DAYS 165話 最高の采配

公開日: 

トイレの鏡の前。

君下が真剣な顔で悩んでいる。

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君下
(明日は連戦での梁山戦。
聖蹟にとっては大一番と言っていい。
悩みどころだ。
どうする?
ワンデー用のコンタクトを・・・
いつも通り二日間使うべきか。
新しいのを下ろすべきか・・・)

君下の背後から水樹が
「君下」

と声をかけると

君下
「うおう!!
ビビらせんな!!」

「お前を呼んでる奴がいる。」

「あ?」

デイズ165

君下
「せ、青函の平・・・!!
何故お前がココに!?」


「そんなに怯えるなよ。」

デイズ165

君下、走り出す。

水樹
「あ、逃げた。」

平は君下の襟をつかむと
「ちょっと借りるよ。」
君下を引きずっていく。

君下は暴れる
「くそ放せ!!
俺はこいつが嫌いなんだ!!
水樹テメエ。
ふざけんな!!
仲間売りやがって!!
おい助けろ!!」

監督の部屋の前。

デイズ165

むっちゃんは口をふさがれる。

新戸部
「しー!
今いいところなんスよ!
大事な話っす!!」

・・・中では・・・

デイズ165

むっちゃん
「スカウト?すげー!!」

新戸部
「わはは。
さすが我らが臼井軍曹!!」

臼井
「しかし少々腑に落ちません。
今日の試合は自分の採点としても決して高いものではありませんでした。」

スカウトマンの話では中学の頃から見ていたとの事。

デイズ165

自分は頭のいい男が好きです。

むっちゃん「おお!」

新戸部「見る目あるぜ!!」

臼井
「まさか・・・
男の人の口からそのセリフを聞く日が来るとは思いませんでした。」

デイズ165

監督
(この手のタイプ・・・
臼井は苦手なんだよなぁ・・)

臼井
(やっぱり体育会系・・・」

スカウトマン
「こりゃ失敬・・・
”アナタは他人との距離を詰めるのが急すぎる”と、家内に良く叱られます。」

臼井
(でも腹の探り合いをする気はない様だ。)

スカウトマンは改めて正座し
「今日会って、この想いを強くしました。

デイズ165

監督
(ダメだこりゃ。)

外の4人、つばを飲み込む、

臼井
「ありがたいお話ですが・・・」

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君下と平。

君下
「で、用って何だよ。」


「そこでリフティングしてみろ。」

「下らねえ、付き合い切れるか。」

平は君下の首を絞めて
「やれ。」

「ハイ。」

君下は足先でポンポンしているだけ。

デイズ165

平、君下を突き飛ばし、
「サッカーとは言えない。
確かにテクはあるが・・・
決定的にフィジカルが弱い。
明日は恐らく聖蹟のチャンスは少なくなる。
絶滅危惧種のトップ下じゃ生き残れないぜ。
水樹は生かせないし、聖蹟を勝たせることもできない。

デイズ165

梁山には通用しねえ・・・か?
飽きてんだよ。
自分より才能のある奴に絶望するのも。
笑っちまうくらい努力する連中を目の当たりにするのも。
そしてその度、俺の価値が下落するのも・・・
今後もきっと下がり続ける。
俺の株は買うべきじゃねえ・・・
絶滅危惧種?
上等じゃねえか・・・

デイズ165

揺れてる時間も余裕も、もうねえんだよ。」

平は君下の目を覗き込む。

君下
「なんだよ?」

平、踵を返して歩き出す
「つまらん。
からかいがいがない。」

デイズ165

さて、別の遊べる奴を探そう。
だれがいいかなー。」

ここで君下の携帯に喜一から着信。

監督の部屋。

スカウトマンが帰った後。

監督
「保留か・・・
意外だったな。
即答で断ると思ったよ・・・
時期も時期だし、お前はプロにこだわるタイプには見えないからな。
いや、悪かった。
どうしても今日中に話を、と言われてな・・・」

臼井、遠い目をしながら
「思い出したんです。
中学の時を。」

監督「中学?」

外ではまだ4人が聞き耳を立てている。

臼井
「卒業前に4,5人は勧誘が来ましたね。
どの大人もうちのチームは素晴らしいぞと言いました。
だけど、俺は聖蹟に来ました。
最後に来た人が妙な人でね・・・

デイズ165

廊下ではスカウトマンが犬童とすれ違う。
「かおるくん!?
なぜここに!?」

臼井
「あの人(スカウトマン)も監督と同じことを言いました。」

監督
「まあ能力はともかく、誠実ではありそうだな。」

臼井、立ち上がり
「ありがとうございました。

デイズ165

聖蹟に来てよかった。
やっぱり最高の監督でした。」

監督「・・・・」

臼井
「明日もお願いします。」

監督
「こっちこそ頼むぜ。
優勝したら校長に高級うなぎ奢ってもらう約束なんだ。
俺を名監督にしてくれよ。」

–165話ここまで

次回 DAYS 166話へつづく

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