ドメスティックな彼女 111話 今日こそ!

公開日: 

バルス
「謝るのはお前の方だ!脳みそ筋肉の○○カス野郎」

殴られても一歩も引かないバルス。

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ヤンキー生徒
「ああ!?」

バルス
「口を開けばオタクオタクと・・
バカがにじみ出てるぜ!」

「テメエ・・・!」

バルス
「言葉を使わずに暴力で屈服させようとは猿以下かよ・・・
そんな奴に文芸部の芸術を理解できるワケないか・・・」

ヤンキー
「うっせえ!」」

バルス、殴られる。

ヤンキー仲間
「文芸部・・・?
なんか、前に賞取ったとか朝礼で言ってたやつか・・・」

仲間2
「ああ、なんかあったな」

ヤンキー
「そんなもん、遊びみたいなもんだろ?」

仲間1
「アニキが載ってんのチラッと見たって言ってたけど女々しくて無理っつってたな・・
そーいや・・・」

ヤンキーたち
「そんなん趣味にしてるよーなヤツ絶対ニート予備軍だわ!」
「シコシコ妄想書いてんだろ?
マジやべー。」
「やっぱ駆逐しとかねーとな。」

その言葉を聞いたバルス、夏生の小説に懸ける情熱を想うと・・・
「取り消せよ・・・
取り消せよ。今の言葉全部・・・!」

そこに

「あら・・・」と登場したのは

ドメスティックな彼女111

マスター
「あたし?あたしは通りすがりの美人よ。
あんたたちこそこんな華奢な男の子に多勢で絡むなんて!
大の男が雁首揃えて恥ずかしくないの!?」

ヤンキー
「ああ!てめーに関係ないだろ」

仲間1
「どっかいけよおっさん気色悪ぃ」

ヤンキーの一人がマスターの胸元を掴むと、マスターの肩に牡丹の絵がかいてあるのが見えた。

マスター
「あら、イヤん。
あんた達、ホントエネルギー余ってんのねぇ。
じゃあこの子に代わってあたしが相手したげるわ。」

ヤンキーたちは恐れをなして逃げていく。
「い、いこーぜ!」
「ホンモノなんかと関わってられっかよ!」

マスター
「あら、いいの?
3人いたら1人くらいは開発できると思ったのに・・・」

フミヤ
「相手するってそっちですか。」

フミヤ、バルスに肩を貸し、
「大丈夫?歩ける?
何だってあんな絡まれ方・・・」

フミヤに支えられて皆の所へ戻り、事情を説明したバルス。

ドメスティックな彼女111

桐谷
「それだけ芝崎くんはこの部誌に本気なんですよ」

バルス
「作品のレベルは高いはずです!
俺のや、藤井先輩のや、部長のだって。
それをあんな教養のかけらもないないヤツラに・・・!」

マスター
「わかった!
あなたの熱意に惚れたわ!
ここはアタシがひと肌脱いであげる!
ちょっと待ってて!
用意してくる」

マスターは走って行った。

バルス
「え・・・」

フミヤ
「もしかして君が夏生に勝負を挑んだっていう後輩?」

バルス
「え、あ、はい・・・」

フミヤ
「やっぱり!
その小説愛の深さはもしやと思ってさ。
なんかうれしいなぁ。
いや、さっきの口論少し聞こえたんだけど、夏生の事悪く言われて怒ってくれただろ?
夏生の事少しは認めてくれたのかなって。
君ら1年が見学来てた時期、夏生から電話で色々聞いてさ・・・
すごい新入生が来たから絶対に入部させたいって、相当はしゃいでたから。」

ドメスティックな彼女111

30分後

マスター
「おまた!」

ドメスティックな彼女111

フミヤ
「やっぱり・・・」

樺沢、美雨、バルスは言葉を失う。

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マスター
「どぅお?先生・・・あたしの一張羅。」

桐谷
「ええ、トテモステキデスネ」

美雨
「先生、セリフ棒すぎ・・・」

フミヤ
「むっちゃ見られてますよ」

マスター
「そりゃ好都合よ」

ドメスティックな彼女111

赤森高文芸部の精鋭部員が執筆した意欲作!
中には高校生にしてかの新虹社文藝賞受賞の天才作家も!
将来有名小説家続出間違いなしのこの本を今買わない手はないわよ!
価値が出てから欲しがっても遅いんだから!
そんな才能が詰まった短編小説!
さぁ買った買った!」

途端にバルスたちの周りに人だかりができ、次々に部誌が売れていく。

フミヤ
「さすが客商売。」

マスター
「もうちょっと寅さんっぽくしたかったけどね~。
出しゃ売れる大作家じゃないんだから知ってもらうにはこのくらいしなきゃね。」

この様子を遠くから見ている夏生ともも。

文化祭の一日目が終わり、翌日のためにスーパーで材料を買っている夏生とルイ。

夏生
「あんこは?」

ルイ
「んーと、3つかな」

夏生
「今日凄かったな・・・
休憩から戻ったらスゲー人だかりで。
一日目で120部なんて去年のさらに倍だぜ?
やっぱマスターのおかげかな・・
ギャラとして芝崎がキスされまくってたけど」

ルイ
「帰りげっそりしてたね」

夏生
「まぁ唇はし守したみたいだからいんじゃね?
明日はマスターナシだから俺らで頑張んねーと」

ドメスティックな彼女111

夏生
「え、あ、うん・・・
なんか意外だったよな・・
アルがああいうのダメだったなんて。
あんなデカい図体してんのにさ。」

ルイ
「まぁ、あたしも怖くて動けなかったから。
わかんなくはないけど」

ルイ、とろうとしたかぼちゃが・・・

ドメスティックな彼女111

赤くなる二人。

夏生
「あ、ワリっ」

夏生、手を離す。

ルイ
「・・・・・」

夏生
「そ、そうだ。
ウチ牛乳なくなってたよな?持ってくる」

夏生の後ろ姿を見つめながらルイは文化祭一日目にアル言われたことを思い出す。

アル
”実はさ・・・なっちゃんに言ってあるんだ。
文化祭が終わるまでに決着つけようって。
もし、なっちゃんがそれまでにはっきりさせなかったら・・・
俺と付き合ってよ、ルイちゃん。」

牛乳を選んでいる夏生の横顔を見ているルイ・・・

文化祭2日目。

ドメスティックな彼女111

バルスが何かを取り出す。

樺沢
「芝崎くん、それは?」

ドメスティックな彼女111

いいものを作るってのはもちろんだけど、でも、作って待ってるだけじゃダメで・・・
売る努力ってのも大事なんだなって。」

樺沢
「確かに・・・素晴らしいよ芝崎くん!」

アル
「マスターからサンバの衣装も借りればよかったのに!」

バルス
「は?松川先輩着てくれるんですか?」

アル
「なんで俺?」

バルス
「体形的にぴったりでしょ」

その様子を見ている桐谷。

そして桐谷を見つめる美雨。

ドメスティックな彼女111

美雨
(怖がらないで私・・・一年の時から抱え続けた想いに決着をつける日なんだから。)

一般入場が始まる。

美雨
(大丈夫。
だって好きって伝えるだけだもん。
ただそれだけ。
別に何を要求するわけじゃないんだから。
迷惑とかかけないし。
でも・・・
生徒の一人でしかない私に告白なんてされたら・・・
先生困るかな・・・
やっぱやめた方がいいかな・・・)

美雨がそんな事を考えていると

「せんせ」

と現れたのは

ドメスティックな彼女111

桐谷
「やぁ、久しぶりですね。来てくれたんですか!」

律が小声でルイに
「OBの方ですか?」

ルイ
「ううん。
去年の文化祭でいやがらせしてきた元ストーカー。」


「ストーカー?
そんな人がどの面下げて・・・」

美雨は黙って見ている。

ドメスティックな彼女111

桐谷
「あ・・・まぁ・・・はい」

楠本
「そのお詫びと言っては何だけど・・・コレ差し入れ」


「あ、これ、クリスピーシュクリのシュークリームですよ!」

モモ
「ホントだ~」

ルイ
「有名なやつ?」

桐谷
「どうしてるか気にかかっていました・・・就活はどうですか?」

楠本、赤くなり
「ま・・まぁ、ぼちぼち・・」

ドメスティックな彼女111

–111話ここまで

次回 ドメスティックな彼女 112話へつづく

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