山田くんと7人の魔女 227話 簡単な基礎問題よ。

公開日: 

山田、高校3年の夏。
夏休みは強制的にお勉強。

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山田くんと7人の魔女227

山田
「ど・・・どういうことだよ!?
3年はクラブハウスでの追試合宿はないはずだぞ!?
遊びに来たんじゃねぇのか!?」

伊藤
「フフーン。
油断したわね山田・・・・・・

山田くんと7人の魔女227

山田
「いやいや・・・流されるまま来ちまったけど、俺はまだ大学に行くって決めたわけじゃ」

白石
「じゃあ帰る?」

山田
「い・・・・・・今さら!?
クソ・・・・・・仕方ねぇ!
どうせ家にいてもやることなかったしな」

伊藤
「・・・というわけで今日から4日間、内部進学組と外部進学組に分かれて講習だから!
コレが日程表ね。山田はどっちにする?」

山田くんと7人の魔女227

じゃ!
アタシ達内部組はこっちだから!」

宮村
「外部のオレはあっちだ。
またあとでな。」

白石
「山田君はどうする?」

山田
「んー、強いて決めるなら楽な内部組かな!」

白石
「わかったわ。
なら私も内部組にする。」

山田
「え!?白石は外部じゃねえの!?」

白石
「言ったでしょ?
私も山田君と同じにするって」

少し照れ気味の山田
「え・・・・・・
いやまぁ・・・・・・。
な・・・なら行くか!」

白石
「うん」

玉木
「ちょっと待ちたまえ!!」

山田くんと7人の魔女227

山田
「げぇッ玉木!?」

玉木
「手続きはすでに僕がしておいた!
これは外部組のテキストね!」

山田くんと7人の魔女227

しかも何で勝手に過酷な外部組に決まってるんだよ!?」

玉木
「言っただろう?
白石君には日本の頂点である“殿様大学”に入学してもらわなければ示しがつかないんだよ。
その白石君が同じ大学を希望している以上、山田君には必ず殿大に合格してもらう!!」

山田
「と・・・・・・殿大だぁ!?」

玉木
「だが困ったことに君の成績では殿大合格は不可能だ」

山田
「だな」

玉木
「つまり可能性は0%だと言っている」

山田
「だからわかってるよ!!」

白石
「大変ね」

山田
「他人事ォ!?」

玉木
「・・・というわけでその可能性を1%にするためにも、この合宿での君の奮闘に期待しているよ・・・・・・!!」

山田
「はぁ!?」

白石
「行きましょ、山田君」

講義室1。

生徒たち
「オイオイなんで山田がいるんだ?」
「大学進学するつもり!?」
「遊びじゃねぇんだぞ!?」
「受験をナメないでいただきたいね!」

山田
「クソ!
俺だって好きでここにいるわけじゃねえ!」

白石
「周りなんて気にすることなんないわよ。」

山田
「いや・・・それもあるけど・・
初日から実力テストかよ・・・」

山田くんと7人の魔女227

白石
「ふつうだと思うけど・・・・・・」

山田
「そりゃ白石はな!!」

白石
「安心して、内容は全部簡単な基礎問題よ。
初日の今日はあくまで肩ならしに過ぎないわ」

山田
「そ・・・・・・そうなのか?」

白石
「だから全て解かなければいけないわけじゃないし・・・・・・
山田君のできる範囲で片づければいいと思うわ」

山田
「なんだ・・・そんなもんなのか!
ちょっとホッとしたぜ!」

試験官
「えー、では・・・テスト始め!」

周りはカリカリと鉛筆の音を立てている。

山田くんと7人の魔女227

白石は山田のことが心配そう。

山田くんと7人の魔女227

椿
「海もいいけど川もいいなぁ~」

宮村
「レクリエーションに選んで正解だ」

川で魚が飛び跳ねる。

椿
「みやむー、あそこ!」

宮村
「おぉヤマメか!?」

山田くんと7人の魔女227

魚がエサに向かってくる。

宮村(小声)
「キタキター!!」

この時後ろから
「うおおおおー!!」

山田くんと7人の魔女227

山田、川へ岩を放り投げる。

椿
「クソォーー!?何してくれてんだーーー!!」

山田、白目をむいていきり立っている
「フン」

歩いて去っていく山田。

椿
「ど・・・・・・どうしたんだアイツ・・・!?」

宮村
「イラついてんだろ」

椿
「え?」

宮村釣りを続行しながら
「さっきの実力テスト、できなかったんだと!」

椿
「んだよ、そんなこと気にしてんのか?
俺だって全部は解けなかったぜ?」

宮村
「そうじゃねぇよ。
“一問も解けなかった”んだと・・・・・・!」

椿
「えぇ!?」

宮村、釣り上げる

宮村
「お!釣れた」

山田、丸太に腰掛けて川を眺めている。
後ろから

「山田君」

山田くんと7人の魔女227

山田くんと7人の魔女227

白石
「テストの結果は気にすることないわよ。
これから巻き返せばいいだけのことだわ」

山田
「別に気にしてねぇよ。
そんなのいつものことだしな!」

白石
「じゃあ何?」

山田
「・・・・・あの雰囲気だよ・・・
よってたかって受験だ大学だって・・・
みんなどうかしてるだろ・・・!」

白石
「会場のプレッシャーに呑まれてしまったのね・・・・・・」

山田
「だッ、だからそういうんじゃ・・・・・・
そもそもの話!
何で大学に行かなきゃならねぇんだっての!」

白石
「行かなくてもいいと思うわ」

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山田
「そういうわけにいかなくなってるだろ!?
まー、白石は大学に行くべきだと思うぜ。
勉強好きなんだ。
周りも期待してる。
ちゃんと行く意味があるんだしさ」

白石
「でも山田君が行かないなら行かないわ」

山田
「う」

白石
「だとしたら、山田君はどうしたいの?」

山田
「どうって言われてもな・・・・・・
あれから帰って考えたんだ・・・
高校に入学して2年半・・・
中学の時とは明らかに違うことがあってさ・・・」

山田くんと7人の魔女227

そりゃあキツいことも嫌なこともあったけど、学校に行きたくないなんて思わなくなってて。
俺はそれだけ学校が好きなんだなって」

白石
「うん」

山田
「そんな中進路だとか言われてもわかんねーじゃん。
大学に行くにしたって将来を考えて学部とか選ばなきゃならねーんだろ!?
そんなこと突然言われたってわかるわけねーじゃん。だって俺は・・・・・
将来のことなんて、考えたこともなかったんだ・・・・・・!!」

白石
「・・・・・・うん。いいのよそれで」

山田くんと7人の魔女227

白石
「中には周りに流されてるだけの人や、将来のことに向き合わない人だっている。
そうやって逃げてる人より、“わからない”とはっきり言い切れる山田君はすごいと思う。」

山田
「そ・・・・・・そうかぁ?」

白石
「まだ時間はあるんだし、ゆっくり考えればいいんだわ!
行きましょ。みんなが待ってる。」

山田
「え・・・・・・あぁ!」

山田くんと7人の魔女227

–227話ここまで

次回 山田くんと7人の魔女 228話へつづく

〇感想

山田が東大は厳しいでしょう。

少なくとも現役では

白石も一緒に予備校通うのかな

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