冒頭、回想から。

 
 
 
 
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日々人が小学生の頃。

ムッタが同年代の3人組にからかわれて肩を落としてトボトボ歩いているところを遠巻きに見ている。

宇宙兄弟287

日々人
(少年の頃・・・・
”侘しさ”を知った。
”憤り”も知った・・・
そして同時に”諦め”を覚えた。)

少年ムッタ、日々人に
「お前は手ェ出すなよ。
強え~んだから。」

ムッタは踵を返して

宇宙兄弟287

拳を握り締めて兄を見守る日々人。
(ふと気づいた。
”諦め”ってもしかして・・・)

現在の日々人。

グループでマキ集めをしている。

宇宙兄弟287

マクシム
「プロフィの横に湖があるだろ。」

フランツ
「スター湖ね。」

マクシム
「毎年あの湖、水面が凍ったら穴あけて服を脱いで飛び込むんだ。
今年はお前もやれ。」

日々人、青ざめる
「ウソでしょ!?
ムリだって。
しんじゃうよ、そんなことしたら!」

マクシム
「何十年も続いてるが、冷水式で命を落としたやつは一人もいない。」

フランツ
「風邪をひいたのは2人いる。」

宇宙兄弟287

マクシム
「男のロシア人宇宙飛行士は大体皆やる。
”男”と”運気”を上げるためだが、もはや今じゃ”証明”だ。
宇宙飛行士としてのな。」

日々人
「・・・・・
でも俺、日本人宇宙飛行士だもんな~。」

教官
「お~い君たちー
薪はそんなもんでいいだろう。
次はティピーテントを組む工程だ。」

「はい。」

ロシアの謎訓練その3
”ウィンターサバイバル72”

昔ソユーズが帰還時に予定軌道を大きくずれ、遭難。

宇宙兄弟287

この話しかけてきた生徒はユル・マイゼール。
ミステリアスな男。

 
 
 
 
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マイゼール
「俺は思ってるね。
誰にも言ったことないけど。
あ・・・今言ったけど。
ちなみに俺のばあちゃんは日本人だ。」

日々人
「え・・・っ本当に!?」

マイゼール
「ああ、だから遠い先祖でお前とつながってるかもな。」

日々人
「一気に親近感わいてきた!」

マイゼール
「実家にはこたつもあるぜ。」

焚火をして皆で休憩。

フランツ
「は~寒いね。
マイナス20度だよ今。
寒いわけだ。」

宇宙兄弟287

日々人
「このサバイバルキット・・・
釣り具まで入ってんだね。」

マイゼール
「”釣りなんてやる暇ないから不要だろこれ”って思ってるでしょ。
俺思ってる。」

フランツ
「あ・・・これうまいね、これ!
非常食にしてはレストランの料理よりうまいんじゃない?
買おうかな。」

マクシム
「この寒さで舌がバカになってるんじゃねーか?
バカ舌。」

日々人「ぷ・・・っ」

食べ終わってテントの設営。

木を組んで、シートをかぶせる。

「よっしゃOK!」

宇宙兄弟287

夜になって、テントのなかで2人づつ交代で寝る。

マクシム
「ヒビトは・・・
NASAをどう思ってんだ?
そう簡単に許せるもんじゃないだろ。」

日々人
「・・・・
別に何とも思ってないよ。
フラれたからって相手を嫌いにはならないだろ?
俺は今もNASAを好きなままだよ。
ただ・・・
諦めただけだ。」

マクシム「・・・」

日々人
「諦め切れないことのために、諦めることもあるんだよ。」

宇宙兄弟287

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