食戟のソーマ 184話 恩義

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戦う理由は誰がために。

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創真
「汐見先輩の・・・ため・・・?
なんだよどーいう意味だそりゃ」

葉山
「・・・失言だったな
・・・お前には関係ない事だ 
さぁ出ていけよ!
これ以上煩わせるな 
この勝負は俺にとって通過点でしかねぇんだからな」

夜になり、大浴場にやってきた創真と久我

脱衣所にて。

久我
「ちょっと幸平ちん幸平ちん幸平ちん!
何でスゴスゴ帰ってきたのさ~
食戟挑むチャンスだったのに!
簡単だよ? “この三次試験で・・・俺と食戟やろうぜ” ってキリッと言えばいいんだよ?
幸平ちんも葉山を凹ませたいっしょー?」

創真
「それは勿論そーなんすけどねー・・・」

服を脱いで浴室に入ると

ヨガのねじった三角のポーズをしている堂島
「む、どうした幸平 気にかかる事がある…という顔だな」

創真「堂島先輩…!」

同じ動きをして体をほぐしながら話す堂島と創真

堂島
「汐見ゼミが潰された経緯・・・か」

創真
「うす 堂島先輩知ってますか? 

食戟のソーマ184

久我
「相手の事なんて幸平ちんには関係ないじゃん。
セントラルに尻尾ふってるヘタレの事情聞いたってしょうがないっしょー」

創真
「や・・・俺はあの葉山が簡単に敵に従うとは思えないんすよね・・・」

堂島
「・・・幸平の言う通り・・・ “最初は” 従うつもりはなかったようだな」

創真
「・・・?」

月饗祭、最終日の夜

汐見
「葉山く~ん!!やったよ!さっきね、〇〇社の方がゼミに来てね 

食戟のソーマ184

もおー」

葉山
(月饗祭が終わったら・・・また研究の日々が始まるな なにしろ抱えてる案件は山ほどある
一瞬でも止まっていられねぇ・・・潤の研究を今よりもっと前に・・・!)

しかし後日・・・

電話に出る葉山
「・・・どういう事です!?提携を打ち切りたい・・・ですって!?」


「申し訳ない・・・!違約金に関してはあらためて書面で連絡する!本当にすまない・・・!!そ、それでは!」

そこから何件も同様の電話がかかってくる

**
「その・・・誠に勝手ながら・・・」

葉山
「何故です・・・!?納得できる訳がない!訳を・・・理由をおっしゃって下さい!!」


「学園内にあった自治組織は全て消滅するからだよ これから遠月の顔はセントラルただひとつになるんだ」

壁を叩く葉山
「チィッ・・・!!(固相マイクロ抽出を用いた香味成分バーチャルマッピング作成

ハーブの鮮度保持に特化した無菌充填包装システム開発・・・抱えてたプロジェクトは全て頓挫だ・・・っ!!

くそっ・・・セントラルだか何だか知らねぇが汐見ゼミは潰させねぇぞ・・・!もし此処がなくなったら・・・潤の大事な居場所が・・・なくなっちまう・・・!)」

そこに黒服の男がやってくる
「葉山アキラ、薊総帥からメッセージだ 指定の日時に・・・1人で来い」

指定された日・・・


「君のセンスは僕の掲げる “真の美食” たりうるものだ 

食戟のソーマ184

葉山
「ふざけるな・・・話にならねぇよおっさん 汐見ゼミは絶対に潰させねぇ たとえどんな妨害を受けたとしてもだ」

そう言う葉山に対して薊はディスクと書類を取り出して見せる

葉山
(・・・何だ?あれは・・・)

はっとする葉山
( 汐見ゼミ(俺達)の研究データ・・・!! )

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「わかってるんだろう?僕がいる限り汐見ゼミに未来は無い 当然この研究データにも・・・ね」

葉山
「黙れ!!返せ・・・っ それはお前が触っていいものじゃねぇ・・・!!」


「・・・さて・・・ここからが交渉だ 
君が僕に従うならば・・・新たなる君専用の研究場所をセントラルの内部に設けようじゃないか

食戟のソーマ184


「今よりもっと充実した環境を君達に与えられる 僕にはメリットしかないように思うけれど」

固まる葉山を見てくすっ・・・と笑みを浮かべる薊
「十傑の空席を競うバトルロイヤルを近日中に行う 君の参加を待っているよ」

握りしめた拳に力が入る葉山
(恩義がある 他の何を犠牲にしてでも返さなくちゃならない恩義が・・・!)

その話を聞いてムカムカする久我
「ゆるっっっせないよ薊アイツぅあー!!マジないわー!マジでマジで!

俺の第八席もそんな感じで理不尽に奪われたんだよー腹立つわ~!!葉山ちんマジかわいそうなんだけどー!!」

堂島
「薙切薊が汐見ゼミの取引先へ手を回したのも全て葉山アキラを手に入れる為だったのだろうな
葉山はどうしても汐見の居場所を守りたい・・・その為には絶対に幸平創真を倒さなければならないのだ・・・!」

創真
「ふーん・・・それで “通過点” ・・・なワケね」

何かを思い立った創真は風呂から立ち上がりどこかへ走っていく

バルコニーで1人佇んでいる葉山の元へ駆けつけた創真

食戟のソーマ184

創真
「お前が背負ってるもののこと聞いた」

葉山
「・・・!」

創真
「進級試験で俺を倒せばお前がやりたかった事を続けられる これはその為の勝負にすぎない・・・って事だな」

葉山
「・・・そうなるな」

創真
「ひとをナメんのも大概にしろよ
こっちは秋の選抜で負けたリベンジマッチに来てんだよ 形はどーあろうとお前との真剣勝負ができるって燃えてたんだ
なのに皿以外の事に余所見してんじゃねーぞコラ・・・!」

覗いている久我
(えぇえええ何に対して怒ってんの!?ほんとに話聞いてた!?幸平ちん!!
だいたい幸平ちんだって自分の退学かかってるんですけど!?忘れてない!?)

堂島も久我の後ろにやってくる

葉山
「・・・はぁ・・・なに青臭い事言ってやがる・・・勝負に目的は付きものだろ 世間知らずはこれだからしょうがねぇ お前に何がわかるっていうんだ」

創真
「大事な居場所だったんじゃねーのかよ 
なのにその自分の場所を守る勝負すらできなかった

食戟のソーマ184

葉山
「幸平ァ・・・っ!! 
・・・いいだろう・・・
そこまで俺に負かされたいなら 引導を渡してやるよ」

睨み合う2人を無言で見ている堂島

食戟のソーマ184

–184話ここまで

次回、食戟のソーマ 185話へつづく

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