ダイヤのA actⅡ 57話 教え

公開日:  最終更新日:2016/11/16

決勝を観戦していた青道メンバーが帰りの電車の中。

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「え?
新入生との試合って今日だったんですか?」

高島
「えぇ・・・
来週からGWで招待試合も多いし、主力がオフの今日しかなかったの。」

「でもそれじゃあ・・・」

渡辺の心配をするベンチ入りメンバー

渡辺
「大丈夫だよ。
僕は自分の意志でここに来てるから・・・
それに監督からも全員は試合に出してやれないって言われてるしね。

高島
「チーム力底上げのためには実戦での経験が必要よ。
1軍、2軍ともに予選までたくさん試合を組んでるわ。
そこでの成績を基に背番号を選び直す。
6月には御幸君が東京センバツに呼ばれているし。
予選の前には強化合宿もある。
準備してたら夏なんてすぐ来るわよ。」

紅白戦。

4回表、1年生チームの攻撃。

ワンナウト一塁。

一塁に瀬戸。
バッターは奥村。

金丸
「粘り強く掴み取ったフォアボール。
これをどう生かすかだな。

部長
「あの一塁ランナーも落合コーチがピックアップした選手ですよね。」

落合コーチ
「ええ・・・
走力は特A。
ただ、足の速さと走塁の技術は別物ですがね。」

スタートのタイミング
足の運び
重心の移動

ピッチャーモーションに入り・・・

初球から走った!

「それは狩場をナメすぎだ!!」

ダイヤのAact2_57

セーフ!

1年ベンチ
「うおおお決めたあ!!」
「あいつ足速ぇ!!」

瀬戸
(今のでギリギリかよ。
初球から走っちまったけど、もう少し1塁から揺さぶりかけるべきだったか。)

奥村
(拓の足を見せられただけでも外野に十分プレッシャーをかけられたはず。)

ギャラリーも驚いている。

ピッチャー
「外野、定位置よりも前へ!」

ギャラリー
「おお・・・熱い!
ホームで刺す気満々じゃねえか。」
「1年生への対抗心か!?
上級生チーム1点もやるつもりねえぞ!!」

マウンド上の川島、監督に
”川島!まだコースが甘いな。
打ち損じに助けられてるぞ!!”
と言われたのを思い出す

ダイヤのAact2_57

川島、モーションに入る
(もっと厳しいコースに・・・)

奥村
(初球はアウトコースのストレート。
外野を前に寄せているし、低めに集めたいはず。
甘いボールはまず来ない。)

ダイヤのAact2_57

外スライダー、弾いた!!

僅かなミスを見逃さず、瀬戸は三塁へ。

ギャラリー
「積極的な走塁するなぁ、あの1年。」
「いい判断してる。」

沢村
「今・・・狩場がボール弾く前にスタート切ってなかったですか?」

倉持
「ああ・・・
ボールの軌道からワンバンすると判断しスタート切りやがったな・・・
相当訓練されていないとできない走塁だぞ。」

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キャッチャー、内野に前進守備を指示。

内野
「攻めるぞ!!」
「川島、打たせて来い!!」

ギャラリー
「おお・・・
内野陣前へ!!
攻めの姿勢は変わらず。」

内野
「止めましょう、川島先輩」
「こっちはまかせろ!!」

ダイヤのAact2_57

ギャラリー
「ワンナウトランナー三塁で前進守備。
まさに前の回と同じ場面。」
「上級生は点を取れなかった。」
「どうする新入生・・・」

ダイヤのAact2_57

奥村と瀬戸は目で合図をかわす。

狩場、両手を広げて
(大丈夫です!!
後ろには逸らしません、川島先輩。)

川島
(ああ・・・
こういう状況にいちいち動揺してたら上には上がれない。
自分のピッチ・・・)

川島投球モーションに入ったその時、瀬戸がスタートを切る!

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奥村はすっとバットをひっこめる。

ボール。
外に外れて2-1

川島
(フェイクかよ!)

金丸
「塁上から打席から・・・
ダブルで揺さぶりか。
あいつらどんだけ偏差値高い野球やるんだよ。」

ダイヤのAact2_57

落合コーチ
「なるほど・・・
あの二人神奈川の大京シニア出身か。
あそこはシンキングベースボールで有名なチームだったからな。」

部長
「選手自ら考える野球・・・ですか・・・」

落合コーチ
(まぁ、色んな噂もあったチームだったが・・)

奥村
(考えろ・・もっと深く・・・

これでカウント2-1
外にストレートを選択してきた。
これ以上カウントを悪くしたくないハズ・・・

相手の思考を読み取れ・・・)

ダイヤのAact2_57

自分の頭で考えプレーできれば野球はもっと楽しくなるぞ。」

裏切り監督を思い出して歯をかみしめる奥村。
(俺の体の中にはあの人の教えが根付いている。
もう消せない・・・)

ピッチャー投げた!

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打球はライト前へ!

三塁ランナーホームへ。

1年生が1点を返す!!

沢村、口あんぐり。

ギャラリー
「二人で1点取っちまった!!
去年も似たことなかったか?」

ダイヤのAact2_57

–57話ここまで

次回 ダイヤのA actⅡ 58話へつづく

○感想

奥村と瀬戸のコンビネーションが面白かった。

あの裏切り監督も他から引き抜かれるだけあって監督としては優秀だったんですね。

はたして追加点はなるか!?

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