火ノ丸相撲 119話 勝利の土俵

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三ツ橋の取り組み前・・・

火ノ丸
「胸を張れ!お前がチームのために考え・・悩み・・選び・・・
そして磨いたその相撲が、ワシにとっては何より誇らしい!」

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何度も突っかけたのも・・
戦う気がないかの様な立ち合いも・・・
すべては変化を警戒する相手から・・・

火ノ丸相撲119

真田
(・・・思いついても普通はやらねえ・・・
出来ねえよ)

観客からの罵声にも耐える強い覚悟で、首藤を自分の土俵に引きずり込んだ・・・
これが三ツ橋の狙い・・・!!

しかし三ツ橋
「いや、まだだ・・・」
(まだ足りない。
ここまでが勝利の為の一の矢・・・)

回想。

三ツ橋が桐仁に何かを教わっている。

三ツ橋
「え?本当にこんなのが効果があるんですか?」

桐仁
「あるさ。
上手く決まればな。
誰だって目の前で急にこんなことされたら一瞬怯む。
プロでもごく稀にだが使われる立派な技術なんだぜ。」

そしてこれが

火ノ丸相撲119

火ノ丸相撲119

目の前で両手を打ち、驚いた相手は一瞬目をつぶり、隙が出来る。

桐仁
(ここでやるかよ!)

そう・・一瞬でいい
一瞬目を離してくれれば・・・
辿り着ける。

首藤、一瞬三ツ橋を見失う

三ツ橋は

火ノ丸相撲119

不格好でもいい・・・これが僕の磨いた三本の矢だ!

火ノ丸相撲119

間宮
(進化してやがる・・・!
八艘飛びだけだったら直前で感づかれてたかもしれねぇ・・・
だが一手猫だましをはさむことでさらに冷静さを奪った!
しかも・・・
土俵際で入れ替わったことで今度は首藤が土俵際!!
奇策に奇策を重ねて勝つ!
これが・・三ツ橋蛍の相撲・・・)

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金盛
(だが、これからどうする?
実際後ろを取ったとて三ツ橋の”力”で何ができる?
県予選でも仮に間宮が後ろを取られていたとしても、そこから三ツ橋に勝つ力が俺にはなかったと思ってる。
どうすんだよ・・・

火ノ丸相撲119

國崎
「もう奇策なんかいらねぇよ。
なぁ、ホタル・・・」
(確かにお前は弱ぇ
弱ぇくせに・・・
チームのために今勝ちたくて、真っ向勝負への憧れを捨てて奇策を重ねてきた。
でもな・・・
遠回りしちゃいるが、火ノ丸の背中を見ながら踏む四股は・・・鉄砲は・・・少しづつ・・・だが確実に・・・お前を憧れに近づけているんだぜ。
県予選から2か月・・・さすがに全国相手に真っ向勝負できる力はまだねぇが
それでもその憧れで、しぬ気で鍛えたその体には)

火ノ丸相撲119

観客
「おおおおお首藤の腰が浮かんできたァ」

火ノ丸相撲119

数秒前に抱いた怒りも今や・・・
目の前で起ころうとしている番狂わせの興奮にかき消されつつあった・・・

礼奈「行け!」

間宮「押せ」

桐仁「勝てぇ」

小関「三ツ橋ぃ」

首藤もこのまま土俵を割る訳にはいかない
ひっしの形相で

「う・・う゛・・」

三ツ橋の廻しを掴んだ!

火ノ丸相撲119

三ツ橋
(相撲の神様・・・
あなたはきっと僕のことなんて嫌いでしょう・・・
なんせあの火ノ丸さんまで嫌う様なヤツだ・・・
そんなあなたの顔色なんか・・・うかがっちゃいないよ・・・最初から!
誰に何を思われようと
この勝利だけは火ノ丸さんに・・・

火ノ丸相撲119

二人は土俵下に倒れている。

皆息をのんで勝敗の行方を見守る

奇策を弄し、その過程は決して綺麗ではなかった。
だがこのか弱き挑戦者が真剣に勝利を目指し、積み上げたものの多さを・・・
重さを・・・
執念を・・・
感じ取ったのか・・・
あれだけ響き渡っていた罵声も今はなく・・・
替わりに・・・

火ノ丸相撲119

観客
「やりやがったあの細いの!!」
「すげぇぞー!小さいのー!」

三ツ橋、渾身のガッツポーズ!
「うあああああ!!」

しかしここで・・・

火ノ丸相撲119

–119話ここまで

次回 火ノ丸相撲 120話へつづく

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