ダイヤのA actⅡ 52話 確かめたいもの

公開日:  最終更新日:2016/10/12

青道グラウンド。
前園、春市、倉持らが打撃練習中。

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トスバッティングをしていた沢村が一休みしているところに奥村が
「いい顔になってきましたね」と声をかけてきた。

奥村は続けて
「やっぱり欲しいものですか・・?
エースナンバーって。」

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奥村
「マウンドで騒がしいピッチャーはエースっぽくないと前から思ってました。
昨日の立ち居振る舞いはよかったですよ・・・」

「よかっ・・・」

「あとマウンドで何度も吼えるのは止めた方がいいですね。
品がないしバカに見える。」

「バカ!!今バカって言った!!」

「いたずらに相手チームを挑発することにもなりますしね。
表情が読めないピッチャーの方がバッターは嫌なものですよ。」

沢村
(こ・・・
これは褒められているのか、ディスられているのか・・・
いや・・・心がざわつく時点で褒められてはいない。)

「それからナンバーズ。
あれが完成すれば誰もが認めるピッチャーになっていると思いますよ。」

沢村、一瞬止まる。

そして
「・・・は、ははは
そーかそーか。
一応評価してくれているのか!!
ならばよし!!
これまでのことは全て水に流そう!!
もしかしてお前俺の球受けたくなったんじゃねーか?
んー!?」

「それはないですね。」

「ないのか!!
だったら何で持ち上げた!!」
(わからん。
この男の脳内がどうなっているのかさっぱりわからん。)

実は奥村は気にしていた。
以前沢村のナンバー7、カットボール改を捕り損ねたことを。
御幸に”お前にはまだ早かったようだな”と言われてるような気がしたのだった・・・

奥村、思い出し怒り
「グルル」

奥村
「今はまだ俺にその権利はありません。

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沢村
「なんだよ、お前。
冷めてるように見えて心の中はしっかりと。」

奥村、話の途中で歩いて行ってしまう。

沢村
「っておい!!
先輩の話は最後まで聞けぇ。
今いい感じになったんじゃないのか!?
なんて扱いにくい男だ!!」

奥村
(野球を楽しむ・・・
この言葉がたまらなく嫌いだ。)

奥村の回想。

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すこし奥村が大きくなり、シニア時代。

今の奥村
(普段どれだけきれいごとを並べようと、手に入れられる勲章が大きいほど人は本当の姿をのぞかせる。)

ある試合の最中、奥村はベンチで監督がつぶやているのを聞いてしまった。

「何やってんだバカヤロー。」

そして監督不在のある日、選手たちが騒然となる。
「え?辞めるって監督が?」
「どうして?」
「しかも田辺シニアに行くって・・!?」
「いやいやありえねーって。」
「ずっと俺たちのライバルだったチームじゃん。」

奥村は思った
(だったら最初から奇麗ごとなんか言わなきゃいいのに・・・)

さらに選手たち
「前から噂はあったんだって。」
「紅林や鶴田から選手の紹介料をもらっていたとか・・」
「今回も相当お金積まれたらしいよ。」

奥村
(最後まで貫き通せないならウソなんかつかなきゃいいのに・・・)

奥村
(信じてついていこうとしていた人に、俺達はあっさり捨てられた。)

新しい監督が来て、2か月がたったころ、裏切り監督率いる田辺シニアと試合をすることに。

奥村
(悪びれることなく相手ベンチに座るその男の姿には、恐怖すら覚えた・・・)

裏切り監督は笑顔で奥村たちに手を振っている。

これには瀬戸も「うわ~」

試合開始前、円陣を組んで奥村が皆に言う。
「あの人に教わった野球であの人に勝つ。
それこそ最大級の恩返しと思わないか。」


「・・・・」
「光舟くん」

瀬戸、ニヤリとして
「恩返しってお前・・・」

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「よおーしやろう!!
絶対に勝とう!!」

光舟、裏切り監督を睨み
(アンタのやり方は俺達だって知っている。)

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光舟ナレーション:
向こうは俺達の実力をよく知っている。
それだけに油断があったのかもしれない。
今まで教わってきた技術や戦い方、選手全員が全ての力を出し切り、俺達は圧勝した。

裏切り監督、光舟たちの所に来て
「いやぁ~まいったまいった!!
見事にやられちまったな。
どうしたんだお前達。
ずいぶん見違えたじゃないか!!
引き締まったいい顔してたぞ。

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これなら
俺がいなくても大丈夫だな。
わははは、よかったよかった!!」

奥村
「どんな気分ですか?
頼りない教え子に負けるのって・・・
楽しめましたか?野球を。

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裏切り監督、汗・・・
「ははは、やられたな。
今日は完敗だ!!わははは」

裏切り監督は自分のベンチに戻っていく。
笑いながらも拳をかたく握っていた・・・

奥村
(俺達は大人を喜ばせる道具じゃない・・・
グラウンドは戦ってる選手たちのものなんだ・・・)

そしてある日、奥村と瀬戸が青道対帝東の試合を見に行く途中で話している。

瀬戸
「そろそろ俺達も進路決めねーとな。」

試合が始まって・・・

帝東は向井、青道は降谷が先発、その後沢村がリリーフ。

奥村
(もっと野球に集中できる環境が欲しい・・・
より強いチームで戦ってみたい。)

瀬戸
「え?」

奥村
「青道行こう。
この試合に勝った方に行こうって・・・
なんとなく考えてた。」

瀬戸
「何となくかよ!!」

奥村
「でもいいと思う。
面白そうな投手が2人もいるし・・・」

瀬戸、ニヤリとして
(光舟・・・・)

奥村
(確かめたい・・・
心の底から野球を楽しむ瞬間なんてあるのかを・・・)

奥村は御幸の言葉を思い出す。

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奥村
(確かめてみたい・・・
自分の力がどこまで通用するのかを・・・)

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監督室では・・・

部長
「え?
これから紅白戦をやるんですか?
昨日試合終ったばかりで。」

落合コーチ
「負けたからですよ。
他の選手にもチャンスが回ってきたのは。」

片岡監督
「夏までに重点を置いて鍛え上げれば、去年のように化ける選手もいるかもしれない。」

落合コーチ
「ええ・・・
戦力になりそうな選手はどんどん上へ送りましょう。」

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–52話ここまで

次回 ダイヤのA actⅡ 53話へつづく

○感想

なるほど、光舟の青道に対する期待、沢村に対する期待がとても大きいのはわかりました。

その中で自分も成長しようと・・・

でも言葉選びはもうちょっと考えた方が・・・

烏野高校の影山みたい。

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