卑屈女の名前はアリスちゃんでした。

 
 
 
 
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夏生
「だーかーらぁー
笑ってねーっつってんじゃん!!」

アリス
「んーにゃ笑ったね。
悪かったな、ブスにあるまじきキラキラネームで。」

夏生
「いや、例え美人でもなんかスゲー名前だなと思ったけど!」

アリス
「やっぱ面白かったんじゃねーか。」

夏生
「と、とにかく!
まぁよろしくなアリス!」

アリス
「いきなり名前呼びかよ」

そこに・・・

女子
「アリスちゃーん」

アリス
「おお」

女子
「バイト今終わったんだー

ドメスティックな彼女122

アリス
「おう」

夏生
「あ、友達はいるんだ・・・」

アリス
「お前失礼な奴だな。これは妹だ。」

「妹!!?」

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アリスの幼少期の話。

ひいばあちゃん
「アリス」

アリス
「なぁに?ひいばあちゃん」

ひいばあちゃん
「学校はどんだ?」

アリス
「楽しいよ?算数はちょっと苦手だけど・・・」

ドメスティックな彼女122

別の場面。

母親に連れられたアリスとルナ。

知り合いの女性
「へぇ・・・年子なの~女の子二人?」

母親
「そう・・・ほら・・・ご挨拶して」

ルナが母親の後ろから顔を出す・

知り合いの女性
「あらーかわいい!
モデル事務所とか受けてみたら!」

母親
「こっちが妹のルナでこっちが姉のアリス」

知り合いの女性
「へぇ・・・お利口そうなお姉ちゃんねー・・・」

みにくいアヒルの子に向けられる視線は・・・
いつも微妙なものでした・・・
それでもよかったのです・・・仲良しのトモダチがいたから・・・

ドメスティックな彼女122

近所に住むその子とはいつも一緒で、まるで兄弟の様でした・・・

時は流れ・・・

中学生のアリス。

放課後、教室で帰りの支度をしている

アリス
(源太・・・部活あるかな?
なかったら一緒に帰るか)

源太の教室に向かうアリス・・・

源太の教室の前まで来た時、中から源太と友達の話し声が。

源太
「んなワケねーじゃん!」

アリス
(源太?)

教室の中から聞こえる声
「だってお前よく話しかけられてね?
あの椿姫ってクソブス、絶対お前のこと好きだろ」
「そうだお前絶対ロックオンされてるわ!」
「やめろよ気持ちワリィ」
「あんなブスに好かれるとかマジ地獄だろ」

ショックで震えながら茫然と立ち尽くすアリス・・・
(別に好きじゃねーわ!!)

家に帰ったアリス

アリス
「ただいまー」

用意してくれたおやつも食べず、家族の輪にも加わらず、沈んだ気持ちのまま夜になり・・・

アリス
「ちょっと散歩行ってくる」

母親
「暗いから気をつけなさいよー?」

夜道を歩くアリス、あの言葉を思い出す
”あんなブスに好かれるとかマジ地獄だろ”

ドメスティックな彼女122

ドメスティックな彼女122

涙をぬぐって起き上がったアリス。

この瞬間にアリスの心は屈折してしまったのだった。

翌日、源太が話しかけてくる。
「アリス!

ドメスティックな彼女122

何の事かわからない源太は去っていくアリスを見ていた。

こうしてみにくいアヒルの子は、傷を鎧に変えました・・・

藤井家。

夏生はルイの部屋に来ていた。

夏生
「一筋縄ではいかなそうだけどな」

ルイ
「”卑屈を直す”ってどうすんの?
話聞く限り結構根深いんじゃない?」

夏生
「うーん・・いろいろ考えてはいる。
要は自信が付けばいいんだと思うんだけど・・・
俺・・・お節介過ぎかな。
正直自分でも分かってんだ。
でもどうしても無視できなくて・・・」

ルイ
「いいんじゃない?
あたしそゆとこ嫌いじゃないよ。
転校してすぐの時、そのお節介に助けられた身としてもそういうのが夏生のいいところな気がするけどな。

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