DAYS 164話 拒絶

公開日: 

つくしが洗濯室にいる。
背後に気配を感じて振り返ると・・・

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デイズ164

つくし
「うっ生方さん!!」

生方
「どこで油を売ってるのかと思えば・・・
今日は走らねえのかよ?」

つくし
「!!
・・・いや・・明日も試合なので今日は・・・」

「正しいけど・・何からしくねえな。」

「・・・・」

「まあ、今日は、よくやった。
前半は本当によく走っていくつものチャンスを作り、ピンチの芽を摘んだ。
誰もが交代だと思った後半も力尽きるまで走った。
あんたにしちゃ、十分すぎる出来だよ。
なのにどういうことだよ。
あのセリフは。」

「え?」

デイズ164

つくし
「いや・・・
そのままの意味で・・
実際・・僕の体力がないせいで、限りある交代枠を全て使い切ってしまって・・・
それなのに目に見える結果も出せず、チームを追い詰めてしまいました・・・」

「猪原先輩の怪我も新戸部の投入もイレギュラーだった。
アンタのせいじゃないだろ!!
・・・・
柄本・・・お前、おかしくないか?
さすがにちょっと。」

「あ!!
そ・・・そうだ!!
2年生たちの洗濯物集めるの忘れてました!!」

つくしは生方の横を通り過ぎようとする。

生方はつくしの手を掴む。
「ちょっと待て!!
まだ話は終わって・・・

デイズ164

生方は面食らう
「え?」

つくしは自分のしたことに青ざめる
「あっ・・・」

さゆりとつくし母がバスに乗っている。

さゆり
「いやー、凄い試合でしたね!!
本当勝てて良かった!!」

つくし母
「そうね。」

「次は更に強いみたいですよ!!
何か息つく暇もないですよね!!
さすが全国大会!!」

「そうね。」

「・・・のぞみさん、試合の途中から元気なかったですけど、どうかしましたか?」

「・・・・
さゆりちゃん、つくしの幼稚園の学芸会のこと覚えてる?」

「え?
”おたまじゃくしとザリガニ”ですよね。
ザリガニはお玉じゃくしが大きくなるまで食べるのを我慢してたんだけど、最後は逆に成長したカエルに食べられちゃう話。

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さゆり
「でもあれって不思議なんですよ。
もちろん先頭きってやるタイプじゃないけど、練習では楽しくやってたんですよ。
なんで本番に限って?って思ったんです。」

つくし母
「あのひ帰ってからつくしに聞いたんだけどね。
怖かったんだって・・・」

「怖い?」

デイズ164

つくし母
「つくしは高校でサッカー部に入って、友達や仲間の話もたくさんするし、すごくたくましくなった。
それはとても嬉しいことだし、素敵な事だと思う。
初戦と今日の試合を見るまでは私もずっとそう思っていた。」

「違うんですか?」

「サッカーをしているつくしは・・・

デイズ164

「”頑張った””よくやった”交代する時みんながつくしにそう拍手を贈ってくれたけど、あれはつくしにとっては・・・
恐怖だったんじゃないかしら。
頑張って、ダメで。
また頑張って、失敗して。
それを幾度繰り返すのかしら・・・
親としてやめてもいいと言うべきか、頑張って乗り越えろと言うべきかわからないの。」

「のぞみさん・・・」

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つくしと生方。

デイズ164

生方
「柄本・・・?」

つくしはずっとうつむいたまま。

生方は険しい顔になり
「・・・・・
おまっ」

つくしは頭を下げて走り出した。

生方
「オイ!柄本!!」

生方は追いかけずにつくしの後ろ姿を見送った。

デイズ164

生方
「風間、何してんのあんた?
そんな所に隠れて!!」

風間
「追われている。」

「誰に!?」

「妹。」

「妹!?」

「また髪の色変わってた。
・・・で?
つくしと何があった?」

生方
「!!」

生方は唇をかみしめる。
「柄本はダメだ・・・

デイズ164

風間、生方の肩に手を置き
「任せろ。
気に掛けてくれてありがとう。
マネージャー。」

生方は目に涙を浮かべている。
そしてグッと拳を握り、
「・・・・・
時間がない!!
私は私の仕事だ!!
まずは梁山の初戦のデータを洗い直して、もう一度そこから明日の対策を・・・・」

生方が階段を下りようとしたときに踊り場に意外な人物が立っていた。

デイズ164

生方
「東院の・・保科さん?」

–164話ここまで

次回 DAYS 165話へつづく

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