銀魂 581話 まよい兎

公開日: 

神威
「俺達の母親は、惑星徨安のアルタナの暴走を受け生まれた変異体。」

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あの星のアルタナを食らう限りしぬ事のない、」

神楽

だがあの星のアルタナがなければ生きられない。
星を離れては生きられない。
”星と共にしぬ一族”とはつまりそういう事さ。
あの人があのしの星で、一体どれくらいの間一人で生き続けてきたのか、それは解らない。
解っているのは、そんなしの星に咲いていた、たった一輪の花をあの男は根からひきちぎり、枯らした。」
俺達の母親を殺したのは、俺達の父親だ。」

虚 対 星海坊主。


「やはり宇宙は広いものですね。
まさか私と同じ性質を持った変異体が他にもいただなんて。
そして しぬはずのない不し者の最期を見届けた者が ここにいただなんて。
「彼女はどんな表情で逝きましたか。
無限に続いた虚な時が終わった安堵の表情?
それとも愛する者にころされた、あなたに向けた憎しみの表情?」

星海坊主

回想。

幼い神威と星海坊主。

神威
「なんで・・
なんで 母さんを好きになったの。
父さんが母さんをあの星から連れ出さなければ、母さんはああならなかったの。」
父さんが母さんを・・・」

星海坊主
「その通りだ・・・
一人ぼっちであの星に生きていたアイツを、放っておけなかった。
護ってやりたかった。
だが護られていたのは俺の方だったのさ。
俺はあのしの星では生きられない。
だが母ちゃんもまたしの星以外では生きられない。
だから母ちゃんは俺に何も言わずに黙ってついてきたんだ。」

江華

責めるなら母ちゃんのそんな思いに気づけなかった俺を責めろ。
だがもし、あの時その事に気づいていたとしても、俺は・・・母ちゃんは今と同じ道を選んだだろう。
それでもおまえたちに会えるのなら。」

神威

神威
”あの男のように強くなれば家族を護れる。
そう思っていた。
だが
母さんを苦しめていたのは 誰でもない
俺達家族だった”

チンピラたちが阿伏兎に仕返しをしようと狙っている。

チンピラ1
「あの男だ、やるぞ。」

チンピラ2
「で・・・でもアイツ春雨の構成員だろ。」

チンピラ1
「下っ端のザコがチンピラのイザコザでしんだって誰も気に止めねェよ。
俺らのシマで勝手やってくれた落とし前つけさせてもらおうぜ。」

「オイ」と背後から声をかけてきた男にチンピラたちは一瞬でやられてしまう。

阿伏兎
「・・・ったく、つくづくこの星の不良少年ってのは教育がなってねェな。

神威

いや そいつは妹の仇をとりにきた兄貴の目じゃねェな。
どうやらこの連中よりお前さんの方がよっぽど悪党になれる素養がありそうだ。」

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神威
「悪党だって何だっていいよ。
強くなれるなら なんにだってなってやる。」

神威

あの男じゃない
俺もしらない強をしりたかった。

阿伏兎、神威の攻撃をひらりとかわし
「オイオイ何のマネだ。
ホントに悪党になるための指導でも受けに来たってのか。」

春雨の構成員
「オイ阿伏兎がガキと曲芸始めたぞ。」
「やれやれ!!ガキやっちまいな。」

神威、再び攻撃。

阿伏兎
「笑い事じゃねェ。」
(コイツは 並みのガキじゃねェ)

神威

神威は投げ飛ばされる。

鳳仙「いい蹴りだ」

「小僧 お前の喧嘩 春雨第七師団長が買おう。
雑兵、たとえ童であろうと本気の拳で向かってくる相手は、

鳳仙

鳳仙
「強くなりたいか小僧、ならば己の弱さをしる事だ。
強くなったと思ったらまた来い。
何度でもまた地べたに叩き戻してやる。」

鳳仙は去り際に呟く。
「似ていたな。あの男の目に。」

神威
”自分の弱さと共にしった。
俺にはあの人を護れない。
あの男にはあの人を護れない。
オレたち家族にはあの人は救えない。

神威

神威

神威はベッドで寝ている母親に

神威
「母さん。
俺と一緒に 来てくれないか。
船を用意してある 母さんの星に帰ろう。」

江華
「・・・神威、いつからしっていたの。」

神威
「あの星に帰れば母さんの病気もきっとよくなるよ。
枯れかけた花だってもう一度土に戻せば・・・」

江華
「私もあの星も、もう枯れ果ててしまった。
今さら戻っても私の身体はもう・・
・・・神威、母さんをここにいさせて。
私はあなたたち家族の隣にいたいの。」

神威
「隣になんていなくたっていい。家族なんかじゃなくなったっていい。
それでも俺は 母さんに生きていてほしい。
だから諦めないでよ。
きっと俺が・・・母さんを助けるから。」

星海坊主

江華
「なんで、そんな所まで似てしまうかな。
あなたも、やっぱりいってしまうんだね。」

咳き込む江華。

神楽は
「マミー!!」
と叫び、駆け寄る。

神威は船に連れて行こうと、江華の手を引っ張っている。

神楽
「神威・・・何やってるの。
マミーをどこにつれていくの!」

星海坊主が買い物から帰って来る。

星海坊主
「なんで俺が帰っている時を選んだ。」

神威
「・・・しってるからだよ。
母さんを救うには、家族である事を捨てるしかない。」
アンタを 越えてゆくしかない。

神威

神威

–581話ここまで

次回 銀魂 582話へつづく

○感想

最近のお話は読んでて辛くなる。

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