火ノ丸相撲 122話 めざめ

公開日: 

廊下を車いすで運ばれる三ツ橋。

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三ツ橋、足をおさえて
「うっ・・・」

キズは深そうである

付き添いの堀ちゃん
「・・・痛みますか?」

回想。

ちょっと前、土俵際の皆の元を離れる直前。

日の丸相撲122

火ノ丸
「最後・・惜しかったな。
凄かったぜ、お前の相撲。
・・・確かに礼は欠いとったかもしれん・・・
でもそれが相手や相撲を侮っての事ではないことはちゃんとわかっとるから。
応えてみせるさ。
お前が見せてくれた男に意地に!」

現在。

三ツ橋、堀ちゃんに
「・・・みんながまだ戦っているんだ・・・
僕だけ弱音を吐くわけにはいきませんよ・・・!


「大丈夫ですよ・・・きっと・・・
ダチ高は強いですから・・・!」

土俵上。

國崎は大典太ばりの突きを加納に浴びせていた!

観客
「おお!大包平が押されてる」

金盛
「・・・どうなってんだ・・?
あの突きが大典太のコピーなら大典太に負けなしの加納なら防げるはずだろ・・?
なんでこんな一方的な展開に・・・」

沙田
「そりゃ・・全く同じものにはなりませんよ。
本家とは体格が・・・リーチが違い過ぎる。
でもその本家とのズレが逆に・・・

日の丸相撲122

加納
「くっ・・・」
(落ち着け・・・不意を突かれただけだ。
大典太より速い分威力は落ちる・・・

日の丸相撲122

日の丸相撲122

名塚、思わず
「上手い!」
(國崎くんが高校ナンバー2を翻弄している!?)

前のめりになった加納
(負ける・・のか・・?)

回想、一年前の全国大会。

天王寺対加納の勝負は

「決まったぁぁぁ二連覇!
高校横綱は今年も天王寺だ!」

加納
「はぁ、はぁ・・・今回もかなわなかったか・・・」

天王寺
「仲間が相手じゃ燃えへんか?アキ・・・」

加納「!」

天王寺
「中学の頃・・・敵としててっぺん争ってたあの頃の方が今よりギラギラしとったで!
俺に負けることに慣れてもうた今よりな。
もっと張り合ってくれや。
ライバルやろ・・・」

加納・・・
(買い被るなよ・・・獅童・・・
お前が白楼に来て・・仲間としてそばにいたことで・・
思い知らされたんだよ・・・
俺の相撲への気持ちが嘘に思えるほどの努力と情熱・・・
俺はこいつに勝てない・・・ならせめてお前に次ぎってな・・・

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現在の土俵上

加納
(情けないだろ笑いたきゃ笑え。
それでも・・・獅童の次に強いってことが、

日の丸相撲122

國崎は鼻血が吹き出る

加納
「獅童以外には負けたくない・・・草薙にも・・・國崎にも・・負けない!!」

カメラマン
「追い込まれて火がついた・・・!?」

榎木
(加納さんはいつも獅童さんと自分を比べては卑下するけど・・・
仲間の僕らは知っていますよ・・あなたも相撲が好きだって事・・・)

日の丸相撲122

金盛
「マズいぞ國崎・・・完全に捕まえられた!
あの距離じゃ機動力が生かせない!
突き押しは言わずもがな、足取りや襖反りみてぇなトリッキーな投げ技は、ある程度の距離がねぇと出せねぇ技だ。
こうも両廻しがっちり引かれては・・・
さすがの國崎も加納相手に廻しを切る技術はないだろう・・・
どうすんだよこの状況・・・」

國崎
(・・・・
この体勢から俺が出せる投げ技はない・・・か・・・

日の丸相撲122

金盛
「國崎が・・・」

名塚
「寄り!?」

見ている皆が驚いている

國崎
「捕まったんじゃねぇ・・・
俺が捕まえたんだ」
(今まで色んな強豪力士と戦って・・・吸収して・・・
俺なりに相撲ってもんがわかってきたつもりだ・・・
確かにてめぇに比べりゃ日は浅いが・・・土俵の上での俺はもう・・・レスラーじゃねぇ!!

名塚
(今までの彼ならどうにかして離れる方法を考えていたはず・・・・
それだけレスラーとして相手を倒すことに自信とこだわりがあった・・・
でも今の國崎くんは違う・・・今の一歩は力士としての一歩・・・
組み手も体格も五分!経験も実績も関係ない・・・)

日の丸相撲122

栄華大附属相撲部員
「俺さっき加納が嫌いだから國崎に勝ってほしいっていたけどさ・・・
やっぱ國崎の方が嫌いだわ・・・」
(相撲初めて数か月・・?
冗談じゃねぇ・・・加納・・・お前も力士なら根性見せてくれよ!)

加納
(何で止まらない・・・何なんだ?
衰える所か・・・

日の丸相撲122

加納
(あと俵半個分・・・!!
俺は今まで寄り切りってのが好きじゃなかった。
地味だからな。
でも今は違う・・・

お前の背中は全然地味なんかじゃなかったよ・・・なぁ・・ホタル!

日の丸相撲122

その國崎の相撲は三ツ橋も見ている。
(モニターで?)

駿海
「不細工な寄りだ・・・
上半身と下半身がバラバラ・・・
腰もブレブレ。
まだまだ四股もすり足も足りてねぇ・・・が・・・

逃がさねぇ方がいいんじゃねぇの?
ありゃ金の卵だぜ」

柴木山
「えぇ・・・ですが彼の夢は

日の丸相撲122

–122話ここまで

次回 火ノ丸相撲 123話へつづく

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