ドメスティックな彼女 113話 想いの行方

公開日: 

文化祭2日目。
カップリングプロジェクトも残るはあと少し。

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第4のゲームは部屋脱出ゲーム。

鍵を見つけるアルとルイ。

アル
「すごいよルイちゃん。
最後の暗号の問題とかよく分かったねー。」

ルイ
「あの手のやつは小説で読んだことあったから。」

ドメスティックな彼女113

ルイ
「最終試練?今ので最後じゃないの?」

「はい、このボーナスイベントをクリアしたらゴールです」

アル
「何するの?それって」

「屋上のマイクに向かってパートナーへの愛を叫んでいただきます」

アル
「ええええ!
それって大勢の前で告白するってこと?」

「そうなりますねー」

アル、真っ赤になって「・・・」

ルイ
「無理しなくていいんじゃない?
別にリタイアしても気にしないし・・・」

アル、しばらく考えて腹を決めた様子。
「大丈夫・・・俺やるよ」

ドメスティックな彼女113

ルイは皆と一緒に下から見上げている。

アルの順番になって

ドメスティックな彼女113

男子
「ヒュー!!」
「いいぞー」

女子
「ねえ、”ルイちゃん”ってルイのこと?」
「まじで?」

アル「ルイちゃんは

ドメスティックな彼女113

アル
「俺には手が届かないかもって思いながらもどんどん惹かれていきました!
たとえ、今

ドメスティックな彼女113

俺はその何倍も、何十倍も何百倍も愛してるよーーー」

ドメスティックな彼女113

みんなの所に戻ったルイとアル。

ドメスティックな彼女113

副賞のバッジを律に見せるアル。

桜坂
「おぉ!上位に入れたんすか?」

アル
「ううん。これはクリアした人全員にくれるヤツ」

樺沢
「こっちまでうっすら聞こえましたよ」

バルス
「よくやれますよね・・・人前で告白なんて・・・」

アル
「えええ、そんなに褒められたら恥ずかしいよぉ」

バルス
「褒めてないですけどね」

モモと夏生が帰ってきた。

モモ「たっだいまぁ」

桜坂
「あれ、モモ先輩たちはクリアできなかったんですか?」

モモ
「今日はイベント参加しないで他のところにいたんだ~」

桜坂「え、なんで・・・」

モモ「ひ・み・つ」

ドメスティックな彼女113

文化祭も終わり、皆かたずけに入る。

バルス
「発表します・・・
我々が今回総力を挙げて制作した部誌ですが・・・
販売数は200この二日間合わせて発行部数200部中・・・
200部!
無事完売しました!」


「おーーー」

桐谷
「素晴らしい!
ここまでの実績は文芸部が始まって以来でしょう・・・
芝崎くんもよく頑張ってくれましたね」

バルス
「今回、色々勉強になりました。
手に取ってもらうことの難しさとか、感想貰った時の高揚感とか・・・
それで考えたんですが、来年は巻頭に目を引く様な特集を組んでみては?」

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桐谷
「なるほど、いいですね!
では来年も頼りにしていますよ。次期部長!」

バルス「え?」

ドメスティックな彼女113

桐谷「ええ、大丈夫ですよ」

モモ
「片付け入る前に着替えた方が良いよね?
じゃあ、女子から着替えちゃおうか!
ミューちゃんもいこ~」

ルイも着替えに行こうとしているところにアルが声をかける。

アル
「ごめん、忙しくなる前にと思って・・・
俺の気持ちは屋上から叫んだ通りだよ・・・
もし応えてくれるなら、後夜祭の時に俺のところに来て。
校庭で待ってるから」

二人の様子を夏生が遠くから見ていた・・・

ドメスティックな彼女113

ドアが開く音がして・・・

桐谷
「ああ、ここにいたんですか。
お待たせしてすみません。」

葦原
「私こそすみません。呼び出したりして」

桐谷
「葦原君もよくここに?」

葦原
「いえ、藤井君に聞いたんです。
先生はたまに授業をサボってここでタバコを吸っていたって」

桐谷「ははは、不真面目さがバレましたか」

ドメスティックな彼女113

今までやってこれたのも、先生のご指導や励ましがあったからこそで本当に感謝しています。
それで・・・最後にどうしても伝えたいことがあって・・・」

どうしても言い出せない葦原。
(ずっと好きでした・・・って伝えるだけじゃない・・・
ただ言うだけ・・・なのに・・・・言葉がでない・・・)

葦原の表情を見て、先に桐谷が切り出す

桐谷
「君が初めて部室に来た時の事・・・
覚えていますか?当時まだ同好会で、新入生に紹介する場もなく、見学に来たのは葦原くん一人だけでした。」

回想。

先輩たちからの質問
「どういうジャンル読むの?」
「好きな作家とかいる?」
「今まで小説書いたことは?」

葦原、もじもじしながら
「え、あの・・・青春ものとか好きで・・・
作品名は・・・今ちょっと思いつかないんですけど・・・・」

桐谷
「随分引っ込み思案な子だなと思いました。
その後、3年生が卒業し、新たな部員が一人、二人と増え、時間を経る度に、君の顔つきがどんどん変わっていった・・・
さっき、今までやれたのは僕のおかげと言いましたが、それは違います。
君の今の充実は・・・

ドメスティックな彼女113

葦原
(ずっと・・・憧れたいた・・・
先生の瞳には、私など映らないと分かっていながら・・・それが・・・)

桐谷
「すみません。話を遮りましたね・・・・僕に何か伝えることがあると・・・」

ドメスティックな彼女113

葦原
(こんなに見ていてくれた・・・たとえ生徒としてでも・・・
先生の瞳にはいろんな私が・・・
それだけで、想った時間は報われる)

日は暮れ、後夜祭が始まる。

キャンプファイヤーの周りでフォークダンスを踊っている。

アルは踊らずに石段に座りその様子を見ている。

すると後ろから足音がして、振り返ると

ドメスティックな彼女113

–113話ここまで

次回 ドメスティックな彼女 114話へつづく

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