風夏 119話 風夏!

公開日: 

小雪の告白から一夜が明け・・・

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小雪の表情を見ると吹っ切れたようす。
「ん~、いい天気!
それじゃ次のライブも頑張りましょ!」

風夏119

昨夜の回想。


「え・・ワガママ?」

小雪
「・・・うん。

風夏119

車中寝袋の中の優
(・・・・
そこまで僕なんかを・・・
なんだか申し訳ないな・・・
でもやっと自分の気持ちに気が付いたんだ。
僕は碧井を・・・)

青葉が枕もとで
「榛名さんてば!!
そろそろ出発しますから起きてください!
碧井さんたちが来る前に!
私はコンビニで朝食買ってきますね!
ついでに薬も買わなきゃいけないし・・・」

那智
「なんだ・・・お前どっか悪いのか?」

青葉
「私じゃありません。
碧井さんです。」


「え?碧井がどうかしたの?」

青葉
「なんか昨日から生理らしくて、それでライブの調子も悪かったみたいなんです。
薬も切れそうだって言ってたんで買っておかないと!」


「え?そうなの?」

青葉
「ハイ、それで声もかすれてたみたいですよ?」

風夏119

「どうしよう・・・
僕酷いことばかり言った気がする。」

青葉
「仕方ないですよ。
そんなこと言えませんから。」

「ぼ・・僕薬買ってくるよ!!
そんで謝ってくる。」

優は走っていく。

三笠
「ところでその話は僕たちにしてもよかったの?」

青葉
「え?
あ・・すみません。
忘れて頂く方向でお願いします。」

「いや、無理でしょ。」

ドラッグストア。


(本当に情けない・・・
赤城へのヤキモチで碧井にあんなこと・・・)

店を出て歩きながら
「許してもらえるかわかんないけど、ちゃんと謝ろう。
このままケンカしたままなんてイヤだもんな。」

「あ優さん」

風夏119

碧井
「あの優くん、昨日はごめんね。私体調が・・・」

優、深々と頭を下げる
「本当にごめん!」と先に優が頭を下げます


「僕知らなかったんだ!
碧井が生理だったなんて!
薬買ってきたんだけど、これでよかった?
いつも姉に頼まれている奴なんだけど!
僕へーきだから気にしないでハッキリ言ってよそういうことは!!」

風夏119

ライブが終わって・・

観客
「思ったよりよかったなー。
Blue Wellsってバンド。」
「ああ、俺CD買ったわ。
ボーカルの子可愛いし歌上手いよな。
でもさーベースのヤツがダメ過ぎじゃねー?
ミスしまくりだし、声も全然出てなかったじゃん」

控室の優は落ち込んでいる。

那智
「しっかりしてくれよぉ・・・
喧嘩したくれーでメンタル弱すぎだぞ・・・
つーかお前が昨日碧井に言ってたことだろ?
遊びじゃねーって」


「ハイ・・・言ってました」

風夏119

那智
「そういや、当の碧井はどうしたんだよ?
さっきからいねーけど」

青葉
「そこのコンビニに行くって出て行きました。
でも随分遅いですね帰ってくるの。」

風夏119

三笠
「じゃあ、悪いけど優くん迎えに行ってくれる?
僕たちの前じゃ、謝りづらいでしょ?
二人でちゃんと話してきなよ」

風夏119

那智
「とにかくサッサと仲直りしてくれ。
このままじゃいつまでたってもロクなライブが出来ねーよ。」

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コンビニへ優
「仲直りって言われてもなあ・・
全然口きいてくれないし、どうすれがいいんだろう・・・」

風夏119

コンビニに着くと、店の前で碧井と強面の人が話をしている。

風夏119


(・・!!さっそくナンパされてるじゃん!)

優は勇気を振り絞って
「あの・・・
そ・・・その子カレシいるんで・・・
ナンパはやめてもらっていいですか・・・?」

碧井
「・・・優くん」

強面
「は?俺ら道聞いてただけなんだけど?」

止めてある車から女性が
「カズくん、カレー屋さんわかったぁ?」


「え?」

碧井
「・・・・・・・・」

優と碧井、歩きながら

碧井
「へー知らなかったァ。
私カレシいるんだー。」


「いえ、それは・・・
赤城と仲良いっていうか・・・
部屋に行ったって言ってたし・・・
その付き合ったりしてんのかな・・・って思って・・・」

風夏119

(うわァァァもうサイアクだよボク!
今すぐ消えてしまいたい!)

「優くんて意外と早とちりだよね。

「え・・・?」

風夏119


「いや」
(あれ・・・なんだろうこの感じ・・・
前にもどこかで)

風夏119

碧井
「ねぇ見て優くん!
雪が降ってきたよ!」


「あ・・・ホントだ」

風夏119

優は碧井の横顔を見つめる。
「・・・・うん。」
(僕の心の底から・・・

風夏119

風夏
「な、何よ・・・人の顔ジロジロ見て・・・
何か言いたいことがあるなら言えば?」


「いや、あの・・・なんか色々あったけどさ・・・
とりあえず・・・」
(ごめんね・・・風夏
どうしても止められないんだ)

風夏119


「じゃ、行こっか!みんな心配してるよ!?」

風夏
「あ、待っ・・・・ねーなんで急に名前で呼んだの?」


「べ・・別になんとなくだよ!!」

(僕は・・・・碧井風夏のことが好きだ・・・)

–119話ここまで

次回 風夏 120話へつづく

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