ハイキュー!! 232話 戦線

公開日: 

潔子
(いつもと何が違ったのか
空を切ったと思った脚に触れた堅い感触に 心臓がギュッとなった
転倒 きれいに一回転 痛みは無い
ただ 雲がゆっくりだったから ああ転んだんだって思った)

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会場に着いてからバッグを取り違えられたことに気付いた日向

武田
「・・・ではどこかで取り違えられたという事ですかね」

日向
「多分・・・!」

谷地
「チェックのやつだよね?
子供服チェーン店の袋だと思うから色んな人が持ってる可能性があるね・・・」

日向
「妹のなんだけど丈夫だし丁度良い大きさだったから・・・」

山口
「やっぱり・・・日向がトイレに行った時、俺荷物から目を離した瞬間があって その時としか・・・!スミマセン!!」

日向
「山口のせいじゃねーし」

頭を抱える2人

武田
「はい落ちついて 駅に確認してみましょう」

縁下
「買いに行きますか?」

澤村
「場合によってはだな」

2人
「すんませんっ・・・!!」

菅原
「だーいじょぶだ、しなねえから」

影山
「お前ケータイは?」

ポケットをまさぐる日向
「!! あの袋の中だ・・・!影山ナイス・・・!」

すぐに日向のケータイに電話する山口

武田
「駅にも遺失物センターにも届いていない様です」

烏養
「嶋田は町内会連中を迎えに行っちまったし、たっつぁんもまだ来てねぇしな・・・!」

日向のケータイと繋がる

山口
「! 出た!」

烏養
「よし、とにかく下に降りるぞ 少しでも身体動かす」

一同
「ハイ」

電話内容を伝える山口
「子供が間違って持ってっちゃったみたいで・・・!場所は・・・」

武田
「よかった!遠く無い!では」

潔子
「私行ってきます」

武田
「!」

谷地
「! それなら私の方が・・・!」

ハイキュー232

力強く答える谷地
「・・・ハイ・・・!」

潔子
「試合開始までには戻って来る」

澤村
「すまん清水、頼んだ」

日向と山口
「ズビバゼン゛ッ」

潔子
「・・・無理かもしれないけど “心配しないで” 待ってて」

真剣な目の田中と西谷
「潔子さん、どうぞご無事で・・・!!」

東峰
「その言い方、逆に不安になるからやめてくれ」

菅原
「まあ清水だし大丈夫だべ」

澤村
「ハイハイ!俺達は試合に集中!」

走る潔子

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1年の頃・・・

澤村からマネージャーに誘われた潔子は、グラウンドを走る人達に目をやるが・・・承諾する

潔子
(練習して練習して練習して 積んで来たものは 想像以上にあっけなく終わる
その事実を私は 自分で思っている以上に恐れていたのかも知れない
バレー部にはしばらくマネージャーは居なくて 自己流で色んな事を知った 
バレーのルール・審判のハンドシグナル・スコアの付け方
何かに打ち込んでいる時の心地良さ でもどこか他人事 自分は最前線で戦っているわけではないという安堵

ハイキュー232

烏養
「いいかぁーいつもより動いて汗かけよ いつも板の床と比べてこのコートは凄え滑りにくい!
いつもの感覚で床に突っ込むと怪我する。
汗で摩擦を減らすんだ」

そして・・・

「ありがとうございました!」

前の試合が終わる

澤村
「よし行くぞ!」

潔子は無事、バッグを取り違えた子供と母親に会ってバッグを交換する

走り出す潔子

(なんとなくで始めたマネージャーの仕事 
もともとそのポジションには誰も居なかったワケだし
私が居なくなっても ただ “元通り” になるだけと思っていた でも
繋がなくてはならない 託さなければならない
練習して練習して練習して 積んで来たものは 想像以上にあっけなく終わる
それがどうした
敗北を確信しているわけじゃない 
勝利を確信しているわけじゃない 
挑まずにはいられない)

ハイキュー232

ハイキュー232

公式ウォームアップが終了する

潔子
(私はコートに立たないし ユニフォームを着るわけでもない でも今 ここが私の最前線)

観客席からバッグを落とす潔子
「仁花ちゃん!」

受け止める谷地

ハイキュー232

日向
「ハァァッ・・・!おれのシューズッ・・・!」

潔子に頭を下げまくる日向と山口

ピースする潔子

シューズを履いて飛び跳ねる日向
「今なら5mくらい跳べますっ」

澤村
「マジかよ、頼むぞ よし整列」

そこに・・・

「椿学ファイッ」
「オ゛エーイ!!」

ハイキュー232

–232話ここまで

次回、ハイキュー!! 233話へつづく

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