コウノドリ 163話 手助け

公開日: 

シリーズ<胎動編> 第3話

倉崎の元旦那
「月に一度くらいは3人で会えないかな。
一応、オレは父親だし・・・
ユリカのためにも・・・
ダメかな?」

倉崎
「思いもしなかった。
あなたはユリカの父親じゃなくて、担当の小児科医としか思っていなかったから。」

元旦那「・・・・」

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元旦那
「確かにオレはユリカの父親とはいえないかもしれないな
ただ子育てで困ったときは連絡してくれよ
エミは優秀だし責任感も強いからシングルマザーとして仕事も育児も両立しようとすると思う
でも一人じゃ子供は育てられないぞ
それがいろいろな親を見てきたユリカの担当小児科医のアドバイスだ。」

ある朝のペルソナの事務室。

ゴロー
「あ~、倉崎先生、おはようございます。」

倉崎
「疲れてそうね。」

ゴロー
「いや~、昨日は大変でしたよ。
お産が3件に、搬送が2件・・・
それどMD双胎の平原さんの緊急カイザーがさっき終わったところです。」

倉崎
「平原さんが?」

ゴロー
「あ~、倉崎先生主治医でしたよね。
夜中に陣発して待てない状況だったんですけど、2人とも元気に生まれましたよ。」

倉崎
「なんで主治医の私に連絡しなかったの?」

サクラ
「四宮もオンコールで来たし、ゴロー君もいて人手が足りてた
だから倉崎には連絡しなかったんだよ

小松
もう明け方だったし、それに倉崎先生にはユリカちゃんもいるしさ・・・」』

倉崎
「私は子供がいるからって特別扱いされたくないんです。
母の家にユリカを預けることもできましたし、よく寝ていれば一緒に病院にも連れてこれました」

サクラ
「それは大変だろ」

倉崎
「それでも呼んでほしかったです。
先生やスタッフにはご迷惑はおかけしませんから」

またある日・・・

倉崎がペルソナの廊下を歩いていると母親から電話の着信。
「え・・・
ぎっくり腰?」

母親
「そうなの。
押入れの整理をしてたらね・・・
ごめんね・・・
だからしばらくユリカのお迎え行けそうにないのよ。」

倉崎
「大丈夫よ、お母さん。
私が何とかするから。」

ここ看護師が倉崎を呼びに来る。
「倉崎先生!
37週の高山さん、破水したみたいでこれから来院されます。

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倉崎がエコーで高山さんの赤ちゃんの状態を見てみると・・・

高山
「え・・・逆子?」

コウノドリ163

高山
「じゃあ・・・
どうなるんですか?」

倉崎
「・・・・今日、帝王切開での出産になります。」

倉崎が執刀し、無事、男の子が生まれる。

コウノドリ163

休憩室。

みなでじゃがりこを食べている。

小松
「高山さん、いろいろあったけど無事に生まれてよかったね~。」

倉崎
「はい。」

小松
「これで今日はスムーズにユリカちゃんのお迎えに行けそうだね。」

倉崎
「はい・・・
母がぎっくり腰になってしまって。
私が行かなきゃいけなかったので。」

ここで看護師が倉崎を呼びに来る。
「先生、高山さんから今コアグラ(血の塊)300g出ました。
術後トータルで450g出てます。」

コウノドリ163

サクラ
「倉崎・・・
もう7時半回ってるぞ。
上がっていいよ。
ユリカちゃんのお迎えの時間だろ。」

倉崎
「・・・・」

看護師
「先生・・・

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倉崎
「鴻鳥先生、私も残ります
まだ大丈夫ですから!」

ゴロー
「・・・」

サクラ
「倉崎、周産期はチーム医療なんだよ
お前が高山さんの主治医で心配なのもわかるけど、その前にお前は母親だろ?」

倉崎「・・・」

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小松、笑顔で
「周産期がチーム医療なら、こんな協力もありでしょ、鴻鳥先生。」

倉崎が保育園に連絡を入れて、小松がユリカちゃんを引き取ってきた。

コウノドリ163

倉崎とサクラがベンチに腰掛けて話している。

倉崎
「鴻鳥先生、井川先生・・・別れた夫につきに一度くらい3人で会わないかって言われたんです。」

サクラ
「へ~、そうか。」

倉崎
「私は彼に、ユリカの父親じゃなくて担当の小児科医としか思っていないって言ったんです。」

「え~、キツイな。」

「別にユリカを彼に会わせたくないわけじゃなくて・・・
父親がいなくても私一人で仕事も育児もできるってムキになって・・・
そんなことも考えなかったんだと思います。
結局それで母や妊婦さん・・・職場にまで迷惑をかけて・・・
実を言うとユリカがいなかったらって思う時もあるんです。」

サクラ
「・・・・
倉崎・・・
一人で仕事も育児も全て完璧にやろうなんて思わなくていいんじゃないか。」

「え・・・」

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サクラ
「彼らはちゃんと受け入れてると思うんだよ・・・
1人じゃ子供は育てられないって・・・」

倉崎
「・・・・」

コウノドリ163

サクラ
「じゃあ頼りたいときには、自分とユリカちゃんのために誰かに甘えてもいいんじゃないかなぁ。」

倉崎「そうですね。」

コウノドリ163

–163話ここまで

次回 コウノドリ 164話へつづく

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