食戟のソーマ 159話 成長

公開日: 

黒木場が食戟をしている一方で・・・
今回は薙切えりなの寝室から

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ベッドの上のえりな、何やら考え事をしている様子。

仰向けになり、創真の言葉を思い浮かべる。

えりなと一色

えりなは驚きの余り、呆然としている。

一色
「・・・あれ?
薙切くん?おーいっ、薙切くーん。
もどっておいでー」

えりな
(心臓が飛び出るかと思った・・・)

えりなは皆で偵察に行ったことを説明。

一色「なるほど偵察か!
どうりで誰もいないわけだね。
確か今頃は・・・
アリスくんが絡んだ食戟も行われてるはずだ。」

えりな
「え!?アリスが・・・!?
どうして・・・」

一色
「・・・現地の様子が気になるかい?」

食戟会場。

連太郎

田所
「黒木場くん!」

創真
「いいぞー!」

タクミ
「審査員を満場一致で唸らせるとはな!」

梁井メア他2名「・・・・」

大泉
「層の正体はクレープじゃ。
それもほうれん草を練りこんでおる!」

もも
「ほうれん草のクレープ・・・
ふうん・・・それで緑色なんだ。
なっとく・・・」

メア
「それが・・・
どういう効果があるっていうのよっ!?」

クレープの効果

田所
「そっか・・・!
さっき食べた時ふわっとしたやさしい渋味を感じたけど・・・
あれはほうれん草の風味だったんだ!
鮭のまろやかな脂をきゅっと引き立ててたよ。」

創真
「ふーむ・・・
聞いてるだけでめちゃくちゃ美味そうだな・・・」

連太郎
「・・・勿体ぶらなくていいっての。
まだ何か仕掛けがあるんだろ・・・!?
あの激流のような鮭の旨味・・・エキス!
ほうれん草だけじゃ到底説明がつかねぇ!」

黒木場
「その通り・・・
仕掛けはもう1つある。
クレープに練りこんだのは、ほうれん草と・・・
“シーズニングスパイス” だ!」

連太郎
「シーズニングスパイス・・・だと!?」

シーズニングスパイスの説明

スパイスの説明

創真
「スパイス・・・!」

黒木場
「材料はタイム・オレガノ・ガーリック等に塩・砂糖・・・
そして乾燥ベーコンのパウダーだ。」

連太郎
「ベーコンだって!?」
(俺の鮭料理と同じ・・・!)

大泉
「うむ!奇しくも両者とも鮭にベーコンを合わせたのだ!
着眼点は同じだがその内容は全く別!

連太郎の料理

メア
「・・・なのに・・・!
連ちゃんの皿のどこが劣ってるって言うのよ!?」

早乙女
「鍵となったのは・・・
“不均一さ” だ。」

創真「不均一・・・?」

早乙女
「人の舌というのは均一に混ぜられた物よりも、不均一な物の方がコクや風味をより感じるように出来ているんだ。
ラーメンのスープに浮かべたごま油やタレは敢えて均一にかき混ぜず提供したり、コーヒーに入れるミルクを混ぜずに飲むことを好む人が多いのも同じ理屈だね。」

創真
「・・・確かに卵かけごはんもざっくりかき混ぜた方が旨いもんな。
醤油も敢えて均一にしないでテキトーにかけるのがいいんだよなー。」

大泉
「黒木場が狙ったのはまさにそれじゃろう。」

黒木場
「このクレープには・・・
シーズニングスパイスをまばらにふってある。
そうする事で“鮭のうま味だけをストレートに味わえる部分”と“鮭エキスとベーコンのうま味が合わさってガツンと味が深くなる部分”の2つが生まれるわけだ。
だからこそ噛みしめるごとに美味さが段階的・重層的に舌へと響く たたみかける様に鮭の持ち味が炸裂する!
その味の世界は・・・
ベーコンをのっぺり巻きつけただけの鮭じゃ絶対に表現できねぇ!」

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大泉
「審査の最大のポイントは“鮭の旨味をいかに逃さぬかどうか”
・・・!
一見、連太郎の方が優れているようだが、黒木場はパイ生地とクレープでしっかりと旨味を受け止めながら更に鮭の旨味さを加速させよった!」

審査員
「確かに・・・2つを食べ比べた時はっきりと分かったのです。
楠連太郎の鮭は極めて単一的・・・表面的な味だと!」

連太郎
「何だと・・・ッ! 」
(くそっ・・・!わざと不均一にさせたスパイスの効果まで考え抜いただと!?)
どうなってんだよ!?
うま味同士をぶつけ合うだけの料理人だったはずなのに・・・!
こんな繊細な発想、以前のテメェには・・・選抜の時にはなかったはずだ!」

黒木場
「・・・確かにな・・・」

ひと月ほど前・・・

スタジエール(実地研修)の真っ最中。

カレー屋にて。

インド人の店主
「こらー!何ヤッテル!?
ワタシの店にスタジエール来させてやってるダカラもっとセカセカ動くー!」

黒木場の研修

どうせなら選抜で優勝シタ子来てホシカタねー。
その子スパイスのプロフェッショナルなんダロー?
オマエと違てー!」

黒木場はキレそうになるのを必死に抑えている。

閉店後、黒木場は一生懸命掃除をしている。

そこにアリスから電話が。

アリス
「ごきげんようリョウくんっ。
ちゃんとスタジエールしてるかしら♪」

黒木場
「・・・まぁ・・・それなりに」

アリス
「お客さまに愛想よくしてる?」

黒木場
「・・・敬語はちゃんと使ってますよ」

アリス
「店主の方にブチ切れたりしてないでしょうねぇ。」

黒木場
「・・・ブチ切れてないすよ。
一応まだ。」

アリス
「このままじゃ終われないものね・・・私たち。
選抜で負けた悔しさを晴らさなければならないもの。」

黒木場
「・・・そっすね」

黒木場
(やってやる・・・!
この店に来たからにはスパイスの奥深さ・・・
活かし方、絶対モノにしてやる!)

創真
「へへ・・・選抜から何も変わってないわけねーよな。
だよな黒木場・・・!」

黒木場
「とにかく・・・
もうあの頃の俺とは違う。
今の俺からしたらテメェの鮭は
凍ってるのとおなじだぜ。」

連太郎
「ぐぅうううう・・・っ!」

大泉「判定じゃ!」

黒木場

観客の生徒
「すげぇ・・・!
セントラルに選ばれた2年生を・・・
倒しやがった。」

アリス
「お疲れさまリョウくん。
私の言いつけを守ってちゃんと勝ったわね♪」

黒木場
「ギリギリでしたけどね・・・
次やったら勝てるかどうか分かんないっす。」

タクミ
「とにかく・・・!
1勝はできたわけだ!セントラルに一矢報いたぞ!」

薊

皆一斉に薙切薊に注目する。

創真
「あ、中村先輩いたのか」

タクミ
「どうでもいいがなぜ旧姓で呼ぶんだ。」

アリス
「・・・薊叔父様 お久しぶりですわね・・・」

–159話ここまで

次回 食戟のソーマ 160話へつづく

○感想

卵かけごはんってザックリ混ぜたほうがおいしいのか・・・

醤油かけてから泡立つまでかき混ぜてました・・・

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