トリコ 385話 三虎のフルコース

公開日: 

ペアの提案。真意はー・・・!?

ペア
「お前らに手を貸してやる・・・!!
今すぐオレのノッキングを解くんだ・・・!!」

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ブランチ
「・・・は?
ワシらに手を貸す?
何言うてんねん自分
んなもん信用できるかい
何か信用に足るだけの証拠でも示せるんか? お? その状態でよ ザマぁねーな」

ペア
「・・・・・・
トリコたちが・・・・・・
グルメ界に入ってから使っていた『捕獲レベル測定器』・・・
『リドルチャプター』のデータは“オレのもの”だ」

ブランチ
「!
なんやと!?」

そこに現れるトリコ。

トリコ385

ブランチ
「トリコ!!
無事やったか!!」

トリコ
「“リドルチャプターに”
“ネオのデータが入っていた”」

ブランチ
「!!」

トリコ
「この世で今のネオのデータを持っている者は・・・」

ペア
「・・・・・・」

トリコ
「過去にアカシアを直接食べたことのある“そいつ”だけだろうからな・・・」

鉄平に近づくトリコ。

「大丈夫か鉄平・・・」

鉄平
「・・・・・・
トリコ・・・」

トリコ
「お前が来てくれて助かった・・・
ペア(あいつ)のノッキングを解けるか?“今のオレ”ならペア(あいつ)は止められるが
ネオの戦闘力(ちから)を取り込んだアカシアは難しそうだ
残ってる八王も含め 一人でも多くの手が必要だろう」

ブランチ
「・・・・・・・・・」

青ざめた顏のブランチ。
「な・・・何やってん?
ネオの捕獲レベルは・・・」

押し黙るトリコ
「・・・・・・・・・・・・」

一方三虎の攻撃を受け地面に沈むアカシア。

アカシア
「・・・・・・いい・・・
・・・いいぞ
実にいい攻撃(あじ)だ・・・
八王を上回るこの手ごたえ・・・
兄貴どもは屁の役にもたたんかったが・・・
お前は少しぐらい楽しませてくれそうだな三虎・・・」

三虎は地面のアカシアではなく、どこか別の方向を見ている。

怒るアカシア
「こっちを!!!!
見ろおおおお!!!!」

『美食の拳(グルメパンチ)!!!』

トリコ385

アカシア
「おぉ!!?」

グルメパンチが逆にアカシアに襲い掛かっていく。

三虎
「・・・その
兄者の技だ
そして・・・」

いつの間にかアカシアの眉間に包丁を突き付けていたジョア。

ジョア
「ここからは躱せまい
いやすでに
ヒットしている」

トリコ385

だが全く無傷の三虎がそこには立っていた。

ジョア
「はァ?」

三虎
「フローゼとの・・・
“出会い”・・・」

ボロボロだったかつての自分を思い出す三虎。

なぜかジョアの身体が吹っ飛んでいく。

三虎
「それが私のフルコースの“前菜”だ・・・
すべてはあれから始まった・・・」

トリコ385

三虎の身体のあちこちに斬撃が襲い掛かる。

ジョア
(当たっ・・・)

三虎
(フローゼの・・・・・・)

「“施し”―――・・・
それがフルコースの“スープ”・・・
最初に食べたスープの味は・・・
死んだって忘れないだろう・・・」

消化液を三虎にぶっかけるジョア(魔王の消化液(サタンドリップ)!!!)

三虎
「“魚料理”は・・・
初めての家族の“ぬくもり”・・・」

次郎
『フローゼ様ぁあ
何っスかコイツ!?
新入り!?』

フローゼ
『ええ 新しい家族よ』

ジョア
「悪魔の胃液で・・・
なぜ溶けない・・・」

トリコ385

ジョア
「マザコンがぁあ!!!
魔王の点火(サタンボム)!!!」

次々に三虎の身体を爆破するジョア。

三虎
「私のフルコース・・・
“メイン”は・・・」

ジョア(なん・・・
で・・・?)

三虎
「いつも・・・
いつだって・・・
私にやさしくほほえんでくれた・・・

トリコ385

「食運(グルメラック)!!!」

三虎の肉体がビシビシと悲鳴を上げていく。
それでも全く動じない三虎。

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三虎
「そしてどんな時も・・・
こんな私の味方をしてくれた・・・」

三虎
『オレは・・・オレの血はドブ川のように濁ってるから・・・
フローゼみたいに綺麗で透き通った立派な考え方はできないよ・・・』

トリコ385

目に涙を浮かべる三虎
「決して忘れない・・・
フローゼの“励まし”・・・
それが私のフルコースの“サラダ”・・・」

ジョア

食運(グルメラック)!!!

食運(グルメラック)!!

食運(グルメラック)!!!!

三虎
「こんな愚か者の私を・・・
常に真っすぐ導いてくれた・・・」

涙が筋になって流れ出す。

フローゼ
『三虎・・・この世のものはすべて・・・わかち合った時に真の価値が生まれるの
私の料理だってそう・・・ 自分のためだけに作ったって何の価値もないわ・・・』

三虎
「フローゼの“教え”・・・
それが私の“デザート”・・・」

ジョア
(食運(グルメラック)!!
食(グルメ)・・・
グル・・・
・・・・・・)

ジョア
(ま・・・まさか・・・)

スター
(あいつに使いすぎたのか!?
食運が・・・
切れー?)

三虎
「フローゼは・・・
常に誰かの空腹を満たして来た・・・
家族も他人も関係なく・・・
こんな私すら受け入れ・・・
最高の愛情(あじ)を教えてくれた・・・
いつしか私の腹は・・・私の飢えた食欲は・・・
フローゼの料理 それのみを求めていた・・・
フローゼの死で路頭に迷った私の食欲・・・ そのやり場のないイラ立ちと・・・
終わりの見えない空腹感のみが 皮肉にも今も私を突き動かしている」

ジョア
(食運・・・
食運よ・・・
いま一度・・・)ズズズ

三虎
「フローゼはただ・・・平和を強く望んでいただけだ・・・
みんなが笑顔で食卓を囲む姿――・・・ それこそがフローゼの夢だった・・・」

ジョア
「“その夢”は叶うわ・・・
三虎・・・
そしてあなたもきっとまた満腹になれる・・・
私がしてあげる・・・」

三虎
(フローゼ―――・・・)

フローゼの演技をするジョアにすっかり見入ってしまった三虎。
背後から襲い掛かるアカシアに気づくのが遅れてしまう。

がしかし、ギリギリで乱入してきたトリコがアカシアをぶっ飛ばしてしまう。

ジョア
「!!
ト・・・っ
トリコぉおお!!!」

三虎
「バカの一つ覚えみたいに毎回同じことを・・・
アカシアが助けに来たのはお前の最後の食運か?
ならばトリコが来たのは私の食運・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・運が悪かったな」

逆に三虎が食運を放つ。

ジョア
「ぐぁあぁあ」

食運によってジョアの身体が溶けていく。

三虎
「私のフルコース・・・それがすべて揃うことは・・・
もう永遠にないだろう・・・
なぜなら“家族での食事”という・・・
狂おしい程に純粋な・・・
フローゼの“夢”そのものが・・・
私のフルコースのラスト・・・
“ドリンク”だからな・・・」

焦るジョア
「み・・・三虎・・・!! 待ってくれ!! 私の体はもともとフローゼの体(もの)だぞ!?
本当に消し去る気か!?
フローゼの魂さえ見つけ出せば・・・ いつかお前の夢は叶う!!
お前のフルコースはまだ・・・」

「揃うかよバカ」

スキを見せた三虎の封印を試みるジョアだが、普通にぶっ飛ばされてしまう。

ジョア
「ばがふっ
ぐぁああ」

三虎
「最初に言った通り・・・
私のフルコースは冥土への土産だ
あの世でもしフローゼに逢えたら・・・伝えてくれな・・・」

ジョア
「三虎ぁああ!!!
消さないでくれ!!! お前との思い出の詰まったこの体を・・・」

三虎
「心配はいらん・・・
思い出は私の腹の中にある・・・
今もなお・・・
熟成し・・・

トリコ385

–385話ここまで

次回 トリコ 386話へつづく

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