DAYS 169話 当たり前のように

公開日: 

それぞれが心を決める決戦前夜。
ただ一人、つくしの姿だけがない。

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新戸部と白鳥と来須が歩いている。

新戸部
「いやーやっぱ水樹キャプテンはすげえわ!」

白鳥
「あの犬童を投げ飛ばしたからな!
サッカーも相撲も超人だぜ!」

来須が急に足を止める。

新戸部がぶつかり
「急に止まるな来須!」

来須
「やっぱり柄本がいねえ」

白鳥
「あ?」

来須
「さっき洗濯所の前通った時にもいなかった」

新渡戸
「そういやそうだな、つーか風間も見てねえな」

白鳥
「それがどうかしたか?」

来須
「一体誰が2、3年の洗濯をしてるんだ?」

デイズ169

1年たち
「あのヤロウ!!しぬ気か!?」
「1年全員で何としても探し出せ!」
「どこで遊び歩いてんだ!!」

猪原
「今帰仁!来い」

猪原と今帰仁は2人でホテル前で話をする。

猪原
「全国で優勝をする。それが表のテーマだ」

今帰仁
「表・・・?」

猪原
「今日の試合は良かったが、危うさはまだ残る。
お前には足りないものがある。」

今帰仁
「・・・・・・・・・はい」

猪原
「残り数試合でお前に俺の全てを伝える、それが俺の裏のテーマだ」

一方新戸部達3人はホテル内を走り回って探している。

白鳥
「っていうかやみくもに捜してて見つかるのか!?」

新渡戸
「臼井先輩に聞くしかねえ!!」

来須
「あの人は森羅万象わかんねーことはねえ!」

デイズ169

白鳥
「柄本の居場所知りませんか!?」

鈴木
「知らねえよ、そんなの」

新渡戸
「臼井先輩が鈴木先輩に用って何だ?」

来須
「さあ?」

臼井
「渡したいものがあってな」

デイズ169

鈴木
「なぜ・・・」

臼井
「君下が適任だと思われているようだが、ああ見えて情に流されるからな。
お前が一番フラットにチームを見てる。
俺の役割を継ぐのはお前しかいない」

鈴木
「そうじゃなくて!!
終わりじゃないでしょ。
まだ明日で引退って決まったわけじゃない!」

臼井
「この役目はお前のものだ。
熱くなるのもいいが、自分の良さを見失うなよ。
どちらにせよ遠くない未来に新チームは動きだす。
心の準備はもう始めておくべきだと俺は思うよ」

鈴木
「・・・・・・・・・臼井先輩・・・」

デイズ169

新渡戸
「佐藤先輩ショック受けてるぜ」

来須
「いつもセットだったからな・・・」

白鳥
「クラス委員すら委員長と副委員長を1年ごとに交替でやってるんだろ?」

国母
「おうおめえらー、洗濯は済んだのかぁ?」

1年トリオ
「国母先輩!」

国母
「指を指すな、指を」

速瀬
「声でけえよ」

来須
「速瀬先輩!!
柄本を見ませんでしたか!?」」

国母
「知らねえよ。」

速瀬
「おっ、いたいた!おい、佐藤!」

国母
「どーした?突っ立って?
最近どうよ、女の子と遊んでっか?」

速瀬
「いきなり本題かよ」

佐藤
「・・・え?
いや・・・・・・最近は全然・・・」

国母
「頼むぜオイ!君下は貧乏だし、大柴は馬鹿だし」

佐藤
「はあ」

国母
「お前だけが期待の星なんだよ!」

佐藤
「き・・・期待の星?」

国母
「あったり前だろ!」

デイズ169

国母
「ワハハ、明日も頑張るぞ」

佐藤
(俺の役割って・・・)

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白鳥
「相変わらず軽いなー」

新渡戸
「試合ではちゃんとやるのにな」

この時、佐藤の背後に密かに迫るものが。

デイズ169

佐藤、顔面蒼白
(なぜ戻ってきたーーー!?)

来須達3人
「逃げろ!!」

来須達ダッシュ!

白鳥
「くそ・・・死ぬかと思った・・・」

新渡戸
「柄本いねえな」

来須
「ああ、そうだな」

部屋の中から灰原の大声が。

灰原
「上がりいいぃ!!勝ったぞー!!完全勝利なり!!
ワハハ
こりゃ梁山戦の前に縁起がいいぜ!!
124敗して1勝!
とうとう君下に勝利する日が来たのだー!!」

デイズ169

デイズ169

新渡戸
「・・・こうなったらあの部屋にも行くしかねえか」

白鳥
「い、行くのか、悪魔の部屋に・・・・・・」

新渡戸
「背に腹は代えられん」

白鳥
「くっそ、いくしかねーっ!!!」

新渡戸
「柄本、みつけたらぶん殴る」

来須
「・・・・・」

デイズ169

白鳥
「で・・・」

来須
「・・・」

新渡戸
「ですよねー・・・」

生方
「わかったらさっさと帰れよ」

来須は生方が閉めようとしたドアに足を挟んで再び開ける。

生方
「あ?」

新渡戸・白鳥
「来須さん!?しぬ気か!?」

生方
「何してんだお前?」

デイズ169

生方
「!」

来須
「それこそ雨が降ろうが、槍が降ろうが、聖蹟が勝とうが負けようが・・・
目の端で走ってるあいつの姿はいつもの聖蹟の風景だったんだ。
それが今はない、柄本に何か起きてんだな・・・?」

白鳥と新戸部
「・・・・・・」

生方
(・・・こいつなりに何か感じてるってことか・・・)
「もう任せたから」

来須
「やっぱり、風間が行ったってことか」

生方は頷く。

デイズ169

生方
「あ・・・あのさ!」

来須
「何?」

生方
「あ・・・いや・・・あんたBチームでもたまにやってんじゃん?」

来須
「何が?」

生方
「中学でもやってたんでしょ?」

来須
「だから何が!?」

デイズ169

つくしが寒空の下で一人でいるところに風間が声をかける。

風間
「前にもこんなことがあったよなー、夏合宿か?」

つくしは驚いて振り返る。

風間
「今は夏じゃねーんだ。

デイズ169

つくし
「かざ・・・ゴメ・・・」

風間
「気にすんな、友達だろ?」

つくし
「・・・・・・・・・」

風間
「時間ならたっぷりあるさ
焦る必要はねえよ。」

デイズ169

–169話ここまで

次回 DAYS 170話へつづく

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