トリコ 393話 アカシアの想い!

公開日: 

トリコの怒りのフルコース。炸裂!!

スポンサードリンク

アカシア、血を吐く
「ごばはっ!!」

トリコはアカシアに向かって、涙を流しながら手を合わせている。

一方アカシアもトリコを見つめている。

アカシア
「・・・・・・
なぜ泣く・・・
トリコ・・・」

トリコ393

その・・・
美しい食欲を・・・」

アカシアの目に涙が滲んでいく。

アカシア
「食欲は・・・
すべて清らかなものだ・・・
善人も悪人も食欲だけは・・・」

背景にはガリガリ姿のネオ。

「真っすぐピュアで・・・切ないくらいに愛くるしい・・・
そんな食欲(ネオ)に対して・・・

トリコ393

ネオの中に再びアカシアの顔が戻っていく。

ペア
「・・・・・・・・・
愚かな人間だと・・・?
アカシア・・・
お前が・・・」

(愚か者だと?)

ペアの回想。

若き日のアカシア。

トリコ393

それより計画通り・・・ネオを封印する
協力頼むぞアカシア」

何かが引っかかっている様子のアカシア。

アカシア
「・・・・・・」

後日・・

ペア
「食欲の悪魔に・・・
体を乗っ取られない方法?
それを知ってどうする気だアカシア」

アカシア
「ひょっとしたらネオに食われた細胞は
完全にこの世から消えた訳ではないのかもしれん・・・
ネオがこれまで食べた物が もし私の中に息づいているとしたら
助け出せる方法がきっとあるハズだ!!」

ペア
「・・・・・・
そんな方法はない・・・お前まさか・・・
自分の中の食欲に責任でも感じてんのか?
ネオが過去に行ったことは悪事でも何でもない
ただの食事だ お前が責任を感じる必要などない・・・」

アカシア
「責任とは違う 私はただ・・・
自分の食欲の謎を解き明かしたいだけだ・・・」

ペア
「どっちでもいい・・・」

アカシアに背を向け歩き出すペア。

「それよりフローゼの説得は済んだのか?
フルコースの調理は近いぞ」

アカシア
「・・・・・・・・・」

(ネオはなぜ・・・
私に宿ったのか・・・)

月を見上げ、考え込むアカシア。

(何十億年も食い続けて・・・
ただ食い続けて・・・)

「・・・・・・」

(ネオ・・・お前本当はもう・・・
おなかいっぱいなんじゃないのか?)

更に後日・・

アカシア
「ペア!!
ネオがストレスを受ける”味”がわかったぞ!!」

ペア
「? 何の話だ?」

アカシア
「その”味”が同胞(なかま)たちを救うキッカケになるかもしれない!!」

ペア
「やめろ!! まだ言ってんのかお前!! そんな方法など──」

アカシア
「ある!!」

必しに説得するアカシア。

「食欲のエネルギーは常に生まれ変わる!!
グルメ細胞もそうだ・・・!!
この世から完全に消えて無くなるなんて有り得ない!!
エネルギーの・・・
絶対量は変わらない・・・!!
食材も・・・すべて・・・
めぐりめぐって・・・
生まれ変わるんだ!!」

ペア
「・・・・・・
助かるのか?
同胞(なかま)たちが・・・
また逢えるのか?
みんなに・・・」

表情に力が宿るペア。

アカシア
「やってみる価値は・・・大いにある・・・!!
成功すればみんな助かるし・・・“青の食材”もまた食べられる・・・!!」

涙が流れるペア。

ペア
「・・・・・・・・・
あぁ・・・すまん・・・
目から・・・よだれが・・・」

そんなペアを微笑ましく見ているアカシア。

アカシア
「・・・・・・
そいつは・・・
涙ってやつだペア」

場所は変わり、フローゼと話しているアカシア。

アカシア
「これは私の・・・
使命だと思っている・・・
意見が聞きたいフローゼ・・・」

フローゼ
「私はコンビ・・・
あなたの食材を調理するだけよ
アカシア・・・今日は一緒に寝ない?」

そう微笑みかけるフローゼ。

場所は変わり、一人で空を眺めているアカシア。

アカシア
(ネオが・・・
ネオがまだ満腹じゃないとしたら・・・
その時は“最果ての地”へ向かうしかないのか・・・
食べ続ける以外に道は・・・
私は・・・
私がやろうとしていることは・・・本当に正しいのだろうか・・・?)

(ネオ・・・)

動悸を感じ、息を切らしながら膝をつくアカシア。

(答えを教えてくれ・・・
失敗したら地球は終わりだ・・・)

場面は代わり雨の中の一龍とアカシア。
一龍に自分をころせと頼んだあの場面。

アカシア
「止めたいのなら 一龍・・・

トリコ393

雨にうたれているアカシアも涙を流している。

アカシアに向かって叫ぶペア。

ペア
「アカシア!! 迷いに迷って悩みに悩んで・・・
自分の食欲と向き合い答えを出したお前は・・・愚か者なんかじゃない!!」

スポンサードリンク

アカシア
「・・・・・・
ペア・・・」

「思えばお前と・・・
お互いの命を助け合ったのが・・・
始まりだったな・・・」

「私は・・・これで・・・
これでよかったんだよな・・・」

涙が目から溢れ出す。

「アカシア!!」と叫ぶペアの目にも涙。

アカシア
(マズイ・・・意識がうすれて・・・
こ・・・これまでか・・・)

ピタァアア

アカシア
「!!」

(うすれる意識が・・・)

(ストップした?)

(何だこれは・・・ノッキングか!?)

アカシア
「・・・・・・
お前だな・・・
三虎・・・」

無言の三虎。

三虎
「・・・」

アカシア
「最後の攻防の際に すでにノッキングしていたのか・・・
いつだ? 私の目的に気がついたのは」

三虎
「私がジョアを
仕留めた時
アカシア・・・
お前が行ったのはノッキングではなく・・・
トドメだった???」

ジョアの最期を思い出す三虎。

アカシア
「・・・・・・
フローゼの体を・・・
最後に壊すのがお前じゃ心苦しいと思ってな・・・
にしても三虎・・・
見事なノッキングだ
やはりお前は・・・
技を真似るのが上手いな・・・」

微笑むアカシア。

三虎
「・・・・・・
私が最初にコピーしたのは・・・
技ではない・・・」

幼い頃、アカシアに差し出された手を取る自分の姿を思い出す三虎。

トリコ393

目を見開くアカシア。

再び目に涙が浮かぶ。

三虎
「だがノッキングはそのうち解ける
アカシア・・・お前の”し”まで止めることはできん・・・
なにせ私は兄者のような・・・・・・

トリコ393

地球のあちこちで爆発がおこり始める。

トリコ
「・・・
だ・・・ダメだ・・・
地球が・・・
ネオは満腹に出来たが・・・
地球の崩壊は止められん」

場面は代わり地球内部の愛丸と鉄平のもとへ。
鉄平を急かす愛丸。

愛丸
「急げ鉄平!!
もう間に合わなくなるぞ!!」

鉄平
「いや無理だろ愛丸!!
地球内部までオレを引っ張って来ても・・・オレに・・・
地球をノッキングして・・・
崩壊を止めるなんて・・・」

愛丸
「お前しかいない!!
オレが爆発するエネルギーとともにお前のいる場所へ出たのはきっと偶然じゃない!!
オレはお前のいる場所へ導かれたんだ!! お前しかできないんだ鉄平!!」

鉄平
「んな無茶な!!」

愛丸
「急がないとオレの菌ももうもたなくなる・・・」

鉄平
「だけど・・・規模がデカすぎる・・・!!」

焦る二人。

鉄平
「地球をノッキングなんて・・・
どこをどうしたら・・・」

そのとき、鉄平の拳を何者かが掴む。

鉄平
「!」

トリコ393

驚く鉄平と愛丸。

愛丸 鉄平

「わ~っ!!!」」

次郎
「ん・・・魂の世界でな・・・
ワシはワシの役割があるじゃろって言われてのぅ イチちゃんに」

鉄平(ジ・・・)

(次郎(ジジィ)・・・)

次郎
「ま・・・地球のノッキング・・・
楽勝じゃろ・・・のぅ鉄平」

鼻をほじりながら呑気に笑っている次郎。

次郎
「今後 マスターの名は・・・
お前が引き継げい」

トリコ393

驚くトリコ。

トリコ
「・・・・・・
・・・・・・え?
・・・ち・・・
地球の崩壊が止まったぞ・・・
どういうことだ・・・!?」

三虎
「・・・・・・・・・」

嬉しそうな表情のアカシア。

アカシア
「こんな芸当が出来るのは・・・
この世で一人しかいないか・・・」

ペア
「地球の爆発の停止・・・
それはそれで問題ありだがな・・・」

トリコ
「ペア
どういうことだ?」

ペア
「“旨みのバトン”が途絶える・・・
グルメ細胞で調理された惑星(ほし)は 熟成に熟成を重ね 最期は爆発する訳だが
そのエネルギーは巨大な恒星の超新星爆発など比ではないエネルギ?量
爆発の瞬間は大量の重元素が合成され 同時に“金の素材”などの新たな金属も生まれる
それが“グルメマテリアル”
それらの元素とともに“旨み”も圧縮され これまでの“旨み”を越えた新たな食材の素となる・・・
それが何億年もかけて生まれ変わり また次の新たな飽食の惑星(ほし)とフルコースを生み出すって訳だ・・・
つまり地球のフルコースも過去の星たちから受け継いだ旨み・・・
ここで地球が崩壊しなければ・・・」

三虎
「次のフルコースは生まれない・・・
ってことか・・・」

トリコ
「広い宇宙の旨みのバトンが・・・
この地球で止まる・・・
かと言って地球を崩壊させる訳にも・・・」

アカシア
「・・・・・・
地球の旨みはここまでだが・・・
他にも滞っている旨みはある・・・
地球どころではない量の旨みが・・・
ネオ(私)の中にな・・・」

ペア
「!
アカシア・・・
ネオがこれまで食ってきた
食材たちか・・・!!」

吠えるペア。

青鬼
「うはっ!
待ってまーっ?」

アカシア
「私もその量は計り知れんが・・・
あの世できっと・・・“私のコンビ”が・・・
“最愛の料理人”が・・・
新らたな食材を調理してくれているはずだ・・・」

三虎
「・・・・・・」

アカシア
「うぅ・・・」

吐きそうになり、ボコボコと体が不安定になるアカシア。

アカシア
「フフ・・・
ここまでだな・・・
これで私の計画は完了だが・・・一つのことが気がかりだ・・・トリコ・・・
頼みがある・・・」

トリコ
「!」

アカシア
「ネオを・・・
復活した私の愛しき食欲を・・・
よろしく頼む・・・
あいつはずっと・・・
独りぼっちだったから・・・」

トリコ
「・・・・・・」

そして、吹き出される大量の食材達。

アカシアを撃破したトリコ、ネオの食べた食材が飛び出す

トリコ393

–393話ここまで

次回 トリコ 394話へつづく

スポンサードリンク

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑