山田くんと7人の魔女 230話 私もそうするわ!

公開日: 

7月31日、登校日
合宿時に受けた模試の結果が配られる。

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宮村
「山田どうだった?」

山田
「うるせーな、わかりきってることだろ・・」

山田くんと7人の魔女230

宮村
「つーか、志望校に全部”殿大”って書く奴があるかよ。
予防線くらい張っとけよな。」

「うるせーな、俺の勝手だろ。」

先生
「さて・・・
進路希望先の提出が本日の放課後までです。
模試の結果をふまえ、よく考慮してくださいね。
それでは残りの夏休み、有意義に過ごすように!」

宮村
「部室よるだろ?」

「あぁ・・・」
山田、模試の結果を握りつぶす。

部室にて。

山田、進学先希望調査書を前に考え込んでいる。

そこに伊藤と椿がからんでくる。

伊藤
「そっかー、もう志望大学決めなきゃいけない時期かー。」

椿
「まーまー、たかが模試の結果なんて気にするこたねーべ。」

伊藤
「そーそー、夏休みはこれからだしね!」

山田くんと7人の魔女230

白石
「私たちもさっさと記入して提出しちゃいましょう。」

宮村
「俺はもう提出してきたぞ。」

白石
「志望校は殿大でいいのよね?」

山田
「あー、それなんだけどさ・・・
俺は殿大に行くつもりはねぇから・・・!」

皆驚く。
山田は思いつめた顔。

山田くんと7人の魔女230

宮村
「むしろ殿大に行くつもりはないとか、どこの上から目線だよってな。」

山田
「だってそう言うしかねーだろ!!」

白石
「・・・・」

山田
「つーか、まさにそれだよ。
現実的に考えて、俺の学力で行けるわけねぇだろーが!!」

椿
「何をいまさら・・・!?」

山田
「お前らが勝手に盛り上がってただけだろ!!
受験は遊びじゃねえ!
人生かかってるんだぞ!?
俺は自分に見合った大学を選ぶよ。」

椿
「まー、山田がそういうなら。」

伊藤
「うららちゃんはそれでいいの?」

山田くんと7人の魔女230

山田
「朱雀大学なんだけど・・!」

椿
「そ・・・それって山田も・・」

伊藤
「あたし達と同じ大学に!?」

山田
「まー、せっかくこの学校に通ってるんだし?
付属の大学に行くのが1番なんじゃないかと思ってさ!」

「うららちゃんは!?」

「うん・・・私もそうするわ!」

山田くんと7人の魔女230

伊藤
「うららちゃんが殿大に行かないのは残念な気もするけど、これはこれでナイスな志よ山田!」

山田
「べつにそういうんじゃ・・・」

伊藤
「でも待って・・・
ってことは山田はうちの大学の入試を受けるわけだけど、その辺の学力は大丈夫なのかしら!?」

山田
「え!?
だからその辺を考慮して・・」

宮村
「そこは何とかなるだろ・・・
仮にもうちの高校に入学できたんだぞ?
今から死ぬ気でやれば可能性は十分だろ。」

宮村の言葉に少し安堵する山田。
「よし!
やってやる!!」

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生徒会室。

玉木、少し怒っている
「・・・そう。
うちの大学に決めたんだね。
残念だ。
白石君の件しかり。
てっきり期待に応えてくれるものとばかり。」

山田
「さ・・・さすがにちょっと・・・」

山田くんと7人の魔女230

山田くんと7人の魔女230

玉木
「ただし!
卒業までは生徒会に協力してもらうよ。
たとえ勉強が忙しくとも・・・
いいね?」

山田「鬼かよ」

放課後山田と白石が一緒に帰っている。

山田
「いよいよ本格的に受験勉強を始めていかないと!」

白石
「みんなは先に宮村君の家に向かったわ。
勉強会だってはりきっていたわよ。」

「だな。」

「どうかしたの?」

「え・・・いや!?
・・つーかさ。
受験勉強とか言われても、具体的に何していいかわかんねーんだよなぁ。」

「そうね・・・
山田君はテスト勉強もしていなかったものね。」

「う
夏休みが勝負だっていうし、残り1か月かぁ。
いっそのこと塾でも通うべきかもな。」

「その必要はないわよ。

山田くんと7人の魔女230

山田「ええっ!?」

白石
「残りの夏休みのスケジュール管理は私がするから、それに従ってくれれば夏休み明けには必ず成績が上がっていると思うわ。」

「か・・・必ずって・・」
(そこまでして俺に尽くしてくれるってことかよ!?)
「だとしたら白石はどうするんだよ!?」

「私はもう受かったようなものだから。」

山田くんと7人の魔女230

白石
「それこそ山田君は今、充分殿大を目指せる環境にいるのよ。」

「・・・・そっか。」

しばし沈黙

白石
「それでもまだ、自信ない?」

山田くんと7人の魔女230

山田
「は・・・はぁ!?
何言ってんだよ・・・!?
そんなわけねーじゃん!!
そもそも行けるわけねーだろ!?
俺が殿大って・・・・」

白石、背中を向けて歩き始める。

山田
「わかってるよ。
自分のことだしな。
何度も諦めようとした。
だけどどうしても自分をごまかせないんだ。
・・・・
俺は殿大を目指したい。

山田くんと7人の魔女230

山田くんと7人の魔女230

白石「うん。」

彼女の前で言ったとあれば、実現しなけりゃ男じゃねえ!!!

–230話ここまで

次回山田くんと7人の魔女 231話へつづく

○感想

白石が山田は3年の夏からでも頑張れば東大に届くと判断したのなら望みはあるのかも。

でもやっぱり賭けは賭け。

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