ダイヤのA actⅡ 55話 戦う姿勢

公開日:  最終更新日:2016/11/02

マウンド上には浅田弘文。
圧倒的劣勢(8-0)で迎える緊張のデビュー戦

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まずは投球練習。
浅田が投げて、奥村がキャッチ。
そしてセカンド瀬戸へ。

奥村、ベースの真上に矢のような送球。

浅田
(僕より速いんじゃ・・・)

瀬戸
「浅田~!!
思いっきりいけよ」

奥村と視線をかわす浅田。

登板前のやり取りを思い出す。

奥村は、余計なことを考えず、
”目の前のアウト一つを取りに行こう”
と浅田に言う。

”まだ3回。
一つ一つアウトを積み重ねて最少失点に凌いでいけば

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ギャラリー
「あのキャッチャーいい肩してるな。」
「ピッチャーどうだろう?
ヒョロッてね?」
「どう見ても120出てないよな?」
「けどあの身長。
コントロール次第じゃね。」

由井は将司に
「意地悪な試合だよね、これって。
まだ本格的に練習に参加していない1年だし、選手同士のことだってよくわかってない。
そんな手探りの状態で先輩たちと戦わなきゃいけないんだ。
監督・コーチがベンチに入る訳でもないし、まともに戦えるはずがないよね。」
(ま・・この状況でも存在感を示せる選手を求めているんだろうけど。)

浅田
(うわぁ・・始まる・・
始まるよ)

浅田回想。

浅田
「え!?
しょ・・・勝機?」

瀬戸、奥村には聞こえないように
「光舟はな、いつだって誰が相手だって本気だぜ・・
だからこそ危なっかしくてほっとけないんだけどな。」

奥村
「拓・・・今なんて?」

瀬戸
「別に!!
お前といたら退屈しないって話だよ。」

奥村
「内野への声掛け徹底するぞ、拓。」

浅田
「え?え?」

瀬戸
まず守備からリズムを作らねえとな!」

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まだ物陰から試合を見ている沢村
(8番打者とはいえウチの先輩たちは強えぞ、浅田。
油断せずにいけよ。
しっかりリードしろよ、狼小僧・・・
浅田はナイーブな奴なんだからな。)

その狼小僧のサインは・・

浅田
(初球アウトコースに真っ直ぐ・・
もっと強気に来るかと思ったけど無難な入り方・・
そうだよね・・不安だよね。
僕がどんな球投げるのか・・・)

浅田、セットポジションから投球モーションへ
(浅田弘文、本日高校野球デビューします。)

投げた。

バッター、初球から打ってきた!

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レフト時の頭上ーー!!

浅田
(わああああ
いきなりしんだあ。)

先頭打者の川島、いきなりのツーベース!!

浅田
(よかった・・
ツーベースで止まって)

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奥村、タイムを取って浅田のもとへ

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浅田
「・・・
ごめん・・・
力んで真ん中に・・」

奥村
「いや、悪くない。
むしろ安心した。
気持ちが逃げてたら枠の中には入ってこないからな。」

「・・・・」

「今みたいにしっかり腕振って来いよ。
その方がカーブとギャップをつけられるからな。」

「・・・・!!」

奥村
「さあいこう!!」

「はい!!」

「敬語要らない。」

「あ・・うん、思わず!!」

瀬戸
「声が出てきたな。
ああ見えて光舟は投手のせるのうめぇからな・・・」

三回裏、ノーアウト二塁。

バッターは香田章弘(3年)

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浅田
(バントの構え・・・
でもさっきは・・)

九鬼
「すんなりアウト一つくれるとは限らねえぞ。」

奥村
(バッター集中。
しっかり腕揺れ)

ギャラリー
「ランナーいない時からセットだったよな。
今の選手は多いよな。」

浅田は、中学の時に先生から背が高く動作の大きい選手は走られやすいと言われて今のスタイルの辿り着いた。
(僕みたいに個性のない投手はランナーを背負うことが多いから・・・)    

浅田、ストライクを取る。

奥村
「ナイスボール」

浅田
(今ミットの良い音した・・・
しっかり腕振れてたのかな。)

バッター
(意外と落ち着いてるな、こいつ・・・)

2球目バントしてきた!

球はピッチャーの前に転がる

奥村
「ファースト!
確実に!」

1塁はアウトで送りバント成功。

ワンナウトランナー三塁。

浅田
「よし、アウト一つ取れた!!」

次のバッターは1番ライト岡健一(2年)

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ギャラリー
「さてここから上位打線。
上級生は点とって当たり前の状況・・・
どうやって点を取るかに注目だな」

奥村が内野に指示を出す。

瀬戸
「前だ!!前!!
前に出るぞ!!」

瀬戸以外の1年生内野手はビビり気味(最上も)

ギャラリー
「内野前進守備・・!?」
「おいおい、8点差あるんだそ!?」
「今更1点防いでも・・・・」

落合コーチ「ほう・・・」

倉持
「いや・・・
示したいのは闘う姿勢・・・

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沢村も驚いている。

瀬戸
「ここで止めるぞ。
打たせて来い、浅田!!
ホームで刺すぞ!」

内野手
「おし来い!」
(おまえら先輩の打球の速さ知らねえだろ!!)
「止めてやるよ、身体で!!」

最上
(ミスを取り返すチャンス。
さっきのはイレギュラー)
を呪文のように繰り返す

野手が声掛け
「行け浅田!」
「攻めてけ!!」
「打者集中!」
「止めるぞ。」
「初球から来るぞ!!」

浅田
(うわぁぁ・・・
声の圧に背中を押される・・・)

野手
「思いっきり腕振れ!!」
「フライは任せろ」

落合コーチと監督

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ベンチの九鬼
「なんだよ・・・
俺が投げてた時より声が出てんじゃん!!」
(くそ・・・
やっぱお前とバッテリー組んでみたかったぜ・・・)

由井は

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(奥村光舟・・・)

ギャラリー
「守備を入れ替えてから雰囲気変わったよな。」
「ここを0点に抑えたら流れも変わるぞ!」

浅田、ドキドキしながら
(や・・・やるしかない・・)

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–55話ここまで

次回 ダイヤのA actⅡ 56話へつづく

○感想

いくら奥村が優秀だと言ってもチームのレベルが圧倒的に違うのでそうそう反撃できるものでもないような・・・

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