食戟のソーマ 180話 リベンジ・マッチ

公開日: 

えりなの元に黒服が数人やって来た。
「えりな様に受けていただく説明会場はあちらです!さ・・・お早く移動を!」

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えりなの手を掴み、有無を言わさず連れて行こうとする黒服たち。

えりな
「な・・・!!放しなさい!無礼な!」

竜胆
「仕方ねーよ 薙切ちゃんは一般生徒と同じ試験内容なんだかんなー
田所ちゃんとあるでぃーにはこっち来いー!
お前らの試験についても説明するからなー」

田所
「わっ・・・!ちょ・・・ちょっと待って下さい竜胆先輩!」

タクミ
(幸平・・・!)

田所
(創真くん・・・っ)

えりな
「・・・!」

食戟のソーマ180

ムカッとする創真
(・・・なんか言えっつの)
「・・・つーかかかってこいって言ってもよぉ お題とかルールはどーなるんだ?料理勝負しようってんなら味の判定する人だって必要だろ」

その時、背後から1人の人物がやってくる

「心配は無用だ 全て俺が手配済みだからな」

振り返ってぎょっとする創真

葉山
「・・・あなたが出てくるとは思いませんでしたがね」

「何を言う このホテルを含め・・・進級試験で使用する施設の大多数が遠月リゾートの管轄だ

俺は遠月リゾート総料理長であり、学園取締役会役員 勝負を取り持つ資格は大いにあると思うが?」

食戟のソーマ180

堂島
「選抜決勝以来だな・・・幸平」

ぽかーんとする創真

堂島
「では早速ルール説明に入ろう お題は例年の進級試験で頻出していた中から無作為に抽出し決定された 対決テーマは・・・熊肉」

創真
「くま」

フッと笑みを浮かべる葉山

堂島
「 “熊肉を最高においしく味わわせる一品” でぶつかってもらう!!対決は3日後!それまでは準備期間とする
宿泊する部屋と試作の為の厨房を双方に用意している 審査員は遠月グループから公平たる人物をピックアップすると約束しよう
更に当日使用する熊肉については最適に解体・ち抜き・熟成を済ませたものをこちらで用意する それ以外の食材は各自で調達を行う事!説明は以上だ」

葉山
「・・・だそうだ幸平 受けねぇなんて言わないよな?」

創真
「・・・いい加減ナメんなっつの お前へのリベンジマッチ自体はこちとら上等なんだよ
あぁわかったよ!そっちがその気ならお望み通り戦ってやろうじゃねーか!」

葉山
「そう来なくっちゃな じゃあな幸平、せいぜい試作に励んでくれ ”投げ出すんじゃ” ねぇぜ?」

創真
「誰がだよ!」

去っていく葉山

創真
「・・・ちっきしょー まさか葉山が薊政権側についちまったなんてなー・・・ねぇもしかして堂島先輩もセントラルの一員になっちゃったんすか?」

堂島
「・・・いいや?俺はあくまで中立の立場だ」

創真
「あ・・・そーなんすか、よかった で、汐見ゼミってマジで潰れたんすか?」

堂島
「あぁ確かに今の学園には存在しない」

創真
「うへー・・・マジすか つーかホントに色んな情報が一気に来たぞ!?葉山が九席ぃ?ほんとかよ・・・!あれ?じゃあ叡山先輩は何席だ?
そんで薙切ってまだ十席のままなのか?うおお整理できねーっ」

堂島
「今はまわりの事に気を取られている場合ではないかもしれんぞ」

創真
「・・・へ?」

堂島
「この勝負もまた・・・お前にとって厳しいものになるだろうからな」

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食戟のソーマ180

実際に調理するのは初めてなんだよなー どの部位だこりゃ?」

ジビエマスター吉野が言っていた事を思い出す創真

“熊肉はモノや時期にもよるけどけっこう臭みがあるんだよねー 鹿や猪に比べるとちょっと注意が必要な肉だよ!”

創真
(とりあえずどんなもんか味わってみるか まずは熊自体の風味を掴んでみたいし 一発目は超シンプルに塩だけで焼く!)

食戟のソーマ180

「おお?なんか普通にいい匂いだぞ?解体処理とかがちゃんとしてるからか・・・?確かにちょっとワイルド感あるけど全然いけそーじゃん!」

食戟のソーマ180

「おぉ!甘くてコクのある脂がじゅわっと!やっぱクセは強いけど意外といけ・・・」

固まる創真
(・・・いや ひとしきり咀嚼した後にぬもっと顔を出したこの風味・・・
鼻を抜ける獣っぽさ・・・あぁ・・・これが獣っぽさっていうのか!って実感できる そんな感じだ
こりゃ確かにちょっと特殊なにおい つーかぶっちゃけ・・・臭いっちゃあ臭い!!)

ま、まぁ今回はシンプルに焼いただけだしな 臭み抜きっつったら基本は香辛料!ガンガン投入すれば次はバッチリ・・・」

ハッとする創真
(そうか・・・さっき堂島先輩が言ってたのはこういう意味だったのか!)

さっきの堂島との会話の続き

創真
「どーいう事・・・っすか?」

堂島
「試作に入れば恐らくすぐに直面するだろう 
熊肉と向き合うとはどういう事なのかを・・・!」

創真
(この特別な肉を扱うには臭み抜きはかかせない!その為には下ごしらえから下茹で・火入れ・味付けなどの各段階で工夫が必要!
そうたとえば・・・ “香辛料(スパイス)” ・・・!!つまり葉山の独壇場じゃねぇか!!)

しかも葉山は堂島いわく、セントラルに加わった事でその得意技に更なる磨きをかけたらしい

創真
(ちくしょーっ 葉山とぶつかる時に限ってスパイスがめっちゃ重要な課題が出やがる!いや相手の土俵で勝負するのは嫌いじゃねーけどさ!
とにかく次は・・・いま部屋にある材料で臭み抜きをしっかり意識するぞ)

にんにく等で臭み抜きをして焼いてみる創真

そして一口・・・

創真
「・・・!!」
(・・・さっきよりはかなりマシになったけど・・・まだまだ全然だ 鼻にまとわりつくイヤな感じがまだ消えてねぇ)
「ダメだ!
まず使いそうな材料をしっかり揃えてからじゃねーと試作もままならねぇぞ
えっと・・・とりあえず臭み取りに試してみたいスパイスは月桂樹と八角と・・・あと赤唐辛子・・・!」
(くそっ!真っ先に作る品の方向性を確定させてーのに臭み抜きの目算でもたついてる!
熊肉攻略・・・あと3日しかねーのに!このままじゃ時間が全然足りねー・・・!!)

その時・・・外から
「せいっ」
「せいっ」という声が聞こえ、その声は近づいてくる

創真
「・・・ん?」

食戟のソーマ180

白目むいてる創真
「(スキンヘッドで遠月の制服!おまけにこの独特なノリ!完全に覚えあり!!)」

そこに現れたのは・・・久我
「ちょっとちょっとちょっとー!浮かない顔しちゃってんじゃーん!
足りなかったもんはコレっしょ?頼りないなぁ幸平ちぃん」

食戟のソーマ180

創真
「久我先輩!!」

–180話ここまで

次回、食戟のソーマ 181話へつづく

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