山田くんと7人の魔女 226話 ヒョーテーヘイキン?

公開日: 

山田は高校3年。
1学期も最終日。
今回は進路のお話。

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山田のクラス

山田、うちわであおいでリラックス。
「いやー、終わった終わったぁ!
いよいよ明日からは夏休みかー!
まー、今学期はいろいろあったけど無事記憶も戻ったし。
楽しい夏休みになりそうだぜ!
おっしゃあ!
部活行くかぁ!」

山田くんと7人の魔女226

伊藤
「アンタね・・・何のために泊まりで勉強会したのよ。
アレックス泣くわよ!?」

山田
「だから英語は1つ上がってるじゃん」

椿
「上がってコレかよ!?」

山田
「仕方ねぇだろ!
魔女や記憶戻すので勉強どころじゃなかったんだし!
つーかそういうおまえらはどうなんだよ!?」

伊藤
「アタシは評定平均以上でホッとしているとこ!」

椿
「オレも。」

山田
「ヒョーテーヘーキン?」

伊藤
「そうよ。
大学受験のためのね!」

山田
「だ・・・・・・大学だぁ!?」

白石がなんか分厚い本をめくっている。

白石
「?」

”大学受験案内201〇年度版”

山田
「!!?
はぁ!?いつの間にそんなことになってんだよ!?」

伊藤
「いつの間にってアンタね・・・・・・
3年生の夏休みと言えば・・・
受験でしょ・・・!!」

山田
「・・・・・・?
いやいや聞いてねぇぞ。
何言ってんだオマエらは!!なぁ宮村!?」

山田くんと7人の魔女226

伊藤
「まーこのまま受験から逃げていたい気持ちわからなくないけどね。
アタシも同じよ」

椿
「けどいい加減現実に向き合わねーとさ!」

山田、頭抱えて座り込んでしまう。

椿
「ウソだろ!?」

伊藤
「ガチで受験のこと忘れてたのー!!?」

山田
「ねぇ・・・だろ・・・・・・」

山田くんと7人の魔女226

山田
「クソ・・・・・・
俺だって・・・・・・
大学くらい・・・・・・」

伊藤
「一応行く気はあるんだ・・・」

白石
「だったら心配することないわよ・・・
うちは付属高校なんだし、このまま内部進学すればいいんだわ!」

山田
「内部進学?」

伊藤
「ちょっとアンタ知らないの!?
エスカレーターってやつね。
となりの敷地に大学あるでしょ?」

山田
「あぁ!朱雀大学か」

伊藤
「そもそもうちの高校、朱雀大学に内部進学するために来てる人がほとんどだしね!
かくいうアタシもそのクチよ。
てっきり山田もそうなのかと思ってたわ」

宮村
「んなわけねーじゃん」

山田
「何でオマエが言うんだよ!?
そうは言っても俺の成績で行けるのか?」

宮村
「それなら問題ねぇよ
何を隠そう、うちの高校は大学進学率98%だからね。
それだけ手厚く進学にはこだわってるのさ!」

山田
「そ・・・そりゃあすげえな。
けど残りの2%は?」

宮村
「専門か就職だな。
浪人は余程の事情がない限り学校が認めていない」

山田
「そ・・・・・・そうだったのか・・・・・・。
ってことはだぞ・・・・・・?」

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生徒会室。

玉木
「え・・・・
何言ってんの・・・・?」

山田
「?
いやだから朱雀大学に進学するために必要な資料をくれって言ってるんだよ!」

玉木
「うん・・・・・・そうじゃなくてだね・・・・・・
君は、受験をせずに朱雀大学に行くつもりなのかい?」

山田
「そうだよ!“エスカレーター”ってやつな!」

玉木
「なるほど面白い!」

山田
「冗談じゃなく本気だ!!
玉木だってホラ、進学率で点数稼ぎたいだろ?
俺がヘタに受験して失敗するよりいいじゃねーか!」

玉木
「いや・・・そういうことじゃなくてだね・・・」

山田くんと7人の魔女226

山田、青くなる
「!」

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玉木
「いくらうちの高校が進学率にこだわっているからといって、そんな生徒を内部進学させるほど生ぬるくはないんだよ!」

バタンッ

山田、生徒会室を出て
「クッソ、エラそーに。
エラそーに上から言いやがって!!」
(大学か・・・・・・。
勢いで行くつもりになってたけど、行ってどうするつもりだよ・・・?
タダでさえ勉強したくねぇしな・・・でも・・・・・・)

ポエム部。


「・・・つまり、行けないと言われたから行きたくなくなったと。」

山田
「ちげぇよ、玉木は俺に挑戦状を叩きつけて来やがったんだよ。
売られたケンカ、受けね―わけにいかねーだろ!!」


「とんだ当てつけだな」

ノア
「それにしたってちょっとヒドすぎますよ。
先輩がどれだけこの学校に貢献してると思ってるんですかね!?

山田くんと7人の魔女226


「・・・しかし、進学先か・・・・・」

山田
「だよな!
こんなこと急に言われても・・・だろ!?」


「え?」

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だからいっそそういうことは大学行ってから決めても遅くはねえかなってさ。」


「むしろ今決めてる奴の方が少ないんじゃないのか?
特にこの学校に通うほとんどは内部進学が目的だろうしな」

山田、うれしそう
「だ・・・だよな~~!!」


「ん・・・・・・ああ!」

山田
「でもホッとしたぜ」

山田くんと7人の魔女226

山田
「どーせオマエも受験生だろ?
なんなら一緒に塾でも通うかぁ!!」

潮、居住まいを正して
「まぁ・・・その・・・・・・
すまん竜!!
俺はもうッ、進学先の大学が決まっているッ!!!」

山田
「へ?」


「指定校推薦というやつだ・・・・・・
先日玉木から提案されてな。」

山田
「な・・・何言って・・・」


「その・・・何だ・・・

山田くんと7人の魔女226

超研部。

伊藤
「なるほど・・・・・・そんなことが・・・・・・

山田くんと7人の魔女226

伊藤
「じゃあどうなるの?
山田は一般受験するしかないのよね?」

椿
「負け確定だな」

山田、振り返って
「それ、本人を目の前にして言うことか!!?
いいんだよ・・・・・・・・
俺はもう決めたんだ
大学には行かねえ!!」

伊藤
「ええッマジ?」

「大マジだ!!」

宮村
「まーまー落ちつけ!
何も今日決めなきゃいけないわけじゃないんだし将来のことだ。
一度ゆっくり家の人と相談してからでも遅くはねぇだろ?」

山田、宮村につかみかかる
「うるせえ宮村!
てめーは毎日俺と一緒に遊んでたクセにッ、なんで学年20位以内なんだよ!?」

宮村
「正確には16位だ」

山田
「おかしいだろ、おかしいよな!?」


「スペックの差を自ら認めるスタイル」

伊藤
「まったく・・・・・・
宮村の言う通りだわ!
だいたい進学しないなら卒業してどうするの?」

山田
「遊んで暮らす」

伊藤
「ニート!!!」

白石
「だったら私もそうするわ・・・
山田君が大学に行かないなら私も大学に行くのやめる。」

山田
「!」

伊藤
「えぇ!?」

白石
「前に山田君に言ったでしょう?
“山田君が行くなら私も行く”って」

伊藤
「そうなの!?」

山田
「いや・・・あの時はノリって言うか」

白石
「私は本気よ
だって山田君がいないなら学校に通う意味なんてないもの・・・!」

山田くんと7人の魔女226

山田
「いやけど・・・・・・それはさすがに・・・・・・」

伊藤
「キャー大変ー!!」

宮村
「オイオイ・・・
学年1位の白石さんが進学しねぇのはさすがにマズイだろ!!」

山田くんと7人の魔女226

–226話ここまで

次回 山田くんと7人の魔女 227話へつづく

〇感想

すごい。

玉木と白石が夏休み特訓してくれそうじゃないですか。

何より玉木が山田の進学を後押ししてくれるのが大きそう。

超研部で勉強合宿あるかな。

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