ある日突然失った最愛の人、うらら。
暗い絶望の淵。
でも一筋だけ、山田に微かな光が射しこむ。

 
 
 
 
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託摩から、白石が望んで皆の記憶から自分を消したことを聞いた山田。

立ち上がれない。

託摩
「そういうことだ・・・
白石うららは自ら望んで記憶から存在を消し、この学校から去って行ったんだよ。」

託摩は立ち去ろうとするが、山田のあまりの落ち込みように声をかける。
「そううなだれるなよ。
二度と会えねえとは言ってねえじゃんか。

山田くんと7人の魔女237

託摩
「海外で進学するために卒業証明書が必要だろ?
そいつを受け取るために、あの女はもう一度学校に現れるだろう。
その日を楽しみに待つんだな。」

そこまで言うと、うつむいたままの山田を残して託摩は去って行った。

翌日、超研部室。

山田が、伊藤と椿と宮村には事情を話した模様。

皆うつむいている。

伊藤
「・・・・そんなことが・・」

 
 
 
 
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椿
「だからおれ達白石さんって子のこと何も思い出せないんだな。」

宮村「・・・」

山田
「ああ、そういうことだ。」

伊藤
「でもひどい話よね。
いくら急に転校が決まったとはいえ、あたし達の記憶を消しちゃうなんてさ・・・」

椿
「伊藤ちゃん!? (汗・・・」

伊藤
「だってそうじゃない。
あたしたちずっと一緒にいたんでしょ。
ましてや山田なんて付き合ってたわけだし・・・」

伊藤
「二度と会えなくなるわけじゃないんだから、お別れの挨拶くらいしてくれても・・・」

椿
「それがつらかったからだろ・・・
きっと白石さんはそれだけ繊細で優しい子なんだ。
じゃなきゃ今頃おれ達も山田みてーに転校しちゃったショックで・・・」

伊藤
「そうだわ!!
儀式をやればいいのよ!!
みんな白石さんのこと思い出した状態で卒業式を迎えるためにさ!!」

椿
「本人が望んでねえのにか?」

「は!!」

山田
「そういうことだ。
白石は自らの意志で記憶を消し、この学校を去って行ったんだ。
みんなに何も言わずにな。」

宮村
「ふむ。
だけどどうもおかしいんだよな・・・
山田だけが白石さんのことを覚えてるのは記憶を消したおとといの放課後からなんだろ?」

「ああ。」

宮村
「オレもいなかったんだけど?」

「え?」

「山田が午後の授業サボったって知ってさ。
つまんねーからオレもフケて早退したんだよ。
なのに俺まで記憶が消えてんのおかしくない?」

「ど・・どういうことだよ・・・?」

そこに
「山田、ちょっと来てくれ!」

と現れたのは

山田くんと7人の魔女237

潮の話を聞いて驚く山田。
「そ・・・それじゃあ・・・
魔女の能力が消えたって言うのか!!?」


「ああ。
昨日までは確かに存在していたんだがな。
今日になりほとんど消えてしまったようだ。
俺だけではない。
他の魔女も同様だ。」

山田くんと7人の魔女237


「一体どうなっている?
何か事情を知らないかと思ってな・・・」


「・・・・山田?」

山田くんと7人の魔女237

山田は急に走って行ってしまった・・・


「え・・おい!?」

山田が向かった先は琢磨の元。

託摩
「待っていたよ、山田君。
オレに会いに来たんだね。」

山田
「ああ・・・!」

託摩
「もちろんオレも同様に、能力を失ってしまったようだ。
なぜそんなことが起きたのか知りたいんだね?」

山田
「いや・・・それならもうわかってるよ。

山田くんと7人の魔女237

託摩
「お・・・驚いたな。
まさか気づいていたなんて。」

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