繋がる個体 32話 不器用な大人たち

公開日: 

「お姉ちゃんとこ行ってくる」
夜8時、たった一人。
ここみが本当に向かう先は・・・。

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原田がバッティングセンターで打っている(空振りしている)。

ここみ
(ちゃんと言わなきゃ。)

原田
「打つ?」

ここみ
「ううん。いい。」

原田やっぱり空振り。

ここみ
「全然打ててないよ。」

原田の言い訳
「サラリーマン生活長かったし、実はバッセン来るなんてスゲー久しぶり。
なまってて情けない。」

ここみ
「サラリーマンだったんだ?」

原田
「フツーに。」

ここみ
「・・・何で辞めたの?」

ここみ

原田
「会社っていろいろあって・・・
どんなに立派な法律があっても、その通りには行かなくって。
リストラだ何だってあるわけで・・・
見ててすごく嫌な気分になることとか起こるわけよ。
一人を辞めさせるための空気とかさ。
そんな空気吸うくらいなら、オレが辞めちまえって・・・
そういうめんどくさいだよ。
仕事がしたくなかったわけじゃない。」

ここみ

ここみ
「そんなんじゃ損するよ!」

原田
「不器用なのはお前の方だろ。」

ここみ
「なんで私が!失礼な!
むしろ私って今まで器用に生きすぎてるくらいで~。」

原田
「いっつも我慢してるだろ。
器用すぎる奴ほど、我慢の仕方が不器用だ。
いっつもヘラヘラしてるくせに、また泣くほどなんか我慢してるのかって思ったら・・
ほっとけないわ」

原田とここみ

ここみ
(原田さん、優しい大型犬みたいで、受け止めてくれそうだから・・・甘えてた。
連絡先知らないから、断るつもりで来たのに。
・・もう二人では遊びませんって、言えなかった。)

ここみ
「先に帰って。
私、ウソついて出てきたの。」

原田
「オレ、コンビに行くから。」

ここみ
「ただいま。」

孝太郎

孝太郎は
「ココちゃん。」
とだけ言うと、ここみを引き寄せ、抱きしめた。

孝太郎とここみ

孝太郎
「一緒に暮らしたら、もっと安心できると思ってたのになあ。」

と言って、先に寝室に。

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翌朝。

孝太郎
「しばらく実家に戻るから。」

ここみ
「・・・」

孝太郎
「あ、いや、ちょっとだけだけど・・妹に話しときたいし。」

ここみ
「ん、わかった。じゃ、ちょっと私も帰ろっかな。」

実家の孝太郎。

妹に責め立てられている。
「おい、お兄。
私に何か言うことはないのか?」

孝太郎
「・・・」


「妹に対する不当な態度詫びたいと思わんか?
それか、何があったか教えてくれても構わんよ。」

孝太郎
「うっせえな!」

孝太郎たまらず家を出る。

友人宅に行っても、ここみとのことを根掘り葉掘り聞かれ、結局満喫に泊まることに。

しかし、そこでもまた、隣のブースで事が始まってしまい、すぐに退散。

困り果てた孝太郎が電話した相手は・・甲斐みさを。

孝太郎とみさを

–32話ここまで

○感想

原田が優しいかは、どうでしょう。

リストラされそうな人の代わりに辞めたというのは、逃げる言い訳のような気もします。

そういうこと言ってたら、人とのかかわりを絶って生きなきゃならない。

今度は孝太郎とみさをが接近ですか。

ここみの動向も気になります。

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