コウノドリ 176話 これが総合医

公開日: 

シリーズ”離島医療編”第6話!!

外国人観光客が島を自転車で巡っている。

通りがかった老夫婦に声をかける。
「ヘローヘロー・・・
ハ~イ。」

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老夫婦は手を挙げて答え、通り過ぎる。


「最近はああやって島を自転車で回っている外国人観光客が多いなあ。」

「ええ。」

コウノドリ176

院長室でのゴローと白井先生の会話。

前回からの続き

ゴロー
「15年以上も離島医療を続けるなんて・・・
よほどの責任感がないとできないですよね。」

白井
「責任感・・・
そんなもんだけで離島医療なんて続けられないよ。」

ゴロー
「え・・・」

白井
「面白いからやってる。
まあそんな感じ。
医師だって人間だから離島で毎日患者のために頑張ったって続くわけないよね。
休日には僕だって家族とヨットでクルージングもするし、釣りだってする。
私生活が充実していなければ島の患者を診ることなんてできないよ。
ゴロー先生は離島になんで医師が必要だと思う?」

「え・・・
そりゃあ島の人は身近な場所で医師に診てもらいたいですもんね。」

「・・・・
離島で医師が必要な一番の理由は・・・
しぼう診断書を書くためだよ。」

「・・・・」

白井
「まあそれは・・・
歯医者さんでも書けるんだけどね。」

この時、救急車で急患が運ばれてくる。

看護師
「右の胸痛・・
呼吸苦があり、搬送依頼がありました!
血圧145/89
脈拍100
サチュレーション88~89」

コウノドリ176

白井
「右のエアの入りが悪いな・・・
すぐレントゲン。」

看護師
「はい・・」

白井
「今日は村上のばあさん、未受診妊婦のミズキちゃん・・・
そして外国人観光客って、バタバタしてるなぁ~
・・・・・
ゴロー先生持ってるね~」

「・・・・・」

コウノドリ176

白井
「ドレナージするから準備して。」

看護師
「はい」

ゴロー
「え・・・
ここで胸に穴をあけるんですか?」

白井
「もちろん空けるよ。
この島に病院はここしかないから・・・
救急車は必ずここに患者を運んでくる。」

麻酔をして・・

白井
「・・・・だから患者が運ばれてきたら、どんな患者でも必ず処置に当たらないといけない。

コウノドリ176

白井
「だから離島の医師は総合医でなければならない。」

コウノドリ176

白井
「離島で医師が必要なのは、まずしぼう診断書を書くためだけど、僕らはその為にここで医者をやっている訳じゃない。」

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手術が終わって・・

白井
「しばらく入院して、穴が塞がって肺がふくらめば退院できるでしょ。」

コウノドリ176

白井
「カッコいいって思ったべ?」

「あはは、自分で言います?」

「がははは・・・
でも総合医はスーパードクターではないからね。
できることはやるし・・・出来ない事はやらない。
総合医にとって一番大事なのは、まず自分の限界を知ること・・・
そして適切なタイミングで専門医に患者を紹介することなんだ。

コウノドリ176

白井
「そうすれば本土の病院に行くことも無いし、患者の精神的な負担や、医療コストも抑えられる。」

「なるほど・・・」

「だから・・・
この島でのお産は無くなってしまった。」

コウノドリ176

白井
「今ではもう物置場になってしまっている。」

ゴロー
「・・・」

白井
「年間数十人の出産のためだけに産科医を常勤させておくのは難しいからね。」

ゴロー
「この島のニーズじゃない・・・か。」

白井
「だから隣の島でイチローが内科医から産科医になって、院内助産をやっているのはこの島の妊婦にとってもありがたいことなんだよ。」

ゴロー
「・・・・
白井先生は・・・
なんでこの島で総合医を続けているんですか?」

「そうね~

コウノドリ176

それと一緒かな。
私はこの島の人たちにいつも自分が医者になった時の初心を思い出させてもらっている。」

「・・・・
なんかいいですね。
オレはただ父親が産科医なんで産科医になっただけなんです。」

「まぁ・・・
それも立派な動機の一つかな・・・
で・・・今はどうなの?」

「はい?」

「母子ともに無事で元気に生まれて、おめでとうって言う時は?」

「・・・嬉しいです・・・最高に。」

「だったら父親は関係ないじゃんか

コウノドリ176

白井
「・・・ところでゴロー先生さ・・・」

「はい?」

「フェリーの最終5時だけど大丈夫?」

「・・・・大丈夫なわけないです。」

コウノドリ176

白井
「彼みたいな医師がもっと総合医になったら、ちょっとは日本の地域医療も面白くなるかもね。」

ゴローちゃん、何とか間に合って乗船。

コウノドリ176

–176話ここまで

次回 コウノドリ 177話へつづく

○感想

イチロー先生に白川先生。

いい人に巡り合えてゴロー先生がどんどん大きくなっているのを感じる離島編。

次号はまだまだ離島の悩みが出てくるみたいです。

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