アクマゲーム 172話 崩心祷

公開日: 

十九年前、岡本龍肝は照朝の父・清司を全てを無に帰す脅威から護衛すると誓った!

スポンサードリンク

アクマゲーム172

今日も一日頑張ろうか!」

龍肝
「はい」

龍肝ナレーション:
清司様の護衛となり3年・・・驚かされることばかりだった

アクマゲーム172

麗華
「岡本さん、夫を頼みます」

龍肝
「はい」

龍肝ナレーション
清司様の奥方、麗華様は山本製菓の一人娘。
山本製菓は菓子のシェア国内1位だが経営が怪しい。
近い将来織田グループが吸収する形で清司様が継ぐとみられている

アクマゲーム172

清司が出社すると

社員達
「おはようございます社長!」
「おはようございます!」
「おはようございます!」

清司
「おはよう~」

龍肝ナレーション
清司様は社員に慕われている。
彼の人柄が人を惹き付ける。
恋愛相談までされるほどだ。
グループ全社員の名前を憶えているらしいがとんでもない・・・」

社長室。

アクマゲーム172

私自身頭脳労働もそれなりに優秀な自覚があったが・・・
井の中の蛙だったと思い知らされた。

龍肝ナレーション:
まず、書類の処理速度が恐ろしく速い。
それでいて全部記憶している。
またデスクワークの傍ら時間を見つけてはあらゆる会議に参加する。
織田グループの全ての企画に参加しているのではないかと思うほどだ。
さらに隙あらば知らない人と会おうとする。
新しい商売を考えている者。スポンサーを探している者。
宗教家・思想家、怪しかろうと正体が不明だろうとお構いなしだ。
織田グループのサイトから誰でも清司様にアポが取れる。
自分から大学の研究所を訪ねたりすることもある。」

清司、龍肝に
「日本は・・・土地が狭く資源の少ない国だと言われているが・・・
日本に大量に埋もれていてかつそれを掘ろうとする人があまりにも少ない資源がある。
なんだと思う?」

龍肝
「・・・・・・何でしょうか?」

清司
「人だ」

龍肝
「人が埋もれた資源?」

清司
「・・・ああ。
日本では多くの優れた研究者や技術者、企画者が商売と結びつくことなく埋もれている。
だが日本の多くの企業は毎年大卒新人を面接する程度で自ら才能人を発掘しようとしない。
この現状に文句を言う気はない。
発掘しない理由(リスクとコスト)も理解できるしね。
だからこの資源僕が全てかっさらう。」

アクマゲーム172

龍肝ナレーション:
灰色だった私の世界に鮮やかな色がついた。

第一応接室

秘書竹中
「社長、次の面会希望者がいらっしゃってます」

清司
「わかった、通してくれ」

龍肝
「では私は外に」

龍肝
「どうぞ中で清司様がお待ちです」

「うむ、失礼する」

龍肝
(なんだ・・・この老人は・・・
形容し難い凄みを感じる)

アクマゲーム172

清司
「よろしく崩心さん。
それで・・・今日は僕にどんな御用ですか?」
(これは・・・
とんでもない資源を掘り当てちゃったかもしれないな。)

スポンサードリンク

崩心
「うむ・・・結論から言うと研究に金を出してほしい。代わりにその成果をやる」

清司
「ふむふむ。どんな研究を?」

崩心
「人の力を超える存在がもたらした人の力を超えた道具を探している」

清司
「うん・・・?
オーパーツとかいうやつですか?」

崩心
「まぁそんなようなものだ。
人は皆超常の力に憧れる。
私はそれを神と考古学に求めた。
まずそれが在ると決めつけ・・・
その痕跡を探すことに人生の全てを捧げた」

清司
「それはまた随分思い切ったなあ」

崩心
「ま、無きゃ無いでいい。
賭けに負けただけのことだ。
でその研究をまとめたのがこれだ。

アクマゲーム172

崩心
「この世には不思議な力の話は数あれど・・・
これだけは世界各地で同様の名前で痕跡がある。
何かが在るならそこだ・・・というポイントを3つに絞った。
そこを探索したい。だが困難な場所ばかりでな、とにかく金が足りん。
ま、胡散臭いことは十分承知している。
そいつを読んで可能性に興味が湧いたら連絡をくれ。」

清司
「ならば今、読みましょう」

崩心
「なに?」

アクマゲーム172

崩心
「ほぉ・・・」

書類を読み終えて・・

清司
「3か所も調べる必要はない。
正解があるとすればBの海底でしょう」

崩心
「!なぜそう思う?」

清司は根拠を崩心に説明している模様。

崩心
(この男・・・
私の数十年の研究を・・・
論文を読んだだけでさらに深いところまで・・・!!)

清司
「ウチに考古学部門をつくりましょう。
人手と予算を与えます。
1年で何らかの成果を出してください。
どうです?」

崩心
「ヌハハ・・・!!
よろしく頼む、社長」

清司
「よろしく、崩心君」

清司
「お疲れ様でした」

崩心
「ああ失礼する」

崩心は部屋を出る。

龍肝
「!」
(清司様は・・・
清濁構わず受け入れる。
それゆえの繁栄と・・・
危機もいずれ必ず訪れるだろう)

アクマゲーム172

–172話ここまで

次回 アクマゲーム 173話へつづく

スポンサードリンク

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑