風夏 120話 価値があるモノ。

公開日: 

ただいまバンで移動中。

青葉
「というわけで、神奈川で行った3回のライブでは83枚のCDが売れました!
一枚が千円なので金額にすると8万3千円・・・
予定より大幅に下回ってますね」

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那智、運転しながら
「500万までほど遠いなぁ・・・
ま、仕方ねーよあんな失敗しまくりのライブじゃ」

沙羅
「初日一番失敗してたのは誰だったかしらね」

那智
「ああ!なんだとウ○コばっか行ってた奴がエラソーに!!」

沙羅
「か・・関係ないでしょ!ってゆーか行ってないし」

「もォ!やめてください!」

三笠
「そもそも売れた83枚だってラビッツやルバードと一緒に対バンやらせてもらったお陰ですしね・・・
しかもノルマ無しで」


「じゃあ、ツアーはここからが本番ってことだね・・・
とにかく頑張って良いライブやるしかないよ」

風夏
「大丈夫かなァ。」

三笠
「何か心配な事でもあるんですか?」

風夏
「CDの売上って全部事務所の借金返済に使うんでしょ?
これから先の活動資金って私達のバイト代だけじゃ足りなくなるんじゃない?」

風夏120

青葉の秘策とは・・・

風夏120

青葉
「90分しかないんですからチャッチヤとやりますよ」

那智
「いや、こんなところで何する気なんだお前は!」

青葉
「せっかく美男美女がそろってるんですから・・・
写真撮って売らない手はないでしょ?」


「だったら別にこんなところで撮らなくても楽屋でパパッと・・」

青葉
「パパッと?大甘です榛名さん!!!浅はかすぎてヘドが出ます!!」

優「口が悪いな・・・」

風夏120

那智
「じゃあ、一体何を撮ればいいんだ?
こんなところで俺たちは」

風夏120

いいから上着脱いで寝てください!那智さん、三笠さん」

「は?」
「はァ!?」

一応上半身裸になってベッドに横たわる二人。

パシャ

出来上がりを見て

風夏120

青葉
「よくあるでしょ・・・
夜中にへやを間違えてうっかり同じベットで寝ちゃったぜ的なの」

那智
「ねーよ」

青葉
「ありますよ!!
っていうかあれ!!
じゃあ、どんどん撮っていきますから、那智さんはもっと自然に。
あ、それともう少し顔が近い方絶対売れます」

那智
「やってられるか!秘策が来て呆れるわ!バカバカしい」

もめてるそばで優も考え込んでいる
(こんなこと本当にやる意味あるんだろうか・・・)

そんなとき

風夏
「やろうよみんな!」

優「え・・?」

風夏
「そりゃライブだけやってツアーを続けられるならそれに越したことはないけど・・・
そうじゃないなら出来ることは何だってやるべきだと思う。
私はBlueWellsが大好きだし、少しでも長くツアーやってたいから!だからみんなで頑張ろうよ」

那智
「わかったよ・・・・やりゃいいんだろ!やりゃ!

風夏120

青葉
「それじゃ頑張りましょう!みんなで全国ツアーを成功させるために!」

三笠
「ハイ!」

那智
「やけに張り切ってんな三笠・・・」

風夏120

次は沙羅、

風夏120

那智
「オイ!!
なんだよそれ!!
いつものお前じゃねーか!!」

「しかたないでしょ。
こんなことするの初めてなんだから。」

風夏120

青葉
「じゃあ次は碧井さんお願いしまーす」

「ハーイ!!」

風夏120

風夏120

この写真には優も赤らむ。

沙羅
「あ・・・碧井さん、ちょっとやりすぎなんじゃ・・
ノーブラは・・・」

風夏
「そォ?
大丈夫だよ、これぐらい。」

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見ていた優は
(確かに・・・
簡単にメンバーが入れ替わっちゃうようなバンドも、それが当然だと思う人も世の中にはたくさんいるのかもしれない・・・
僕はBlueWellsが大好きだし、少しでも長くツアーやってたいから・・・)


「あの、僕にもなにかやらせてください!
僕も風夏と同じくらいこのバンドが好きなんです」

風夏
「え?」

一同
「・・・」


「アレ、どうかしました?」

沙羅
「い・・・今”風夏”って!いつからそんなに親しくなったんですか?」


「え、あ、なんとなく昨日・・・」

沙羅
「やっぱ恋愛的なやつのアレでしょ!!バンドに誘ったのは!!」


「ち・・違いますってば」

那智
「いいじゃねーか!碧井だろうが風夏だろうが。」

三笠
「優くんの好きなように呼べばいいと思うよ?仲間なんだから」

風夏
「みんな・・・」

沙羅
「まぁ・・・別にいいけど・・・・」


(そうだよ・・・僕たちは仲間なんだ。
何があっても一緒に乗り越えていくんだ)

青葉
「ところで・・・榛名さんって何を撮ればいいんでしょうね」

那智
「うーん、相変わらず華がねぇからなェからなコイツは。
あ、そうだ・・・これ持って撮れよ!
俺らが一万組目の客だって受付で粗品を貰ったんだ」

那智が優に渡したものとは・・・

やっぱりウインウイン!!

風夏120


「思われたくないですよ
そんなコト!!」

優が暴れ出したので那智が逃げる。

優が那智を追いかける。!

その時何かにつまずいて優は風夏の胸にウインウインを挟んでしまう。

風夏120

–120話ここまで

次回 風夏 121話へつづく

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