火ノ丸相撲 115話 淡々と・・

公開日: 

団体戦準決勝まで進んだ大太刀高校。
対するは天王寺のいる鳥取白楼高校

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寺原
「ついにここまで来たかぁ・・・あ~ダメだ泣きそう!」

冴ノ山
「なんでもう泣くんですか・・・寺原くん」

寺原
「だって関取ィ・・・まさかホントにここまで勝ち上がってくるなんて・・・すげぇよ・・・すげぇよみんな・・・」

冴ノ山
「・・・まだですよ・・・まだなにもなしていない・・・ここからが本番です・・・これらもその事をよくわかってる・・・見なさい・・・みんないい顔をしています。」

火ノ丸相撲115

観客
「大太刀って全国初出場なんだよね」
「あの白楼と向かい合っても堂々としてるじゃん・・・ここまでの戦い振りを見てると何かやってくれそうな気がするんだよなぁ、大太刀」

カメラマン宮崎
「・・・期待されてるな・・・鬼丸だけじゃない・・・ダチ高というチームは・・・全国で認められているんだ」

名塚
「そうね・・ただ・・・単純な実力差で言ったらやっぱり白楼の方が遥かに上よ・・・
たしかに個人戦の天王寺君の敗退は、白楼団体6連覇・・・絶対王者としての輝きに影を落としたかもしれない・・・
けど、それで決して今ある実力を落としたわけでは決してないわ
もちろん、ダチ高は強い・・・・浅い相撲歴を補うに余りある各々のバックボーンを活かした個性豊かな相撲で数々の難敵を打ち砕いてきた。そう・・・ダチ高の武器は”個性”・・・でも今回の相手は・・・」

火ノ丸相撲115

名塚
「白楼の武器もまた個性・・・
しかも伝統と実績に裏付けられた・・・いわばダチ高の完全上位互換チーム
せめて、天王寺君の・・・・エースの敗戦に動揺してくれていたら、つけ入る隙もあったでしょうけど・・・
準々決勝を見る限りそれもない・・・淡々と作業の様に・・・
ブレない・・・変わらないことの強さ
王者の場数のなせる業か・・・」

宮崎
「おいおい、さっきから聞いてたら、ダチ高にはまるっきり勝ち目はないってのか?」

名塚
「・・・いや、もちろん、勝負に絶対はない
組み合わせによる互いの個性の相性・・・そして何より私が期待しているのは・・・」
(実力を跳ねのける・・・ダチ高のチームカラーともいうべきもう一つの武器・・・
鬼丸譲りの”心”の強さ・・・心を燃やした時の爆発力がこの勝負の鍵を握る・・!)

先鋒戦東

小関君

小関
「淡々とか・・・」それはどうかな・・・

西

榎木くん

火ノ丸相撲115

その異様なたたずまいに観客席がざわつく。

駿海
「準々決勝でも変わらないように見えて、わずかだがピリついていたよ
今回かなりは露骨だが・・・相手は国宝を要するチームだしな・・・」

礼奈
「淡々と作業の様にじゃなかったの?」

千鶴子
「なんにせよ、ダチ高にとってありがたい状態ではなさそうですね・・・」

火ノ丸相撲115

試合前、桐仁から聞いていた

桐仁
「榎木が相撲を始めたのは中学かららしい・・・
天王寺がいた大阪の中学の相撲部でな・・・
服部白楼を選んだのもおそらく・・・
天王寺を慕っての事だろう」

小関
(なんとなくわかるよ・・・・
君が昂らずにいられない理由・・・
君にとって天王寺がどういう存在か・・・

火ノ丸相撲115

会場の全員が固唾を呑んで土俵上の二人を見ている

ドクン

ドクン

「はっきよい」

火ノ丸相撲115

立ち合いは榎木!

名塚
(体格で上回る小関君の当たりをを角度とタイミングで・・・
上手い・・!!)

そのまま榎木は小関の右腕を取る

石神高の真田
「腕を取られるな!!」
(榎木は合気道を相撲に使う!小関が技術で劣っていることはわかっていたが・・・)

小関はなんとか腕を引き離す

しかし

火ノ丸相撲115

桐仁による回想。

試合前

小関
「3日目の白楼は・・・今日までの様に冷静じゃなくもっと激しくくると思う。
それこそしにもの狂いでね・・・
それは俺らを警戒してじゃなく・・・
その先・・・決勝で待つであろう栄華大附属・・・
久世草介の前にもう一度・・・天王寺を連れていくために・・・」

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小関
(淡々としていられるわけないよな・・・だって・・・
君にとって天王寺はきっと・・・強くて・・・憧れで・・・”救い”だったんだろうから・・・)

しかし小関は凄まじい気迫で向かってくる榎木に対して

火ノ丸相撲115

小関の表情

火ノ丸相撲115

小関
(わかるよ・・・燃えないわけがないんだ・・・君のとっての天王寺は
俺にとっての潮と同じだから・・・だからこそ俺が・・・!!
天王寺に比べたら潮は負けてばっかりさ・・・
でもだからって慣れることはない・・・
見るたびに苦しさは積み上がる・・・もう見たくない!!)

回想。

試合前

小関
「先鋒は俺に行かせてくれ」

ユーマ
「珍しいなお前がそんなこと言うなんて」

國崎
「はっはっは大丈夫かよ!
変に気負ってんじゃねぇか?」

小関
「はは、いや・・・ただなんかね・・・俺が一番燃える気がしてさ・・・」

火ノ丸相撲115

互いの大将のために剥き上がる”心”!

–115話ここまで

次回 火ノ丸相撲 116話へつづく

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