火ノ丸相撲 118話 僕の克ち方

公開日: 

先鋒小関敗北!
二陣戦が始まる!!

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行司
「東 三ツ橋君 西 首藤君」

ダチ高部員
「三ツ橋ファイトー」

名塚
「・・・改めて先鋒戦・・・
小関君が負けたのは痛いわね・・・
この準決勝は突出した個性のぶつかり合いで組み合わせの相性が重要・・・
榎木君は決して相性の悪い相手ではなかっただけに・・・
勝っておきたかった・・・
次の最悪の組み合わせを思えば尚更ね・・・」

火ノ丸相撲118

三ツ橋蛍(1年)
身長163.5cm
体重55kg

観客
「変化するだろうな・・・これは・・・」
「なにぃ・・・男なら真っ向勝負だろ!
ダメだよ変化なんて汚いマネは。」
「いや、まぁダメって気持ちも解るけどさ。
この場合仕方ないだろ。
まともに当たったらしんじゃうよ」
「がンバレー小さいの!」

駿海
「・・・変化は褒められた戦法ではないのかもしれない。
ただ無差別級の相撲において、今回の様に明らかな体格で劣っていたり、格上が相手の場合、ある程度認められる風潮もある。
判官贔屓というか・・・
弱い奴がその格の差を埋めるために精一杯考えた結果なら、認めてやりたくなるのも人情かね・・・」

石高の金盛
「ダチ高としても二連敗だけは絶対に避けたい。
三ツ橋も今まで温存してきた奇策を出すならここだろう・・・」
(ただ・・・どうするつもりだ?
変化ってのは全力で突っ込んでくる相手を横に躱すことに意味があるのであって、警戒される中で横に跳んでも無防備な体勢をさらすだけだ。
観客にすら悟られている状況で・・・どうやって変化を成功させるつもりだ?)

石の高間宮
「・・・そういえば・・・
真田さん、昨日三ツ橋と話し込んでましたけど、何か助言でもしたんすか?」

真田
「・・・いや・・・俺は質問に答えただけだよ」

取り組みが始まる

「手をついて」

両者向かい合う

首藤がふと顔を上げると、もう三ツ橋が頭から突っこんできた!

観客はざわつく。

ダチ高の部員もあっけにとられている。

行司
「まだ、まだ、まだ」

会場も・・・
「おお、不成立・・そりゃそうだ・・
明らかに手をついてなかったもんな・・おいおい気負いすぎだろ・・・」

※不成立
アマチュア相撲では両者が息を合わせたうえで審判の合図で始めないとやり直し。

回想。

三ツ橋
「真田さん・・・県予選の時、部長に突っかけてましたよね?
あれってやっぱりわざとですか?」

真田
「ワザとだよ」

三ツ橋は再び合図前に突っこんでいく

観客
「また不成立!」
「おいおい三ツ橋何やってんだよ!」

これにはダチ高の面々も

ユーマ
「監督これは・・・」

桐仁
「俺は・・・そこまでやれなんて言ってない!」

何を考えてんだよ三ツ橋・・・!

再び真田と三ツ橋

真田
「なんでそんな事したかって?
そんなの決まってる・・・
俺が弱いからだよ・・・
弱いから・・・
しにもの狂いで自分の土俵に引きずり込みたかった・・・
真っ向からの勝負からかけ離れた、みっともない戦略かもしれない・・・
でも俺はあの試合・・・しんでも勝ちたかった・・・
誰に何を思われようと勝ちたかったんだよ」

審判
「ちゃんと手をついていいね」

それでも三ツ橋は

火ノ丸相撲118

名塚、青くなる
「な・・・何やってのよ三ツ橋くん・・・」
(あんまりの体格差に同情的で・・・
変化も容認されてた会場の空気を・・・
自らぶち壊してどうするの!
県予選の時の様に真っ向勝負を印象付けてるつもり?それは無理よ!)

「首藤」

白楼の加納が首藤に声をかける。

首藤が振り向くと・・・

火ノ丸相撲118

会場内は三ツ橋へのブーイングが止まない。

真田は客席にいた。

真田の回想。

三ツ橋
「誰に何を思われてもか・・・そうですよね・・・」

真田、ぞくっとする

火ノ丸相撲118

國崎の回想。

國崎と三ツ橋がサシで話している。

國崎
「立ち合いで後ろに跳ぶ?
・・普通なら左右の飛ぶところだが、後ろに跳ぶなんて相撲では負けに繋がるからまずやらねぇ。
だからこそ、相手は一瞬混乱して冷静な対処ができなくなるって事か・・・悪くねぇ作戦だ。
データによると、首藤ってやつは自分の思い通りにならないと相撲が雑になるらしいしな。
そこを突けば、お前にも勝機はあるかもしれねぇ」

三ツ橋
「・・・・
本当にそれで足りますかね・・?」

國崎
「?」

三ツ橋
「結局監督は優しいから、僕にやらせることにも限度があるんですよね・・・
今のボクと首藤さんが普通にやったら、100回やっても100回僕が負けるでしょう。
だから僕は・・・作らないといけないんです!
僕が勝てる普通じゃない100回目を・・・どんな手を使っても・・・」

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國崎
(ホタル・・・お前はすげぇよ・・・)

三ツ橋
「どんな手を使っても・・・確実に首藤さんから冷静さを奪いたい・・・
國崎さんなら相手にやられて一番ムカつくことってなんですか?」

國崎
「俺か?うーん・・・俺っていうか・・・
真面目にやってるやつならみんなそうだと思うんだけどよ・・・」

ついに三ツ橋の手が付いて・・・

行司
「はっきよい!!」

首藤
(やっと成立・・・!)

ムカツクのは・・・

火ノ丸相撲118

観客も首藤も
「は?」

ルール違反ではない・・・ただ・・長い相撲の歴史の中でも前代未聞・・・

火ノ丸相撲118

回想。

三ツ橋、國崎に
「僕がやろうとしていることは、みんなには内緒にしてくださいね。
怒られちゃいますから・・・
そう・・・仲間も怒らせるくらいでないと、多分僕には足りないですから・・・
どんな犠牲を払ってでも欲しいんです!
チームのための一勝が!」

國崎
(大丈夫だホタル・・・
仲間だけは・・・お前の覚悟を見誤ったりはしねぇから・・・!!!)

三ツ橋
(こんな事してすいません。でも・・・)

火ノ丸相撲118

–118話ここまで

次回 火ノ丸相撲 119話へつづく

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