験を突破したって聞いた時はマジかよ・・・?って驚いたけど 終わってみれば楽な仕事だったな 広井さんグッジョブだねぇ
さらば反逆者達よ!!セントラルに栄光あれ!)

ここで、部屋の電話が鳴り

黒服
「遠藤講師!!反逆者達が・・・なぜか・・・その・・・と、とにかく今すぐ来て下さい!!」

遠藤が会場の扉を開くと・・・

食戟のソーマ176

遠藤
「な・・・?!」
(ちょっとちょっと何でこいつら普通に調理はじめちゃってるの?麺はもう無いんだぞ!!
いや・・・実は麺は余っていたのか・・・?もしかしてこの吹雪の中調達してきた!?まさか!ありえない!!)

創真
「なんて顔してんすか?試験官さん 俺達をこの程度で止めようなんて無理な話っすよ?
何てったってこちとらこんなガキの悪戯みたいな嫌がらせなんかより100倍キツいしごきを受けといたんでね」

北海道へ出発する数日前・・・

寮にて。

ふみ緒、厨房の扉を開けて
「あんた達!勉強会もいいけれど今夜はこれくらいにしときな!本番までに疲れを残さないようにする事も必要だよ・・・」

そこには驚愕の光景が広がっていた

食戟のソーマ176

ふみ緒
「ふふ・・・どうやら本気で仕込みにきてるようだね・・・!
これが食の魔王の血族が施す味のスパルタ教育ってわけかい・・・!!」

食戟のソーマ176

創真
「まぁ見てて下さいよ 最高の一椀ビシッと出しますんで!!」

–176話ここまで

次回、食戟のソーマ 177話へつづく

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