トリコ 387話 食欲との再会!

公開日: 

その口は希望を噛み潰す!!

スターがアカシアに噛まれた!
真っ二つになってしまったスター崩れ落ちていく。

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トリコ387

トリコ
「スタァあああ!!!」

アカシアは再び口をあけてトリコに向かっていく。

そこへ三虎が現れ、アカシアを殴り飛ばす。
アカシアは殴られつつもの尾を三虎の拳に巻き付ける。

トリコ
「三虎!!!」

尾に捕らわれた拳を噛みちぎられる三虎。
今度は反対の拳に力をこめ、思い切りアカシアを殴り飛ばす。

アカシアが大陸を突き抜けながら地球の反対側まで飛ばされていく。

無くなった拳を見る三虎。

(マイノリティワールド!!)

しかし何も変化が起こらない様子。

三虎
(治癒(なお)らない・・・・・・)

スターの方を振り向く三虎。

三虎(スター・・・)

トリコが慌ててスタージュンに駆け寄る。

トリコ
「スター!!
大丈夫かスター!!」

スター
「トリ・・・コ・・・
今のうちに・・・
GODを・・・」

震えながら血を吐くスタージュン。

トリコ
「ブランチが療水を持ってる!! その傷は再生するはずだ!!」

スター
「いや・・・・・・
無理だろう・・・恐らく私の適合食材・・・
“食運”を食べても・・・ダメだろう わかるんだ・・・・・・
私の細胞が・・・負けを認めちまってる・・・
ネオに食われるってことは・・・・・・そういうことなんだ・・・」

トリコ
「スター・・・
・・・・・・」

スター
「トリコ・・・
私が長年・・・求めていた食材は・・・
“お前が分けてくれたもの”だ・・・」

トリコ
「・・・・・・・・・
オレが分けた・・・?」

スター
「約500年前・・・神の料理人フローゼがアカシアとの子を身ごもった際・・・
フローゼは我が子を自らの母体から胎盤ごと取り出し・・・それを『裏の世界(チャンネル)』で囲い海へ流した・・・』

背景には、船に胎盤を置いて海へ流すフローゼの姿。
「ぶ厚い食運と数百年分の栄養(エネルギー)を込めてな・・・・・・
胎盤の中にいた赤子は二人・・・
私と・・・
お前だトリコ・・・」

目を見開くトリコ。

スター
「『裏の世界(チャンネル)』で胎盤(そ)の中はほとんど時が止まったまま・・・
私たちは寄り添うように約500年もの年月を過ごしたんだ・・・」

トリコ387

そこへ戻ってきたアカシア。

トリコ
「!」

アカシア
「なんだ・・・
私とフローゼの子は・・・
生きていたのか・・・
あのバカ女め・・・
私に黙ってナメたマネを・・・」

トリコ
「アカシア・・・」

スター
「どうやら話せる時間も・・・あとわずかのようだな・・・
私が求めていたものはトリコ・・・お前だ・・・
お前のその心であり・・・優しさ・・・
お前からもらったすべてのものを今
贈(かえ)そう・・・」

ズズッとスタージュンの身体が消えていく。

トリコ
「・・・・・・
スター・・・!!」

アカシア
「残念ながら我が子が生きていようが 私が求めたのは“料理人”・・・
スタージュン(そいつ)はもう死ぬ・・・
残った“美食屋”など・・・・・・
いらぬわ!!
死ねトリコ!!!」

トリコに向かって飛び出すアカシア。

三虎
「フン・・・」

迎え撃とうとした三虎だが、なぜか身体が固まっていた。

(体が・・・
動かん・・・
“あの時”・・・
同時にノッキングを)

背景にはアカシアに拳を噛まれた時の描写。

(強い拘束力・・・
解除するまでに数秒はかかる・・・)

(トリコー―)

トリコの方を振り向く三虎。
すでにアカシアがトリコの背後に迫っていた。

とそのとき、スタージュンの身体から強い光が。

アカシア
「!!」

思わず目が眩むアカシア

アカシア
「ごあ」

スター
「トリコ・・・お前のお陰で私は・・・
“食運”の正体も突き止めた・・・
心配はいらん・・・お前は護られている・・・
大いなる食欲にな・・・」

トリコ
「スター!!」

スター
「フフ・・・
お前とは何度か闘ったが・・・
お前は一度も・・・
私に悪意を向けなかったな・・・
何の雑念もない・・・純粋なバトルは・・・
本当に楽しかったぞ」

涙を流すトリコ。

「スター・・・」

スター
(ありがとうよトリコ・・・・・・
そして・・・さらばだ・・・
我が弟よ・・・)

トリコ
「スタぁああ!!!」

とそのとき、人の形をした光が何体も現れ、トリコをアカシアから遠ざけていく

トリコ
「!?」

トリコ387

さらに光が何体もトリコを囲む。

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三虎
(なんだあれは・・・
スタージュンから何かが飛び出した!!)

トリコ
「な・・・
何だぁ!?
誰だ・・・!? 何をする・・・!?
うっ ぅぁあ」

光がトリコの口元へ手を伸ばす、と同時に喉に衝撃が。

トリコ
「!!」
(何かが・・・・・・
喉を爆走した・・・!! こ・・・
この旨みは・・・)

目の前には太ももが欠けたGODのイメージ。

トリコ
(ー!! GOD!!)

そこでトリコが背後の人物に気づく。
振り向くとそこには赤鬼が。

トリコ387

赤鬼
「やぁ・・・
トリコ・・・」

トリコ(こいつは・・・
オレがいつも見ていた鬼・・・?
だがここは精神世界じゃない・・・
こいつは完全に“実体化”している・・・)

赤鬼
「オレはお前の“食欲”・・・“そのもの”だ
お前はついにフルコースを食べ・・・オレは完全なる力を取り戻した・・・」

トリコ
「食欲・・・
オレの・・・」

赤鬼
「よくやったなトリコ・・・このあとお前がセンターを食い・・・
そのお前をオレが食えば・・・
オレは完璧なる・・・
復活を果たす・・・」

トリコの異変に気づく赤鬼。
目の前のトリコは何故か号泣していた。

トリコ
「・・・・・・な・・・
涙が・・・止まらねェ・・・」

赤鬼
「・・・・・・
トリコ・・・」

赤鬼の腕を掴むトリコ

トリコ
「食欲・・・
オレの食欲・・・
今まで食べた幾万回という食事・・・
それをすべて分ち合ったのがあんたなのか・・・」

赤鬼
「そうだ・・・
正確には98万5962回だ・・・」

またしても涙が噴き出す。

トリコ
「・・・・・・
あ・・・
ありがとう・・・・・・
オレの親愛なる食欲・・・
あんたのお陰でオレは・・・数えきれない程の・・・・・・
幸せの味を知ることができたし・・・たくさんの素晴らしい出会いにも恵まれた・・・」

赤鬼
「・・・・・・」

トリコ
「オレの・・・“オレの” “フルコース”も・・・
あんたが決めたものなのか・・・?」

赤鬼
「いや・・・・・・
それは違う・・・
お前のフルコースは・・・
オレが決めたんじゃない・・・
“お前自身が決めたもの”だトリコ・・・
そして・・・
お前の食欲はまだ止まらない」
(“食運”ども・・・
センターを・・・
トリコへ・・・)

人型の光が鍋のようなものから液体を掬いトリコの口へ

トリコ
「!!」
(な・・・何だ!?
今度は何が入った!?)
「う・・・
あああ」

アカシアと同じように全身に毛が生え、そして一気に抜け落ちる。
なぜか強靭な毛根の眉毛だけは残っている。

トリコ387

赤鬼
(フフ・・・・・・
まいったな・・・・・・
まさか食欲(オレ)にも勘定が沸くなんて・・・
情が移っちまったか・・・
トリコ・・・・・・
感謝するのはオレの方さ・・・
今までお前と一緒に食事ができて・・・
本当に楽しかったし・・・・・・
本当に幸せだった・・・・・・
もうオレが出現(で)てくることは二度とない・・・
話すこともできないが・・・)

赤鬼の目には涙が

(だがこれがお別れじゃねェ・・・
まだまだ食の旅は続くのさ・・・
これからはトリコ・・・
“お前の一部”として・・・
一緒に同行(い)かせてくれ)

目を見開くアカシアと三虎。

白鬼も赤鬼に手を振っている。

青鬼
「正解だ・・・
見事だったぜ
オーガー」

人型の影たちが合掌しながらトリコを取り囲む。

髪の毛もはえ、傷も無くなり元通りになったトリコ。

食欲(オーガー)と一体になったトリコ!! ついに覚醒ー・・・!?

トリコ387

–387話ここまで

次回 トリコ 388話へつづく

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