火ノ丸相撲 116話 ”心””体”と”技”

公開日: 

小関と榎木の取り組みは気迫と気迫のぶつかり合い!

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火ノ丸相撲116

石神高真田
(”体(たい)”は小関上なんだ)
「前みつを引いて一気にでろ!」

真田の言葉通り前みつを引いて前に出る小関。

榎木
(腕を取られないように頭からか・・・
その程度の対策なら
うんざりするほどされてきた!)

榎木は前みつを取っていた小関の腕を極める!

榎木
(体は上?それがどうした・・・
僕はこの”技”で獅童さんの横に立つ資格を勝ち取った男だ・・・この技で・・・
今度は僕が獅童さんを救うんだ!)

5年前・・

榎木晋太郎中学一年生

すぐに投げられてしまう榎木。

相撲部員
「ははは、おいおい弱すぎて虐めとるみたいや」
「つーか下手すぎて逆に組みづらいんだよなぁこいつ」

監督
「おい、榎木!お前はもうええから、下がって四股でも踏んどけ」

悔しさをにじませる榎木。

ある日、退部届を持って職員室のドアの前に立っている榎木。

そこに職員室から出てくる天王寺
「失礼しました」

火ノ丸相撲116

榎木
「え、あ・・・」
(うわ、相撲部の2年生エースの天王寺さん・・・)

天王寺は榎木が持っている退部届に気が付く。

天王寺
「なんや、お前・・・相撲部辞めんのか?」

榎木「あ・・・・」

天王寺は話を聞いてやることに。

榎木
「小学校の頃・・・地元の小さい相撲大会に出たのが切っ掛けで・・
ずっと興味はあったんです!
でも・・・中学で始めるにはウチの相撲部は部員も多くてレベルも高い。
僕意外ほとんどみんな経験者で・・・
僕は身体が小さいし、細いし、みんなに馬鹿にされてます・・・
先生も体が大きい奴らをひいきして僕には何も教えてくれない・・・
それでも半年なんとか続けてきましたけど・・・
みんなの言う通り、僕には才能がないみたいですし、半年やってわかりました。
僕・・・相撲あんまり好きじゃないみたいです・・・」

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天王寺
「・・・・そうか・・・新入部員の中ではお前に割と期待しとったんやけどなぁ。
残念や」

榎木
「え?い、いや、嘘だ・・・
今日初めて話すくらいなのにそんな・・・なんで、僕が・・・」

火ノ丸相撲116

榎木
「・・・こっちに越してくる前に合気道を少しやっていました。
けど、ホントに少しかじった程度で・・・
誰にも言ってないのにどうして・・・?」

天王寺
「見とったらわかるわ・・・
ホンマのど素人かそうでないかはな
お前は初めてという割に受け身とすり足が身についとったし、手首が強いのも気になっとった・・・
前捌きも独特や・・・
みんなやりづらそうにしとったやろ?
それはお前の強さやで」

驚く榎木
(この人、僕の名前だけじゃなく、そんな細かいところまで?
この大所帯の相撲部のエースが・・・
僕みたいな影の薄い一年生部員のことを見て・・・)

天王寺
「見る目のないアホはおるよ
それはしゃーない・・ただ・・・
一番アホなんはお前やで、榎木。」

息をのむ榎木。

天王寺
「周りをどうこう言う前にお前はどうなんや・・・
お前に見る目はあるんか?
お前自身がお前の事見えてへんのとちゃうんか・・・
周りがお前のことを強くするんやない!
己を強くするんは己自身や!
かじった程度の合気道がお前の強さに繋がっとるなら、これを機に真剣に習ってみたらどうや・・・
相撲のほうも伸びるかもわからんで・・・
まぁでも決めるのはお前や・・・
ホンマに辞めたかったら好きにせぇ
ただ・・・お前は相撲好きやと思うけどな・・・
見てたらわかるわ・・・
強くなったら、今よりもっとハマるで。
間違いない!だって

火ノ丸相撲116

榎木
(獅童さんがどこまで本気で僕を引き留めたのかわからない・・・
でもこれだけは言える・・・
あの時、獅童さんの言葉があったから僕は・・・
強くなれました。
何より、もしあのまま辞めていたら、いつかきっと・・・
あの時解っていなかった自分の本当の気持ちに気が付いて、ふと思い出してはしぬほど後悔していたと思う。
だって僕は・・・やっぱり・・・
しぬほど、相撲好きでしたから・・・
ありがとうございます。
獅童さんの背中を追ってきたから、僕はここまで来れたんですよ・・・
そしてあんたも・・・
きっとそうなんだろう・・・
わかるよ・・・小関さん・・・
でも同じじゃない。
こちとら強豪校で

火ノ丸相撲116

観客
「両差し・・・深い!!」

名塚
(これが・・・一年生から王者の一画を彩る榎木晋太郎の技・・・)

榎木
(・・・あんたの下手を引いてからの寄りは強烈だ。
その太さを活かした必さつの形だろうよ・・・
だが言い換えればあんたには・・・
「寄り」しか頼るものがない・・・!
心と体だけで勝てるほど、僕の相撲は軽くないんだよ!!

真田
(完全に下に入られて小関の腰が浮いてる・・・
ダメだ・・・

火ノ丸相撲116

桐仁
(・・・技とは対人稽古で鍛えられるものだ・・・
ずっと一人でやってきた部長にはほとんどそれを磨くことができなかった・・・
でも・・・だからこそ・・・

火ノ丸「そこじゃ、部長!!」

火ノ丸相撲116

小関
(去年までは一人だった・・・
でも今の俺にはいるんだ・・・
潮がみんなが・・・
”技”を磨き合う仲間たちが・・・
心と体で足りないのなら・・・みんなで磨いたこの技で・・・

火ノ丸相撲116

–116話ここまで

次回 火ノ丸相撲 117話へつづく

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