ドメスティックな彼女 104話 嵐の夜

公開日: 

藤井家の深夜。

ルイはリビングで一人読書。

夏生は自室で執筆作業。

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夏生は一息つこうとリビングへ。

ルイ
「あ、まだやってたんだ・・・もう寝たかと思ってた」

夏生
「ああ、一応スランプ状態は治って書き進められる様にはなったからさ」

「へぇ、よかったじゃん。」

ドメスティックな彼女104

夏生
「なんか悪い事したんじゃないかと思って・・・
俺は良かれと思ってユリさんに元彼との再会を進めたけど、亡くなってたなんてまさかの事実を知る結果になったワケじゃんか。
もし会いに行こうなんて俺が言わなければ知らずにすんだ。
知らなければユリさんの中では基樹さんは地元で元気に生き続けてたんだ。
その方がユリさんにとっては幸せだったんではないかとか・・・色々考えると・・・さ。」

ルイ
「でも書いてって言われたんでしょ?
また夢を追うきっかけにもなったみたいだし。

「それはそうだけど・・」

「事実を知ったことが良かったか悪かったかは、後々になってユリさんが決めることだよ。
「もし」を考えたって今は変わらない。

ドメスティックな彼女104

夏生「え・・?」

「もしあたしががバイトで見学旅行行ってなかったら
たとえ、向こうでヒナ姉会ってても

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なんて思ったところで、イミないし。
あんたも「もし」のことを考える暇があったら、書き上げることに集中したら?」

ルイはそれだけ言うと立ち上がって出て行ってしまう。
「じゃ、おやすみ。
ちゃんと寝る時エアコン消してね。」

翌日。

ルイ
「法事?」

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都樹子
「3日くらいお留守番頼んでも・・・」

夏生、顔から血が引く。
「えー、3日も?」

都樹子
「そうよ。
鹿児島だもん。
日帰りはキツイし、ついでに少し観光もしてこようと思って。」

ドメスティックな彼女104

夏生「い、いや・・
そういうんじゃねーけど・・」

ルイも少し顔が赤い・・・

夏生
(アホか。
何をうろたえてんだ俺は・・・)

両親が鹿児島に立つ日。

ドメスティックな彼女104

ルイ
「あたしもバイト行くから。
あとよろしく。」

夏生
「今日ってラストまでだっけ?」

「そう・・・
だから夕食・・・」

「分かってる、作っとく。」

「じゃ、いってきまーす」

「うーい。」
(・・・・平常心・・・!)

夏生が夕食を作り終える頃、風雨はかなり強まっていた。

「天気崩れんの明日からって言ってたのに、めっちゃ予報ズレてんじゃん。
風もかなり強くなってきてるし・・・」

傘を持っていってなかったルイを心配する夏生。

と、そこにルイが帰って来た。

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店の傘を借りてきたが、途中で壊れたらしい。

すぐにシャワーを浴びるルイ。
「悪いけど、上から着替え持ってきてくんない?」

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ルイの下着が入っている引き出しを開けるのに照れる夏生。
「こればっかりは慣れねーんだよな。」

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落ち着いてまわりを見ると、町全体が真っ暗。

停電である。

「マジかよ、こんな時に。」

ルイに着替えを届けるために手探りで進む夏生。

ルイもタオルを巻いて浴室から出てきた。

夏生
「ルイ―、大丈夫かー?」

ルイ
「大丈夫ー。
なんなのこれ!?」

「停電っぽい。今着替え持ってくからそこで待って」

夏生、段差で躓いて転倒!
「いでっ」

ルイ
「いいよ、タオル巻いてるし、あたしがそっち行く!」

夏生
「いいって、あぶねーから!」

ルイ
「あんたの方が危なっかしいじゃん」

「うるさいな」

夏生、手探りで進む。

そこにルイが近づいてきて・・・

ムニュッ

夏生はルイの胸を鷲掴みにしていた。

そこで雷が鳴り、ルイの驚いた顔が映し出される。

夏生
「あっ、うわ、ごごごごごめん!!」

しかしるいは夏生に抱きついて来る。
(タオルは取れてしまっている)

ドメスティックな彼女104

ルイ
「お願い今夜は一緒にいて・・・」

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夏生
「なんつーか事情があるとはいえ、同じ布団で寝たなんて知ったらアルにぶっ飛ばされそうだな」

夏生がルイの方を見ると、雷が鳴る度にビクッとしている。

夏生はルイの手を握る。

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ルイ
「・・・ドキドキしてんの?」

夏生
「え?」

ルイ
「手汗すごい」

夏生
「~~~」

照れた夏生は立ち上がって歩き出す。

ルイ
「怒った?」

夏生
「いやトイレ」

ドメスティックな彼女104

夏生は洗面所で手を洗い、また部屋に向かって歩き出す。

ルイは上着のボタンを外してしまう。

ドメスティックな彼女104

少女の身体を駆り立てる、抑えきれない恋心。

–104話ここまで

次回 ドメスティックな彼女 105話へつづく

○感想

こ・・これは・・・
どうなるのでしょう。
このまま二人は・・・?

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