食戟のソーマ 187話 爆ぜよメンチカツ

公開日: 

創真がつくったのは熊肉のメンチカツ!

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シーラ、よだれ
「うわぁぁっベルタぁ・・・あの人 意外とテクニシャンかも・・・!」

ベルタもよだれ
「そうねシーラ・・・!からりと過不足なく揚がってて・・・必須脂肪酸の輝きで視神経が喜んでるよぉ」

創真
「おうっ!葉山の分は食う直前に揚げてやるからよー 
手が空いたら声かけろよ!な!」

葉山
「ほんとに人の話聞かねぇヤロウだな いらねぇっての」

久我
「幸平ちん・・・これが完成品なんだね」

創真
「うす!そうっす!試作品の熊肉ハンバーグをベースに改良を重ねて、衣をまとわせメンチカツへと変身させました

食戟のソーマ187

創真、生徒たちにメンチカツを配っている。

堂島
「では宗衛殿、ベルタ・シーラ殿 さっそく実食を!」

宗衛
「うむ」

中華研部員達
「さぁ・・・味はどうなのだ!?」
「葉山アキラに勝てるか・・・どうか!!」

堂島
(いや・・・それ以前に・・・幸平は己に課した “賭け” に勝てたのだろうか?

食戟のソーマ187

ベルタとシーラ
(熱々を今すぐ味わいたい!
・・・でも中身が果てしなく臭い事になってたらどうしよう・・・)

シーラ
「私躊躇しちゃうよベルタぁ・・・」

ベルタ
「う、うん・・・私もよシーラ」

宗衛
「幸平創真 紙ナプキンをもらえるか」

創真
「!」

ベルタとシータ
「な・・・ナッサン!?まさか・・・」

部員達
「おぉ!!手掴みでかぶりつくおつもりか!」
「お・・・男らしい!」

宗衛
「無作法か?」

創真
「いえいえーメンチカツの食い方はそうでなきゃ!
わかってますねぇ 
思いきりガブリとイッちゃって下さいよ」

食戟のソーマ187

びくっとするシーラ
(イッたー!!)
「・・・っ わ、私も食べる!!」

ベルタ
「じゃ、じゃあ私も食べる!!」

宗衛と同じように紙ナプキンで掴む2人

シーラ
「いひゃっ あつつ・・・」

ベルタ
「ふうふう」

2人
「せーの・・・」

かじりつく2人

部員達
(どうだ・・・どうなんだ!?賭けの行方は!?)

服がはじけて恍惚の表情を見せる2人

食戟のソーマ187

どんどん食べ続ける2人
(強く甘い肉汁が口の中に溢れて刺激してきて・・・脳が震える旨さ!!
酸っぱさ・苦み・甘み・辛さ・塩っ気・・・五味子が持つ複数の風味によってバランスよく熊肉の匂いを旨さへと変えているんだ!)

シーラ
「こんなのコクの往復ビンタだよぉ!!でも獣臭さは全然出てない・・・!」

宗衛
「全くその通り・・・美味しさと不味さとの分水嶺ギリギリだ しかも彼は我々の想像をはるかに越える危険な博打に挑んでいたぞ」

ざわつく部員達
「え・・・!?」
「ど、どういう意味ですか!?薙切宗衛殿!」

宗衛
「幸平創真・・・君は熊の “骨” に近い部位の肉を怖れる事なくふんだんに使用したな?」

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ニヤリと笑う創真

堂島
「なるほどな・・・」

部員達
「堂島殿・・・!?」

堂島
「動物の肉というのは骨に近い部分ほど強い獣臭さを放つ!脊髄・骨髄といった生物の枢要部(バイタル)に近い事が理由だと考えられている
そしてその傾向は野生味あふれるジビエの場合、更に強まるのだ!つまり幸平は熊肉の中で最も匂いを放つ肉をあのメンチカツにぶち込んだ・・・
臭みの出ない極限を見極め・・・常人ならば踏みとどまるラインを軽々と飛び越えて!!」

驚く部員達
「なぁ・・・っ!?」

ベルタ
「うそでしょ・・・?一歩間違えば衣の中が獣臭さで台無しになるのに なんでそこまで無茶を・・・」

創真
「やーそんくらい無茶でもしなきゃ葉山にゃ勝てねーから」

目を丸くするベルタ

創真
「確かに匂いの少ない肉だけを使えばリスクは減らせるけど 匂いの強さは旨さに直結する潜在的なパワーだからな
トーゼン捨て身で飛び込むでしょ!そこに美味くなる可能性があるならな
それに試作用の熊肉はたくさん用意できたんで今日まで延々試し続けられたのがデカイっす
おまけにメンチカツなら実家の定食屋でも作ってたんで調理の勘所は経験で掴んでましたからね」

定食屋という言葉にハッとするベルタ
「ひょっとしてこの人、秋の選抜でアリスお姉ちゃんを負かした人ー!?」

創真
「おぉ、あいつの事知ってたんだな」

シーラ
(まさか・・・この人が・・・!
私たち2人はレオノーラさんにスカウトされて薙切インターナショナルのラボに入った
アリスお姉ちゃんが日本へ行くまでは毎日一緒に研究したりリョウくんで遊んだりしていたのよ
あんな凄い人が同い年の子に負けるなんて信じられなかった・・・)

ひそひそ話を始める2人

シーラ
「ねぇベルタ・・・あの人、何だか野暮ったい感じかと思ってたけど」

ベルタ
「うん・・・実は違ったみたいだねシーラ・・・」

食戟のソーマ187

創真
「?」

急にもじもじして話しかける2人

ベルタ
「あ、あのね創真さん 私ね、ベルタっていうの・・・それでね、この子はシーラだよ」

創真
「え、おう 知ってるけど・・・さっき聞いたし」

シーラ
「これ私たちが書いた論文なの・・・よかったら・・・よ、読んでくれませんか・・・?」

久我
(さん?さん付け?俺は “照紀ちゃん” だったのに)

創真
「一行目からわからん・・・」

宗衛
(幸平創真が狙ったのはそれだけではない 彼はロースやバラ・モモ肉など熊肉の異なる部位をあわせミンチにした
その事がメンチカツ内部の風味の強弱を更に強め、旨みのグラデーションを作り出す事に成功している!!
それが重層的なコクを感じさせるのだ!!この料理で彼が走った “綱渡り” ・・・危険をかいくぐる料理人の覚悟が・・・)

もう一口食べた後、

食戟のソーマ187

部員達
「はだけ・・・た・・・!!」

堂島
「 “おはだけを継ぎし者” も・・・幸平の品を認めたようだぞ!」

創真
「おしっ・・・!!」

盛り上がる部員達
「うおおお!!すごい!すごいぞぉ!!」
「さすがは幸平殿だ!この勝負決まったぞ!!」

久我
「ふっふっふ・・・ワシは信じていたぞよ 流石じゃのう幸平創真よ! ・・・幸平ちん・・・?」

創真
「や・・・どーっすかね」

真剣な表情で葉山の方を見ている創真

葉山
「お待たせしました 最高の熊肉料理でございます」

葉山がドームカバーを取ると・・・

一同
「な・・・!?」
「何だ・・・!!この輝きはぁーッ!?」

食戟のソーマ187

創真
「この勝負・・・まだまだどうなるかわかんねーっすよ」

–187話ここまで

次回、食戟のソーマ 188話へつづく

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