ワールドトリガー 164話 玉狛第2_20

公開日: 

荒船
「チビちゃんが心配なら自分で行って自分で守れ」

ユズル「自分で・・・」

遊真
「まあ手を抜いてくれてもくれなくても こっちはどっちでもいいけどね。
どっちにしろ勝つのはうちだ」

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ユズル
「・・・」

ユズルはテーブルに千円札を置いて立ち上がる

北添
「ととと どこ行くの?ユズル」

ユズル、上着を着て
「基地に帰る 帰って玉狛のログ見直す」

ワールドトリガー164

影浦
「・・・あのバカ、金置いて行きやがった 奢りだっつってんのに」

村上
「でも吹っ切れたみたいだな ”勝ちを譲る” って顔じゃなかった」

北添
「よかった~ 荒船くんのおかげだよ」

荒船
「そうか?」

北添
「無気力試合?とかあるのかわかんないけど 怒られそうだもんね、わざと負けたら」

当真
「別にそのくらい平気だろーよ 多少手を抜くのがダメだって言うなら、人を撃ちたがらねえチカ子もアウトって事になる」

遊真
「ふむ」

荒船
「そういやチビちゃんが人を撃てないって話は本当なのか?」

遊真
「いや~どうでしょうねえ~」

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北添
「いやいやさすがにもうバレてるでしょ 普通に撃てばポイント獲れてた場面が結構あるし」

遊真
「そう思わせておいて・・・的な罠かもよ」

北添
「獲れるポイント捨ててまで罠張るぅ?」

遊真
「まあそれはそうか」

荒船
「なるほどな、それでレッドバレットか・・・」

穂刈
「面白いけどな、あれはあれで」

影浦
「玉狛のチビがどうしたって?」

北添
「カゲはもうちょっとログを見なさい でも雨取ちゃんが人撃てない感じでよかったよ あのトリオン量で人も撃てたら最強でしょ」

当真
「撃てるだろ チカ子は人撃てるだろ、その気になりゃ」

北添
「いやいやいや・・・だってトーマくんもさっき・・・」

当真
「俺はチカ子は人を “撃ちたがらねえ” って言ったんだ 人を “撃てねえ” とは言ってねえ

レッドバレットで人を撃てるなら、そっからレッドバレットをオフにすりゃいいだけだ 簡単だろ」

村上
「そう簡単にはいかないから苦労してるんじゃないのか?性分的に」

当真
「まあ聞けよ、確かに人を攻撃できねー性分の人間はいる 性格がバトル向きにできてねえやつがな
そういうやつらはボーダーではC級のうちに振り分けられてオペかエンジニアに転属する 別に悪い事はねえ、適材適所だ
けどチカ子がそのタイプの人間かっつうとそれはノーだ
あいつはアシストとはいえバンバン撃つし、自分が撃たれるのもビビってねえ
昨日の試合で言や、メガネがカシオをぶった斬る手伝いもしてる
俺から見りゃあいつは充分 “バトル向き” の性格だ ただ自分じゃ人を “撃ちたくない” ってだけでな」

荒船
「 “撃てない” じゃなくて “撃ちたくない” か・・・」

穂刈
「同じ事じゃないのか?結局は」

当真
「全然違うね、0と1くらい違う

“撃てない” やつはどこまでいっても撃てねーが “撃ちたくない” やつは追い込まれれば撃つ 飢えじに寸前なら食いたくねーもんも食うだろ?」

北添
「そうかなあ?どんなにお腹空いてもイモ虫とか食べられないよ」

穂刈
「想像つかねーな、お前が飢えじにするとこは」

当真
「チカ子の遠征行きが決まってんなら遠征の前にしっかり追い込んで 人を撃てるようにしといた方がいいと思うぜ

結局はそれがチカ子の身を守る事になるからな」

遊真
「ふむ・・・」

そこに・・・

ワールドトリガー164

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そして会も終わり・・・

北添にバイクで送ってもらった遊真

遊真は修の部屋に行って話す

千佳についての話を聞いた修
「当真先輩がそんな事を・・・?」

遊真
「うん、チカが人を撃てるって確信してるっぽかった」


「・・・確かに千佳は自分では撃たないだけで、ポイントを獲ること自体には積極的だけど・・・」

遊真
「トーマ先輩は “もっと追い込め” って言ってたな ”追い込まれれば撃つ” って」


「あんまり千佳を追い込むような真似はしたくないけど・・・」

遊真
「まあそうだな、具体的にどうすりゃいいのかわからんし 修のほうはどうしてた?」


「次の対戦相手の記録を見直してた・・・特に・・・鈴鳴第一の動きが変わってて、前よりも手強そうになってた
相手もこっちの記録は見てるはずだからワイヤー陣もある程度対策されてるはず
僕もさらに何か、新しいトリガーを追加した方がいいかもな・・・」

リビングに行った2人

そこでクッキーを作っている宇佐美に相談する

宇佐美
「うーん、それはどうかなー」


「だめですか?」

宇佐美
「ダメって言うかねー うーんと・・・たとえばこのクッキー生地を修くんのトリオンだとするじゃない?
そんでトリガーって装備するだけである程度トリオンを食うのね
アステロイド・レイガスト・スラスター・バッグワーム・スパイダー・シールド・トリオン体本体と基本装備 

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遊真
「ベイルアウトでかいな」

宇佐美
「ここにトリガーを追加するとなるとその分さらに戦闘用のトリオンは減っちゃうわけよ
修くんのトリオン量だと今の構成でけっこうギリギリなんだよね
だから新しいトリガー使うなら今入れてるどれかを抜くか・・・トリオンに余裕ある遊真くんに新しいトリガー使ってもらうかになるんじゃないかな」


「なるほど・・・」

遊真
「おれはあんまり新しいトリガー入れたくないな
グラスホッパー入れてからずっと今ので慣れてるから、構成変えるととっさの切り替えミスりそう」


「そうか・・・」

宇佐美
「今回は隠し玉のヒュースくんがいるから修くんが変わったことしなくても大丈夫だと思うけど?」


「それはまあ・・・そうですね・・・」

不安そうな修の横顔を見る遊真

部屋に戻った修

ベッドに座って考え始める

ワールドトリガー164


(うちの隊はいい方に動いてる 次の試合の勝算も低くはないはず なのに・・・

ワールドトリガー164

各チームそれぞれに作戦を立て、準備を進めている。

そして3月1日・・・B級ランク戦ラウンド7当日

–164話ここまで

次回 ワールドトリガー 165話へつづく

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