宇宙兄弟 257話 発する言葉

公開日:  最終更新日:2015/08/26

せりかは北村絵名と実験の作業に没頭している。

jikkrnn

カートリッジの交換をして・・・
せりか「終わり!」
北村「やったぁ」
2人でハイタッチ。「あはははは」

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文科省の大臣が役人2人を連れてJAXAを訪問。
JAXAの独自の判断で、せりかにALSの実験を再開させ、
それがマスコミでたたかれている件に対する抗議のようだ。

役人
「そもそも実験中止の発表もまだされてませんでしたよね。」

JAXA側の言い分としては、JAXAが「ALSの実験を止めた」
と発表したら、「伊東飛行士の不正を認めた」
と世間に誤解させてしまうおそれがあり、
やってないことが、やったことになってしまうことを避けるためだという。

大臣
「発表しなければ、中止してないのと同じ!」

JAXAの江上からせりかへの通信。
「今、文科省の方々が抗議に来てるんです。
実験は中止したほうがいいと思います。
それでも続けるというのなら、はっきりいって、
伊東せりか、君の宇宙飛行は二度となくなるよ?」

北村絵名が横から
「ちょ、ちょっと待ってください。私たち昨日までずっと・・」

江上
「これ以上実験を続けるなら君もだよ、北村君。」

せりか
「あの・・・江上さん。星加さんとかわってもらえませんか?」

江上
「星加さんはね、今会議中だから。彼がのんびりやってたおかげで
ネットは荒れっぱなしだよ。JAXAもボロクソ。
早くこれ終わらせましょうよ。
後はそちらに任せますよ。」

役人
「JAXAが中止の発表をしないのであれば、文科省から発表させてもらいますが。」

大臣
「発表しなければ、中止してないのと同じです」

JAXA側は「お言葉ですが・・・」と反論する。
「世間の誹謗中傷やクレームのようなものをいささか気にし過ぎではないでしょうか?
人の悪口というのは、仲間内で言う人は凡人、口に出さない人は賢人、
そして、不特定多数に向けて発信する人は”暇人”ですから。」

しかし、その暇人たちの言葉をマスコミが取り上げ、誹謗中傷の対象は
文科省にまで及んでいることもまた事実なのだ。

JAXA側は
「ネット内でのできごとなど、見なければ、言われてないのと同じです。」
と返した。

minakereba

実験室内のせりかと北村絵名。
電話を切った後、せりかはしばらく黙って考え事をしていたが、
おもむろに口を開いた。
「わたしね・・・思ったんだ・・・。”発する言葉”は”自分自身”なんだって。
皆がネットに打ち込む文字も結局、その人でしかない。
鏡を見てるってことに、気づいていない人が多いだけ。
そう思ったら・・・何かちょっと楽になった。」
さらにせりかは続けた。
「絵名ちゃん、いつもありがとうね。側にいてくれて。」

役人に対するJAXA側からの説明が続いていた。
「確かに伊東飛行士はALS実験を再開しましたが、それは今日になってからのことです。
それまでの3日間は他の実験をひたすら進めていました。
すさまじい集中力で。そして、驚くことに用意されていた他の実験の8割をすでに完了させています。
つまり彼女たちは残りの時間、ALS実験をやる以外にないんです。」

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JAXAにせりかからの通信。
大型モニターにせりかの映像が映し出される。
せりか
「ALS実験について、私の決断をお話しします。
私はやります。誰に何を言われようと、
誰も何も言ってくれなくても、
私はやります。」

serika

–257話ここまで

○感想

人の悪口を不特定多数に向けて発信する人は”暇人”
おっしゃるとおりです。
暇人の言葉がマスコミで取り上げられたりするから、
暇人たちも活気づいちゃうんですね。

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