ドメスティックな彼女 118話 将来への選択

公開日: 

今回は陽菜からスタート。

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陽菜のアパート。

陽菜が台所で食器を拭いていると

ピンポーン

「はーい、どちら様」

ドアを開けるといきなり夏生が

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陽菜
「が、我慢できないって・・・
ダメじゃない・・・言ったでしょ?
ヨリは戻さないって」

夏生、しゅんとして
「陽菜は・・・本当に俺のこと嫌いになっちゃったの?」

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夏生
「陽菜!陽菜」

陽菜
「夏生君・・・会いたかった」

二人、抱き合って濃厚なキス・・・

と、ここまで陽菜の夢の中の出来事。

休日で、9時半に目が覚めた陽菜。
(ああ・・昨日これ(文藝夏冬)読み返しながら寝ちゃったんだっけ・・・)

もう一回夢を思い出して
「夏生くん、スキー!!!」

顔を洗って洗濯物を外に干すと
「いい天気・・・」
(今日は部活もないし補修もないし・・・)

弁当をもって海岸へ散歩に出た陽菜。

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そこに

「陽菜ちゃん」

と声をかけてきたのは

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陽菜
「柊さん!」


「よかった!宿舎の方に行ったんだけど留守だったから探してたんだ。
前に欲しがってた参考書。
置いてる書店見つけたから買ってきたよ。」

陽菜
「え!ホントですか!?
ありがとうございます。わざわざすみません」

そんな陽菜の表情を見て柊は


「よかった・・・元気そうで・・・

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飲みながら想うのは・・・やっぱり夏生君のこと?」

陽菜
「・・・」


「正直だね。
お正月はどうするの?
ずっとここに?」

陽菜
「母にも電話で聞かれたんですよね、それ。
一度帰ってきなさいとは言われてるんですけど。
事情が事情ですからね。
まだちょっと考え中です。」

一方夏生は

担任に呼び出されて模試の結果を受け取って

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飛び出た目玉を拾う夏生。

担任
「おお・・・大丈夫か?
ショックなのはわかるが・・・
呼び出された理由は解るよな?
休み明けガクンと落ち過ぎだぞ。
例の賞取ったことでそっちに夢中なんだろうが・・・
お前進学希望してるんだろ?
だったら今は優先すべきものがあるんじゃないのか?」

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夏生、廊下を歩きながら
(はあ・・・
進学先は迷っていたが、色々考えた末に桐谷先生が出た大学の文学部を目指すことにした。
6月の模試ではギリギリBに届いてたのに。

それが・・・

夏生、屋上で弁当を食べながらルイに相談。

ルイ
「大学にいく必要性?
そんなんそれぞれ違うんじゃない?
あたしは行く必要がないから行かないけど。」

夏生
「そこなんだよ!
俺も最初学びたいことあるしって思って単純に進学目指してたけど、一番の目標って小説家で食っていくことじゃん?
だったら働きながらでも独学で勉強したり小説書いたりできると思うんだ。」

ルイ
「なるほど・・・
それも一つのやり方かもね。
でも思い付きで決めちゃうのも危ないし・・・
ひとます小説家の先輩である桐谷先生に相談してみたら?」

夏生
「そうだな!いい事言う!」

という事で職員室へ。

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桐谷
「大学?別に良いと思いますよ。
行っても行かなくても。」

夏生
「ですよね?作家になるために必須ってワケじゃないですよね!」

桐谷
「ええ・・ただ・・・
僕は大学で知り合った色んな価値観の人たちや、色んな経験が自分の作品作りに役立っていると感じています。
あの頃が無かったら作家業を始めていなかったかもしれないと思う程。
だから僕個人としては行って良かったと思ってますけどね。」

夏生は少し浮かない顔・・・

その日の夜、父親に相談。


「は?大学に行かないかもだって!」

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都樹子
「でもね。
悲しいかなこの社会で学歴は人を推し量る判断材料の一つなの。
それでも夏生君の能力が認められて小説家としてやっていけたら問題ないけど・・・
もしそうならなかったら?
言い方悪いけど潰しが効かなくなるんじゃない?」

翌日。

今度は桃源先生に相談。

桃源
「ほぉ・・・理由探しを始めたか・・・」

夏生、汗
「え?」

桃源
「おめーが投げ出す正当性を必しに探してんのが見え見えだからさ。
”作家にとって必要か”なんて知るかよ。
俺に言わせりゃ大学時代なんてモラトリアム期間だしな。」

夏生
「モラトリアム?」

桃源
「猶予期間さ。
何もかも決められていた高校と違い自由が押し寄せてくる。
その中で何に時間を割くかで自分が作られていく。
その自由とは自分の中を覗き込むいい機会だからな。
社会人にしろ、作家にしろ、走り始めたらなかなかそんな時間もてねぇしなぁ」

その日の夜。

夏生、うなだれて
「というワケで・・・やっぱり大学受験頑張ります」


「よし!
やっぱり勉強には環境が必要だと思ってな!
父さん色々集めてきたぞ!
予備校のパンフレット!
この中から行きたいとこ選べ!
今夜中な。」

「え~」

夏生IN予備校。

教室に入ると

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どこに座っていいかわからない夏生は

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その女性は席を立って別の席に移動。

ビックリする夏生
「~~っ」

夜、夏生が部屋で机に向かっているとルイがコーヒーを持ってくる。

ルイ
「どうだった?初予備校。」

夏生
「んーなんっか・・・
上手くいかねーなーって感じ。」

ルイ
「教え方いまいちだったの?」

夏生
「いや、講師はいいんだけど、クラスの雰囲気が不安っていうか。
この先馴染めんのかなぁ・・・みたいな。」

ルイ
「勉強が目的なんだから馴染めなくてもよくない?」

夏生
「そりゃそうなんだけど・・・」

ルイ
「とーこーろーでー

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夏生「へ?」

ルイ
「次の日曜バイトお休み貰ったんですけど。
あたし的には水族館とかいいなって思ってるんですけど。」

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ルイはむくれてドスドス歩いて出て行った。

夏生
「しょ・・・しょうがねーじゃん・・・・っ」

バタン!

夏生
(お、怒った・・・よな・・・)

しかし少ししてルイが入ってきて

ルイ
「はい、夜食」

ダンッ

と夜食を置く。

夏生
「あ・・ありが・・・」

ドメスティックな彼女118

–118話ここまで

次回 ドメスティックな彼女 119話へつづく

○感想

奇しくも山田くんと7人の魔女と同じ話題・・・

どうせ行くなら夏生も東大!

桃源先生はさすがに夏生の心を見抜いていました。

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