DAYS 166話 立場

公開日: 

新戸部と今帰仁が廊下を走っている。
「やべー、大ニュース大ニュース!!!
臼井先輩にプロのスカウトが来たぞー!!」

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陰に隠れている来須と白鳥に向かって
「お、来須、白鳥!
聞け聞けー!!」

デイズ166

来須
「見ろ。
生方の部屋の前に。」

新戸部
「あ?」

ん?

保科が立っている。

新戸部
「とっ東院の保科!?
なんであいつがここに!?
いやそれより何故生方の部屋に!?
どういうことだ!?」

来須「始まったんだ。」

新戸部
「始まったって何が?」

デイズ166

今帰仁
「覗いていることが知れたら、俺達ころされるんじゃないかな。」

ぞ~

散れ!!!

生方、部屋をかたずけ中。
「ちょっと・・・
なんで急に来るかなー!!
片付けてないっつうの!!」
(それにしても・・・)

階段で会った時保科は交換条件を出してきたのだった。
「こちらが与えるのは自分の持つ梁山の情報。
そちらが差し出すのはあなたの明日の試合の展望です。」

生方
(何のために私の分析が聞きたいのかは分からないけど、これはチャンス。
何しろ今年度聖蹟と梁山、両方と対戦経験がある唯一のチームの主将。
その保科さんが梁山をどう見ているのか是非聞きたい。
しかしまつ毛長いわ~。
長澤まさみより長いわー。」

ここで生方、ハッとする。
「すみません、今開けます。」

しかしその前に身だしなみ。

デイズ166

「どうぞ」

デイズ166

生方
「あ
風間の!?」

「はい。
妹のゆきです。」

手土産を渡すと
「それでは私はこれで。」

「あっ待って!!」

「はい?」

生方
「いてもらった方がいいですよね?」

保科
「ええ。
多い方が議論は実になります。」

生方
「いや、そういうことじゃなくて・・・」

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部屋に入って

デイズ166

保科
「自分の知る、梁山の情報・・
それを先に話しましょう。」

生方
「お願いします。
その後こちらの分析を。」

君下、ファミレスの入り口で
「ったく、バカ喜一の分際で呼び出しやがって。」

所持金を確認。
小銭がちょっと・・・
(水だけでやり過ごせるのか・・・)

カランコロン

「いらっしゃいませー
おひとり様でよろしいですか。」

「いや、連れというか大したあれじゃないんですが・・」

喜一
「おー来た来た!!
遅えぞ!!呼んだら5分で来い!!」

「ああ!?」

デイズ166

相庭
「よう
青函のゴリラから逃げられたのかよ。」

君下
「はっ?
なんで相庭が?」

生方と保科の会話を聞いているゆき。
(なんてレベルの高い会話。
ベンチの選手の特徴まで・・・
たかが高校の試合でここまでするの?

デイズ166

この二人、ちょっと凄い・・・)

保科
「なるほど。
梁山の分析は理解しました。
しかしこちらが知りたかったのは明日の展望・・・
あなたはどう攻め、守り、攻略するのがベストだと考えているのか
あくまであなたの個人的な見解を聞きたい。」

生方
「・・・・

デイズ166

生方
「私はただのマネージャーです。
対戦校のデータを集めたり、チームの現状を把握する義務はあります。
でも戦術的なことまで進言するべき立場ではありません。」

保科「・・・・」

少し間を置き

保科
「では他言はしない
自分にだけここで聞かせてくれないか」

生方&ゆき
「・・・・」

生方、自身の見解を話した模様・・・

保科
「・・・・成程。」

ゆき
「わー、大胆ー」

保科
「今は女性も幼いころからサッカーが観れる。
そういう環境が柔軟な発想を育むんでしょうね。」

生方
「いや、私なんて。
ただのど素人なんで。
マネになったのだって高校に入ってからだし、まじめに勉強し始めたのだって夏からで・・・」

保科、ゆき驚く。

ゆき
「好きで見ていたとかじゃなくて?」
(・・・・天才?)

保科
「・・・・
うちの弱点にはなぜ気づきましたか?」

生方
「上手く言えないんですけど、試合にはリズムがあります。
そして、それぞれのチームは各々のリズムを持っています。
独特の。
東院のそれが崩れたのはIHの準決、対梁山戦のダイレクトプレーでした。」

保科
(一体どれだけ観れば・・・
そんなことに気付くのか?)

保科、立ち上がり
「少し思い違いがあったようです。
ブレがなく冷静で、意志の強い鉄の女・・
そんなイメージでしたが、実際は

デイズ166

会いに来てよかった。
ずっと引っ掛かっていた問いの答えが出ました・・・

デイズ166

生方、驚く

保科
「チームに与える影響は大きい。
思っている以上に。
あなたが、聖蹟の重要なファクターになっていること。
忘れてはならない。
明日はスタンドで応援します。
あなたが正しいと思う事をすべきだ。」

ドアを閉めて保科は出て行った。

デイズ166

–166話ここまで

次回 DAYS 167話へつづく

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