風夏 124話 違和感。

公開日: 

三隅
「いや、まぁ罪滅ぼし的な意味合いもあるんだよ・・・
今回の対バンは。
俺たちは随分君らの事務所に迷惑かけたからね」


「は・・・はァ・・・」

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鈴谷
「でもバンド組んだばかりって聞いたけどいきなりツアーなんて才能あるんだな。
俺たちの時とは扱いが違うよ」

青葉
「あ、あの・・・我々は別に優遇得されているわけではなくて。
今回のツアーもCD5000枚売って500万稼がないと事務所が潰れちゃうんで。
それで必死にやってるだけなんです」

鈴谷
「は?まだそんなことやらせてんのかあの社長・・・
君らぜったい騙されてるぞ?
インディーズバンドがツアーでCDを5000枚売るなんて不可能だ。
それにそれって事務所の借金だろ?
君らが苦労して返済する必要はないよ。
巻き添えくう前にやめた方がいいて。
音楽やりたいなら俺たちみたいに週末バンドでもいいじゃん」

鈴谷の話を聞いてややムッとしている様子のメンバー

風夏
「私たちにはこれしかありませんから

風夏124

鈴谷
「へぇ・・・そうか・・・楽しみにしているよ。
あの社長の目が節穴じゃなければ、きっと凄いライブを見せてくれるんだろうな」

三隅
「おい、鈴谷。」

鈴谷たちはは楽屋に引き上げていく。

那智
「・・・なんかヤな感じだぜ。
それにえらく嫌ってんなぁ
ウチの社長の事」

沙羅
「だったらなんで対バンなんて引き受けてくれたのかしら」

三笠
「罪滅ぼしって感じはしませんよね」

たまの病室。

やっさんが見舞いに顔を出す
「おう、生きてッかー」

2風夏124

やっさん
「なんだニコ・・・いつも来てんなぁお前。
もう結婚しちまえ」

ニコ
「うるせぇ」

たま
「あははは」

ニコ
「あんたこそ、なんの用だよ・・・
わざわざコイツの見舞いか?」

やっさん
「そんなとこだ。
あの、これ、”BlueWells”ってバンドのCD買ってきたけど、聴いてみるか?」

たま
「ちょっと興味あるね。
やっさんはもう聴いたんでしょ?どうだった?」

「ん?まぁ・・・頑張ってんじゃねーの?」

ライブ会場。

風夏124

那智
「久々だな・・・こんだけの前でライブすんの」

沙羅
「何?ビビってんの?」

那智
「ビビってねーわ!!」

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優はまた考え事をしている。

風夏
「ほら、また悩んでる」


「え?」

風夏
「まずは目の前のライブを全力でやろうよ・・・
色々考えるのはそれからでいいじゃん」


「・・・うん!そうだね」

風夏124

風夏
「どうも!初めまして!
BlueWellsでーーす!
今日は初の名古屋ライブなんでよろしくお願いしまーす!!」

風夏124

カナリアの二人も観ている。

風夏124

鈴谷
「ふーーん・・・ツインボーカルなんだ・・・」

風夏124

BlueWellsの演奏が終わり・・

観客
「割と良かったなー今のバンド」
「キーボードの彼もイケメンだよね」
「ああ、ギターの子もスゲー上手かったわ」

しかし当のメンバーたちは・・・

風夏124

優の浮かない顔を見て風夏が声をかける
「ねぇ優くん」

そこに
「お疲れ様」

風夏124

鈴谷
「まぁ、なんていうか・・・いいと思うよ・・・頑張ってるじゃん」

優とすれ違いざま言う鈴谷・・・


(・・・・ウソだ・・・)

一方、BlueWellsのCDを聴いたたまも
「悪くはないよ・・・けど・・・これじゃダメだね・・・」

カナリアの演奏が始まる。

風夏124

優はそのライブを見ながら
(・・・・
一体何なんだ、この違和感・・・)

風夏124

優の心臓がドクンとなる。


「あ、そうか・・・そういうことか!」

–124話ここまで

次回 風夏 125話へつづく

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